「今日のトレーニング終了っスか」
「ああ。今日は特別メニューで練習したんだ」
「お疲れ様、大くん。いつものヤツそこに置いてあるからね」
「ありがとうルイルイ。これで疲れも吹っ飛ぶよ」
「うん」「精が出るなぁ。大地」
「まぁね。ショウさんに釘刺されたから」
「ヒカルにショウ、今頃どうしているんだろうなぁ(°▽°)」
「きっと戦っているよ。あの人達の地球を守る為にね」
「そういえば彼らの地球でも大きな戦いがあったんだよな」
「ああ。特訓の合い間にショウさんが教えてくれた話だね」
「何それ? あたし聞いてないよ」
「僕も詳しく聞きたいっスよ」
「大地、二人にも話してあげたらどうだ?(°▽°)b」
「そうだね。これはヒカルさんとショウさんの地球で繰り広げられた戦い…10人のウルトラ戦士が力を結集した戦いなんだ」
「慈愛の戦士ウルトラマンコスモス。貴様の温い攻撃でこの俺を倒す事などできぬ!」
エタルガーに成す術なく倒されたコスモスは女戦士アレーナの持つ鏡の力によって封印されてしまう。
「コスモス…!」
そこへ彼らを追ってきたゼロが駆けつけるが…。
「見つけたぞ、エタルガー! 今度こそ逃がさないぜ! フン」
「ウルトラマンゼロ。貴様との対決はメインディッシュ…最後のお楽しみだ」
「ああ! ふっ…うぅぐっ!…くうぅ! また逃げられたか。このままじゃ不味いぜ」
「全宇宙の平和の為、邪悪なウルトラマンを全て封印する! エタルガー、次のターゲットは?」
「ウルトラマンギンガ。未来から来たというウルトラマンです」
「フッ」
イエローバスターとウサダ・レタスコンビですねw
「イエーイ♪」「お帰りー」
「お帰りヒカル」「お帰りィィ♪」
「隊長」「ん?」「お土産のハーブティー」
「おおぉぉ」「おおぉー♪ 何だこれ?」
「アリサさん」「ありがと」
「ハイッ」「ありがとうございます」
「持つべきはできた後輩だな、やっぱ♪ ハハハハ」
「アンタ遊びに行ってきた訳? 一年間も海外で研修受けて少しは成長したんでしょうね」
「そりゃあもうバッチリ」
「はい、ヒカルさんどうぞ」
「おっサクヤ久しぶりだな…って何でここに居るの?」
「陣野隊長にスカウトされたんです。まだ見習いですけど」
「これからは我々とビクトリアンが手を取り合い、地球の危機に立ち向かっていく」
「ち…ちょっと」
「実はもう1人新入隊員がいるんです」
「えっ? マナ!? どうしてここに居る訳!?…何で普通に馴染んでるの!?(°Д°;)」
「マナさんは自分のメモリーをビクトリウムに保存していたんです」
「僕の研究の全てを注ぎ込みました。彼女の命がしっかりと受け継がれているんです」
「ヒカル隊員、よろしく」
「あ…よろしく」
「新生UPGの誕生という訳だ」
「ショウの奴、帰ったらビックリするぞ」
「だな」「「アッハハハハ」」
「ポイントT-9上空に異常発生」
「時空の歪みが観測されました」
「至急調査に当たってくれ! UPG出動!」
「「「「ガレット!」」」」
「何だあれは…?」
「時空の裂け目は平行宇宙へ続いているようです」
「我々とは違う世界からやって来たというのか」
「あなた何者?」
「お前達に用はない。ウルトラマンギンガを差し出せ!」
『やむを得ん。反撃開始!』
「「「「ガレット!」」」」
「おい、やめろ!」
アレーナは驚異の格闘術と鏡の力でヒカル達を翻弄する。
ミラーマンかよw Σ\(゚Д゚)
「ウルトラマンがあんなに…」
「ウルトラマンは平和を乱す敵だ。全宇宙の平和の為、全てのウルトラマンを封印する!」
「何の話をしてるんだ!?」
「ウルトラマンは敵じゃないわ!」
「奴らの味方するのか? なら容赦はしない!」
「あなたは…?」「何だ!?」
「ウルトラマンを封印する時空の戦士、我が名はエタルガー!」
「エタルガー!?」
「アレーナ様、人間共の始末は私にお任せを。ハアッ!」
「ビクトリウムスラッシュ! トォリャッ! シェアッ! 遅れて済まん。派手なパーティーだな」
「ショウ…ったく遅いぞ!」
「ビクトリー…この世界のもう1人のウルトラマン」
『ウルトラァイブ! ウルトラマンギンガ!』
「ギンガァァァ━━━━!! ショオォラァァ!!」
「ギンガと…ビクトリー」
「現れたわね」
「行くぜギンガ!」
「一気に決めるぜ! ギンガファイヤーボール!! イヤッ!! オオオオオオォ! 効かない…グァッ!」
「ヒカル、下がれ! あの鎧を破るには直接攻撃しかない!」
「これで決める! フゥゥン、フンッ!フンッ! 何ぃ!?」
「二人の力を合わせるんだ! バラバラに戦ってもエタルガーには敵わない!」
「「ダアァァァッ!! あっ!うっ!」」
「ヒカル! ショウ!」
「危ない! 二人共逃げろ!」
「お前達がウルトラマンか」
ヒカルとショウを守る為に気孔波を放つサクヤだがアレーナの鏡に跳ね返されてしまう。
だがその弾みで落ちたサクヤのビクトリウム水晶の響鳴がアレーナを苦しませる。
一瞬シュナウザーのフロントガラスにアレーナの本来の姿が映し出された。
「何だ今のは…?」
「アレーナ様!」
「無事でよかった。エタルガーはこれまで7人のウルトラマンを封印してきた強敵だからね」
「君は…一体?」
「初めまして。僕は春野ムサシ。ウルトラマンコスモスと一緒に戦ってきたんだけど…」
「やっぱりあなたもウルトラマンなんですね」
「だけどコスモスは時空城に捕らわれ、僕は分離してしまった」
「救出する方法はないのか?」
「僕1人の力では鏡の力を破る事はできなかった」
「大至急取り掛かります」
「封印を解く方法は必ずある」
「皆さん、ありがとう」
「ヒカル、何か気になる事があるのか?」
「彼女、一体何者なんだろう?」
「ん?」「あの女の事か」
「確かに様子が変だったけど」
「彼女の名はアレーナ。鏡の力を操る平和な種族 惑星ザルトの王族なんだ」
「アレーナ様…お気を確かに。あの忌まわしい記憶をお忘れではありますまい。ハァアッ」
「ああぁあああぁああっ!!」
エタルガーは鏡の力を利用する為にアレーナに偽りの記憶を植え付けていた。
「ウルトラマンは私の故郷を奪った宿敵…必ず封印する」
「フッハッハッハッハハハ」
「ギンガは何処だ!! 私は仇を討つ!!」
「アリサ!」「引いてください」
「マナ!? ショウ、水晶を!」
「おう!」
「私…今まで一体何を…?」
「もう心配いらないよ」
「君はエタルガーに利用されていただけなんだ」
「安心しろ! 俺達が絶対に守り抜いてやる!」
「鼻の下伸ばしちゃって」
「あなた方は?」「我々は地球を守る特捜チームUPGだ」
「俺の名は礼堂ヒカル。ウルトラマンギンガだ」
「ウルトラマン!?Σ(°Д°;)」
「どうしたんだ?」
「ウルトラマンは私の故郷を滅ぼした…」
「そんな…ウルトラマンが平和な星を滅ぼす筈がない!」
「君はエタルガーに騙されているんだ!」
「エタルガーは私の命の恩人なのです!」
「それはエタルガーに植え付けられた偽りの記憶だ。君の故郷は滅ぼされてなんかいない。アレーナ、君には帰るべき場所がある」
「アレーナ様、ウルトラマンを封印するのです!」
「エタルガー…」
「やめろォォ!!」「邪魔をするなぁ!!」
「ふぇぇぇあありゃっ!! ヘァッ! フン」
その時、時空の彼方からゼロが現れた。
「でもエタルガーは強敵っスよ。流石のゼロも…」
「分かってないなぁ。ゼロ様は超強カッコいいんだから、あんな変なマフラー巻いてる人には負けないよーだ」
「よく分かってンじゃねえか。よぉっ! 久しぶりだな。大地、エックス」
「ゼロ様だぁぁぁ♡ アハハハハハ♪」
「おお、おう」
「急にどうしたの? ゼロ」
「俺達と一緒に?」
「シェアッ! あぁぁりゃっ!へへ、待たせちまったなぁ!」
「またデカい戦いになりそうだな。気ぃ引き締めてかかれよ。大地」
「ああ」
急いでくださいヒカルさん、ショウさん! 二人の心が1つになればエタルガーを倒せる奇跡の力を手に入れる事ができるんです!
次回新ウルトラマン列伝『決戦!ウルトラ10勇士!! 第二章・究極の戦士』」