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Channel: yocchanの時々ブログ
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さぁて、今回のウルトラマンXは。

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この前、解析した宇宙電波の正体が大地の母からの通信だと分かった大地は宇宙電波研究所跡地で母からの通信を辿ろうとしていた。

「一息入れない? もう三日目だよ。ろくに寝てないんでしょ」

「ありがとう」「お母さんの声、本当にここから発信されたの?」

「ここは時空の特異点だと思う。だからウルトラフレアの時もこの場所だけ別の時空に飛ばされた…」

「時空の特異点…?」

「母さんはずっと宇宙の電波の中には未来から飛んできたものがあるって研究をしてたんだ」

「それって未来が分かるって事?」

「化石の発掘みたいに断片を見つけてはそれを解析してたみたいだけど…それに父さんはこの場所で何か大昔の遺物を発掘した。その場所に宇宙電波の研究所を建てたんだ。変だと思わない?」

「お父さんが発見した遺物と未来からの電波には関係があった…!?」

「母さん、聞こえる? 俺だよ大地だよ」

「大地…少し休もう」

「ここには絶対何かあるんだ。母さんと父さんが一緒にここで何か未来に関わる研究をしていた。その母さんが…今俺に何か伝えようとしてる。

母さん、聞こえますか? 父さん、俺の声聞こえる?」

一方、ワタルとマモルはスペースマスケッティで月周辺の調査をしていた。

「う~ん…このマスケッティ、新型機つって一体どこが変わったってゆーの?」

「驚いてください。この2号機には最強の…」

「ビーム砲か?(*°▽°*)」

「最強の空間エネルギー測定器が搭載されてるんス♪」



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「何だそれ」

「空間エネルギー量の変化を測定する事でダークサンダーエナジーの発生源をバッチリ見つけられちゃう…大発明っス」

「普通に最強のビーム砲は搭載されてないって事ですか…(`ε´๑)」

「強力な力に強力な兵器で対抗って、その考え方は時代遅れっショ」

「強力な武器じゃなかったらどうやって地球を守るっていうんだよ」

「さあ…?」「さあって…󾭜」

「最終的には愛じゃないスかね」

「愛? この顔でぇ愛を語りますかぁ。えぇ」

「ワタルさんは地球好きっスか?」

「ううん、勿論」

「二度とあの星に戻る事はできないって言われたら、泣きますか?」

「・・・泣く(´•_•`)」

「それは地球を愛してるって事っス。その愛が地球を守るっス」

「フフッ…」「ワタル達から何か報告は?」

「えっ、愛が地球を守るですってw」

「何だそれ(´^▽^`)」

「・・・もうお昼だねぇ。買い出しジャンケンでもしますか?」



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「俺、蕎麦って気分なんだけど」

「蕎麦なら俺の親父の打った蕎麦食わしてやりたいなぁ」

「あぁー長野でも有名な老舗でしたよね」

「そうそう」「でもぉ遠過ぎて出前は頼めないですねぇー󾭜」

「まあな」「おし!」

「「「最初はグー!」」」

「う~んなんとォォ♪ ングング」

「うん、美味っ! これ出前とかすれば結構人気出るかも♪」

「だろぉぉ! ファントン特製ヨーグルト蕎麦」

「正に驚天動地の珍味だね♪ 博士」

「うん」「ハッ、これチェーン店化しちゃおうよ。ルイルイヨーグルトヌードル」

「何でお前の名前を付けるんだ!?(^ロ^;)」

「ウフフ~テヘッ♪(^ڡ•)」

「「「ジャンケン、ポイッ! ポイッ! ポイッ! ポイッ!」」」

「シャアァー♪」「ヨッシャアァ♪」

「キャーッ(>Д<;)󾭛 じゃあ行ってきますねー」

「行ってらっしゃ~い」「降ろすなよぉ」



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そこへ緊急通信が入る。

「UNVERジュネーブ本部からです。ダークサンダーエナジーの最新データが来ました。未だ発生源が特定できていないようですが18日前は水星、三日前のものは金星周辺だったようです」

「まさか地球に近づいて来ている…!?」

「マモル達に知らせて。二人の現在位置からならもっと厳密な場所が特定できる筈」

「了解。では数値のチェックを開始します。ワタルさん」

「あいよ。えっとぉ…空間エネルギー量3」

「面白い事言いますね」

「何が面白いんだよ」

「空間エネルギー量は絶対レベル5以下にはなりません」

「そうか…今2になったぞ」

「だから面白くないし…あれ、いやそんな筈は…!?」



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『…大地、お母さんの声が聞こえま…すか?』

「母さん?…母さん!!」「どうしたの?」

「ヤバいっショこれ絶対󾭜」

「…何だありゃあ?…」

「綺麗…」『スペースマスケッティより本部! 正体不明の発光体が出現!』

『空間エネルギー量が0なんて有り得ない…』

「通信途絶! スペースマスケッティ、レーダーから消えました!」



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「すぐに戻ります! 行くよ!」

「うん!」

「ワタル! おいワタルぅぅ!」

「マモルゥー聞こえる? コラッ返事しろォォー!󾭛」

「通信映像を再生してくれ」「了解」

「ハッ! 探してたのはコイツだよ博士!」

「成程。謎だったのは当然だ。ダークサンダーエナジーの発生源は存在しないものだったんだ」

「存在しないもの!? しかし現にあそこに」

「空間エネルギー量が0って事はスペースマスケッティの前には何もなかったという事だ。コイツは全くの無なんだ。ゼロ…虚無…情報のないものを脳が無理に視覚化したのがこのキラキラだ」

「あの発光体がダークサンダーエナジーの発生源だとUNVER本部に知らせて!」

「了解!」

「月面基地、各国の衛星を駆使してスペースマスケッティとあの発光体の行方を追え!」

「「「了解!」」」

その頃、UNVERネバタ支部が一瞬にして壊滅に追い込まれた。



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「発光体、UNVERネバタ支部を直撃! 半径1キロが消滅!」

「監視衛星の映像来ました!」

「何なのあれ?」「グリーザだ(°`ロ´°)」

「えっ!?」「大地、緊急事態だ! 私から直接Xioのみんなに話す!」

「ちょ…直接!?󾭛」「どうしたの? えっ?」

「エックス!?」「私はウルトラマンエックス」

「エックスから直電!?(°Д°;)」

「神木隊長、今アメリカを襲ったのはグリーザです」

「あなたがこんな通信をしてくるという事は余程の非常事態という訳ですか?」

「グリーザは星の生体エネルギーを狙い、全てを無へと変換します」

「生き物を消し去るという事?」

「ええ。3つもの生命豊かな星を消失させたグリーザを追って、私はこの太陽系までやって来たのです」



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「地球を狙うグリーザを私は太陽に突き落とす事でようやく倒す事ができました。15年前の事です」

「15年前…」「それがウルトラフレアの原因か」

「しかし倒した筈のグリーザが復活してきた(°`ロ´°;)」

「グリーザ、西に向けて飛行を開始」

「奴は生体エネルギーの強いものから消していきます。地球の場合は怪獣」

「ネバタ支部は世界最大のスパークドールズ保管施設…」

「スパークドールズが引き寄せたのか…」

「二番目はここだね」

「そう。次に狙われるのはXio日本支部です」

「そして奴は最終的にこの地球から全ての生命を消滅させようとしている訳か」

「グリーザは今までの怪獣達とは格が違う。私だけでは倒せないかも知れない󾭜 共に基地を守り抜き、奴を倒しましょう!」

「分かりました。副隊長、非常事態宣言だ! この基地を中心とする半径20キロの住民に緊急避難指示発令! 基地内の非戦闘員も総員退避!」

「了解!」



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神木隊長の号令で基地から退避するスタッフ達。

「博士、エナジーシールドを最大出力で基地全体を覆ってくれ」

「最大出力でも足りん! ルイ、パワーアップだ! よぉし、行くぞ!」

「ガッテンテン!」

「ハヤト、スカイマスケッティで迎撃!」

「了解!」

「Xio USA、太平洋上空のグリーザにペルセウスミサイルを発射! 交戦を開始しました!」

無の存在であるグリーザにペルセウスミサイルは何の効力もなく、Xio USA艦隊は全滅してしまう。

「いや別に急用じゃないよ」

「暇なのか? だったらたまには戻ってきて店、手伝え」

「正月には帰れるから。父さんの打った蕎麦食いたいし」

「フフッ蕎麦食うんなら大晦日に帰って来い」

「帰るよ…必ず」

ハヤト父の声、千葉”初代キョウリュウバイオレット”茂氏ですよ!



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『ジオマスケッティ、ラウンジします。ジオマスケッティ、オンザウェイ』

「ジオアトス、ジョイントゥ ジオマスケッティ!」

『スカイマスケッティ、カムトゥイン』

「グリーザ、あと9分20秒で基地に到達します!」

「副隊長、基地最終防衛システムを起動!!」

「了解!!」

『アスナ、基地に戻り次第サイバーゴモラでグリーザを迎え撃て!』

「了解!」『大地はアスナをサポート!』

「間に合わない!」「行こう大地!」

「ちょっ、どういう事!?」

「アスナ、止めて!」「えっ!?」

「早く止めて!」

「大地! 何やってんの!?」



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「アスナ、今まで黙っててゴメン」

「だから何を!?」

「俺とエックスでアイツを止めてみせる!」

「ちょっ、大地!!」

「エックス、ユナイトだ!」

「よぉし、行くぞ!」

「エックスゥゥ━━━━━ッ!!」

『アスナ、急いで!』

「大地が…」『大地が!? どうしたの、何があったの!?』

「大地が…大地はグリーザ迎撃に向かいました!」

「グリーザを迎撃…!?」

「大地がエックスだったんです! 大地とエックスを援護します!」




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空中戦で激しく激突するエクシードエックスとグリーザ。

「一緒に戦おう、大地!」

『サイバーゴモラ、ロードします。リアライズ』

「博士、エナジーシールドは!」

「できたァァ!!」「ハイパーエナジーシールド、起動!!」

「「「行くぞォォォォ!!」」」



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エックス&XioVSグリーザの最終決戦が始まった。

エックス、サイバーゴモラ、スカイマスケッティの全戦力を持ってグリーザに挑むが、グリーザは赤子の手を捻るかの様に軽くあしらいその戦闘能力はあらゆるものを寄せ付けない。

「グワァァァ!! ウゥッ!!」「ハヤト!」



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「大地ィ━━!!」

グリーザの超音波がエクシードエックスを苦しめ、Xio基地内のシステムを狂わせる。

「大地…君と一緒に戦えてよかった」

「これが最後みたいに言うなよ。今できる事…やるべき事がある! それに集中すればいいんだ!」

「君は強くなった」

「エックスのお陰だよ。行くぞ!」

「ああ!」

「「エクスラッガー! エクシードエクスラッシュ!!」」



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「アアアァァァァ━━━━━ッ!!」

玉砕覚悟でグリーザにエクシードエクスラッシュを撃ち込むエクシードエックスだが、そのままグリーザに吸収されてしまう。

「大地ィィ━━━━━━ッ!!」

エックスを吸収したグリーザは内部崩壊を起こし、爆散した。

爆風に吹き飛ばされるアスナ。



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大地とエックスの決死の活躍でグリーザは消滅した。

しかしこの後に彼らの見たもの、それは…。

「エックスが…」「おおおっ…(°Д°;)」

「大くんがぁぁぁ!!󾭛 イヤ…イヤァァァ!!󾭛 イヤァハハハ…󾭛

「ルイ…」「嫌だァァァ!!󾭛

「大地…?」

そこにはエックスのカラータイマーだけが残されていた。X型のカラータイマーがまるで墓標の様に突き刺さっている。

「大地!! ハァハァハァハァ…大地ィィィ━━━━━ッ!!」



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「Xioの仲間達、ラボチームのみんな、そしてエックス。俺、みんなと一緒に戦えてよかったよ。

でもまだ終りじゃない。地球の命の可能性をみんなに繋ぐ為にエックス、もう一度ユナイトしてくれ!

次回ウルトラマンX『虹の大地』」

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