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Channel: yocchanの時々ブログ
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さぁて、今回の新ウルトラマン列伝は。

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「ゼットンのサイバーカードかぁ。再調整は済んだのか?」

「ええ。二人が手伝ってくれたので」

「もう大変だったっス󾭜 リミッターをちょっとでも弱くするとすぐ暴れ出して」

「ホント困ったちゃんだね」

「まあ仕方あるまい。何と言ってもあの初代ウルトラマンを倒した事もある強敵だからな」

「ウルトラマンを!?Σ(°д°;)」

「ンン!? 知らんかったか。よぉぉし、それじゃあウルトラマンとゼットンの戦いを見てみるとするかな」



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果てしなき大宇宙の彼方から空飛ぶ円盤の群れが地球を目指して飛んで来た。各国の人工衛星はいち早くその異変をキャッチして、地球上にSOSの電波を発信した。

科学特捜隊パリ総合本部でも、ニューヨーク支部でも、ロンドン・モスクワ両支部でも我が国 科学特捜隊本部でもその恐るべきニュースをキャッチしていた。

そして地球全体が恐怖のどん底に叩き込まれたのである。

「キャップ、パリ本部からの緊急司令です。読みます、円盤らしき飛行物体群の地球侵入はグリニッジ標準時間0時24分と判明した。各国支部とも防衛体制を密にせよ。但し、円盤群の飛来目的は今だ不明である。よって無闇に攻撃してはならない。以上です」

「グリニッジ0時24分というと、日本では9時24分。あと40分しかないぞ! フジ君、航空自衛隊に空の守りを固めるよう要請を出してくれ」

「はい!」



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「アラシ、警察庁を通じて各県警本部に警戒警報発令!」

「はい!」

「目標は地球の二大国だと思う」

「侵略だと仰るんですか?」

「間違いないね。空飛ぶ円盤は1930年以来、頻繁に地球に現れてる。あれは偵察に来てたんだ。だが今度の場合、スケールからいっても単なる偵察ではない」

「地球総攻撃!?」

「敵は40年間そのチャンスを狙ってた」

空飛ぶ円盤の群れは目指す地球へと次第に接近していた。一方、日本の空を守る為 航空自衛隊の精鋭達が次々と基地を飛び立っていった

人工衛星を破壊しながら地球に迫る円盤群。

「とうとう来たな。まだ各地のレーダーには引っかからないか?」

「まだです!」

「はい科特隊本部。電波監視センターからです。はい…はい了解。北緯28度東経155度20分、無数の飛行物体を確認!」



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「ハワイ北方500キロの地点だ!」

「キャップ、ミサイルを撃ち込みましょう。先手必勝! このまま手を拱いて見てる場合ではありません!」

「僕もアラシと同意見です。例え目標が何処の国であろうと結局地球全体の敗北に繋がるんです!」

「ハヤタさん」「円盤は日本の方向に向ってる…おい、我々の方に来るぞ!」

「円盤が日本に!?(;°Д°)」

空自の精鋭部隊でも円盤群の進行を止められない。

「出動準備! さっきイデが言った通り我々の敗北は地球全体が敗北に繋がる事になる。日本支部の生命を賭けて戦ってもらいたい。フジ君は連絡員として本部に残ってくれ」

「はい」「出動!!」

「おっ、しまった! 昨日完成した新兵器を持ってってもらうんだった」

「まだ間に合うと思います」

「うん」

新兵器を届けようとムラマツ達の元へ向かう岩本博士を本部に侵入していた何者かが襲う。



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「おいでなすったな。円盤発見!」

ビートル3機で円盤群を迎撃する科特隊。

その間に本部では先程岩本博士を襲った侵入者が博士に化けてフジが1人のところを狙い、本部内部から破壊工作を開始していた。

「ハヤタ、追うんだ!」

「何処行ったんでしょう?」

「逃げ足の早いやつだ」



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『こちらイデ、円盤は全て始末しました』

「イデ、アラシ、よくやった」

『キャップ、大型の宇宙船はどうしました?』

「残念ながら見逃してしまった。暫く探索を続ける。君達は本部に帰ってよろしい」

「了解。イデより本部へ…イデより本部へ。アキコ隊員? アキコ隊員応答せよ」

フジからの応答がない事を怪しんだイデとアラシは破壊された本部内部で倒れているフジを発見する。

「おい、フジ君!」

「おっフジ君! おいフジ君しっかりするんだ! 大丈夫か!? フジ君、フジ君!」

「おいしっかりしろ! おい!」

「はっ、犯人は岩本博士よ…󾭜」

「「何っ!?」」「岩本博士!?」

「あっ、岩本博士! 博士!」

「アラシ!」「キャップ、岩本博士の様子がおかしいんです! 来てください! いたぞー! くあぁ!」

「アラシ、何をするんだ! 岩本博士…ああっ!Σ(°Д°;)」

ケムール人との違いは目が1つになってる所ですねw

この頃はまだ名前がなかったんですよね。ゼットン星人って名前がついたのはマックスからでしたよね。



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ハヤタのマルスを浴びた宇宙人はゼットォォンと言い残して消滅した。

「本部には既に宇宙人が侵入していたのか(°д°;)」

「岩本博士に化けて通信機や動力室をメチャメチャに破壊してたんだ(°`ロ´°)」

「キャップ、宇宙人が断末魔にゼットンとか言ってましたね」

「うん」「一体何の事でしょう?」

「あれは何だ!?」

ムラマツとハヤタが見失った宇宙船から奴らの切り札である宇宙恐竜ゼットンが出現した。

「キャップ、マルスが歯が立ちません!󾭛」

「岩本よりムラマツキャップへ。岩本よりムラマツキャップへ…ゴホッ…」



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「こちらムラマツ」

『私だ岩本だ。救助を頼む』

「岩本博士、何処にいるんです!?」

『本部の中だ』

「えっ!(;°д°) ハヤタ、アラシ、博士を頼む! 私はマルスでできるだけやってみる!」

「「はい!」」

ハヤタはウルトラマンに変身して本部を破壊しようとするゼットンをキャッチリングで捕えるが、ゼットンはそれを回避する。

「あっウルトラマン!(°▽°)」



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「ウルトラマン頑張って!」

しかしウルトラマンの能力を解析して生み出されたゼットンの怪力にピンチに陥る。

ウルトラマンの身体は地球上では急激に消耗する。エネルギーが無くなると胸のカラータイマーが鳴る。ウルトラマン、立て!

必殺のスペシウム光線も効かず、ゼットンに成す術なく倒されてしまうウルトラマン。



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怪獣との戦いの日々が走馬灯のように思い返させる。今まで幾多の怪獣や侵略宇宙人を倒してきた無敵の超人が最強最後の敵の前に敗れたのだ。

「ウルトラマァン、死んじゃダメ! 立つのよ! 起き上がって! ウルトラマァン! あなたが死んだしまったら地球はどうなるの!? ウルトラマァァン!!󾭛」

「頑張れよ!」「立つんだ!」

「アラシ君、待ちたまえ。科学センターで昨日完成したばかりの新兵器だ。これを持っていきたまえ」

「はい、ありがとうございます」

「試作品だからこれ一発しかない。仕損じるんじゃないぞ」

「はい。行こう!」「よし!」

本部を攻撃するゼットンに向けて新兵器ペンシル爆弾を発射するアラシ。ゼットンは瞬く間に爆発四散した。



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「おおっ、我々の勝利だ!」

「ムラマツ君、あれを見たまえ」

「あ、あれは…ウルトラマン!?」

「ウルトラマンが二人!?」

「いや、光の国の使いだよ」

「ウルトラマン、目を開け。私はM78星雲の宇宙警備隊員ゾフィー。さあ、私と一緒に光の国へ帰ろう、ウルトラマン」

「ゾフィー、私の身体は私だけのものではない。私が帰ったら一人の地球人が死んでしまう」

「ウルトラマン、お前はもう充分地球の為に尽くしたのだ。地球人が許してくれるだろう」

「ハヤタは立派な人間だ。犠牲にはできん。私は地球に残る」

「地球の平和は人間の手で掴み取る事に価値があるのだ。ウルトラマン、いつまでも地球に居てはいかん」

「ゾフィー、それならば私の命をハヤタにあげて地球を去りたい」

「お前は死んでもいいのか?(°д°;)」

「構わない。私はもう二万年も生きたのだ。地球人の命は非常に短い。それにハヤタはまだ若い。彼を犠牲にはできない」

「ウルトラマン、そんなに地球人が好きになったのか…よし。私は命を2つ持ってきた。その1つをハヤタにやろう」

「ありがとうゾフィー(´▽`)」

「じゃ、ハヤタを君の身体と分離するぞ」



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「不思議な赤い玉ね」

「仲間が迎えに来たんだ」

「するともうウルトラマンは…(´°ロ°`;)」

「我々の前に二度と姿を現す事はないんですか?」

「地球の平和は我々科学特捜隊の手で守り抜いていこう」

「ウルトラマァン、さようならぁ」

「ハヤタ、何処へ行ってたんだ!? ウルトラマンが地球を去るぞ!」

「キャップ!あれですよ、あの赤い玉ですよ。僕が龍ケ森で衝突して…衝突して今までどうなってたのかなぁ?σ(°△°)」

ハヤタはウルトラマンと一体化していた間の記憶を無くしていた。

「ウルトラマァン、さよぉならぁぁ!」

子供達「「「さよぉぉならぁぁウルトラマァァァン」」」

さようならウルトラマン。人類の平和と正義を守る為、遥かM78星雲からやって来たウルトラマン。

凶暴な怪獣達を倒し、宇宙からの侵略者と戦ってくれた我らのウルトラマンがとうとう光の国へと帰る日が来たのです。

ウルトラマンもこの地球が平和な光に満ちた星となる事を祈っているに違いない。ウルトラマンありがとう、ウルトラマンさようなら。



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「ゼットンは倒され、ウルトラマンも新たな命を授かった。しかしハヤタ隊員は自分がウルトラマンであった日々の記憶を失ってしまったのだ」

「そんなぁ(´°△°`)」

「ウルトラマンとハヤタ、2つの命を救わなければならなかったんだ。きっとウルトラマンにとってもギリギリの選択だったのだろう」

「仕方ないけど、ちょっと寂しいっスね」

「うん。でも思い出せなくても一緒に過ごした日々が無くなる訳じゃない。きっと心の何処かに刻み込まれていると思う」

「大地」「ン?」

「君の今の言葉でようやく分かった気がする」

「分かったって何を?」

「何故これまで多くのウルトラマンが地球を愛し、守り続けてきたのか? それは人間と結ぶ絆が我らウルトラマンにとってかけがえの無い大切なものだからだ(°▽°)」

「ふっ…エックス」

「ウルトラマンにそこまで言ってもらえるって…」

「なんか嬉しいっスね♪」

「ファントン星人との絆も忘れないでくれよ(^▽°)σ」

「すみません博士(´°▽^`)ゞ」

「これからもよろしくねエックス」

「ああ。よろしくな大地d(^▽°)」

「うん(^―^)」



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「光の巨人ウルトラマン。彼らは平和を守り宇宙のバランスを保つ勇者達だ。

様々な世界で繰り広げられた彼らの活躍をエックスが紹介するよ。

次回新ウルトラマン列伝『光の勇者たち ウルトラヒーロー伝説』

新ウルトラマン列伝は次回から毎週土曜日朝9時の放送になるよ。見逃さないでくれよな!」

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