「宇宙警備隊の若き戦士ウルトラマンメビウスの事はみんな知っているだろうか?
彼は私と共に戦ったウルトラマンタロウを教官と仰ぐ、技を鍛え上げられた戦士だ。メビウスが地球で経験した最大にして最後の戦い…それはウルトラ一族の宿敵 エンペラ星人との決着をつける戦いでもあったのだ」
週刊誌に掲載されたスクープ記事…それはミライの正体がメビウスであったという内容だった。
以前、ミライと共にヤプールの罠に巻き込まれたゴシップ記者のヒルカワに変身する所を見られてしまっていたのだ。
「ミライに助けてもらっておきながら!(°`□´°)」
「人間のクズね(°`△´°)」
しかも化け物呼ばわりしてたしね(#◣д◢)!!
「ほっとけ。もし世間がミライの正体を知っても、ウルトラマンを悪く言う奴なんていやしない」
「いやぁ諸君、元気だったかね?」
「ハァイ♪」「トリぴー!(°Д°)」
「久々の登場…(°△°;)」
「補佐官は各国GUYSの見物に行かれてたんでしたよね」
「見物じゃなくて、視察研修です♪」
「私は世界を見てきた! 留守中、色々大変だったようだが最早心配無用! どんな大事件でも慌てず騒がず…えっ何だ!?」
慌ててんじゃねーか
「GUYS SPACYの防衛ラインを突破し、13体のインぺライザーが地球に侵入しました!」
「インぺライザー!?」
「たった1体でもあんなに苦戦したのに…」
「それが一度に13体も!!」
「何処へ降りるつもりだ? まさか全部日本に!?」
「インぺライザーが散開、それぞれの到達予測地点は…」
「ワシントン、モスクワ、北京・パリ・ロンドン!」
「世界主要国の首都ばかりです!」
「GUYS、サリーゴー!!」
「「「「「「G・I・G!!」」」」」」
『余は皇帝。この宇宙に君臨する者…』
「何者かの声が世界各国に!!」
『地球人に余の意志を伝える。ウルトラマンメビウスを追放せよ! 奴は人間に化け、ある場所に潜伏している。奴を探し出せ! そして地球人自らの手で差し出すのだ』
「メビウスを追放しろだと!?」
「そんな要求、誰も飲む訳ないじゃない!!」
「皇帝だか殿様だか知らんが、儂は毅然たる態度で…!」
「東京のインぺライザー起動! 進撃を開始しました!」
「まずは日本を潰し、世界を脅す魂胆か! 行くぞ!」
インぺライザーに立ち向かうメビウス。
「メビウスを援護する」
「「G・I・G!」」
ガンフェニックスと連携し、メビウスはバーニングブレイブにチェンジしてスピンキックでインぺライザーを倒すが…。
「見たか!」
「更に2体だと!?」
「空間転移だ。倒した瞬間に別のインぺライザーが送り込まれる…これじゃきりがない」
2体のインぺライザー相手に窮地に陥るメビウス。
「メテオール、解禁!!」
「バナードオープン! インビジブルフェニックス、パワーマキシマム!!」
もう1体のインぺライザーをメビュームダイナマイトで倒すメビウス。しかしまた新手のインぺライザーが転移してきてしまう。
エネルギーを使い果たし、消えていくメビウス。
『見ての通り、メビウスを倒す事など造作もない。即座に地球を滅ぼす事も可能だ。メビウスを地球より追放せよ。要求を飲むならば、あらゆる脅威から余が地球を守ると約束しよう。タイムリミットは3時間。それまでに地球人の賢明なる答えを待とう』
ワイドショーでミライがメビウスであり、GUYSが正体を知りつつ隊員として置いている事まで暴露するヒルカワ。遂に世間にミライの事が公表された。
「国家安全保障局のシキです。GUYS JAPANはヒビノミライがウルトラマンである事を知りながらその事実を隠蔽し、防衛チームの一員に加えていた…」
「それは本当ですか!?(°Д°;)」
「質問しているのは私の方です」
「あ、やっと来た。この人達がミライ君がメビウスだなどと言うんだが、そんな事はないよねぇ」
「本当です」「ハラルルツッ(๑△๑;)」
「地球は我々人類自らの手で守り抜かなければならない。嘗ての防衛チーム隊長が残した言葉です。ご存知ですね?」
「はい」「ウルトラマンと言えども宇宙人です。未知なる存在に地球防衛の一奥を任せる事に疑問を感じなかったんですか?」
「疑問なんてありません! メビウスは…いやミライは俺達の仲間ですから!」
「仲間? GUYSはいつから仲良しグループになったんですか。ウルトラマンメビウスの引渡しを要求します」
「今ミライは動ける状態じゃありません!」
「脈拍360、血圧400、熱は90度近くもある。今のミライ君は人間の身体を維持する事すら難しくなってきている」
「無理に連れていけば死んでしまいます!」
「残念ですが時間がありません」
「私は知っている、ヒビノミライという青年を。彼は不器用だが誰より一生懸命だ。誰より優しく、誠実だ」
「どいてください」「彼は私のかけがえのない部下だ!!」
「トリヤマ補佐官…」
「それはGUYS JAPAN補佐官の言葉ですか? それともあなた個人の言葉ですか?」
「今のはGUYS JAPAN総監の意志を代弁した言葉です」
「理由はどうであれ今までの行為はGUYS JAPAN全体の意志として理解されます」
「そう理解してもらって構いません」
「お久しぶりですねぇ。サコミズ総監」
とうとうバレちゃいましたね。サコミズ隊長が総監だって。
「そ、総監!?」「まさか、隊長が!?」
「GUYS JAPANの総監は私なんだ」
「サコミズ隊長は総監としての立場を隠し、現場指揮官として戦ってきました」
「どうして今まで?」
「・・・・一緒にいたかったからだ。私もウルトラマンと一緒に戦いたかった。君達と共に…それだけだ」
「マジかよ」
「よろしいですかぁ? 政府としてヒビノミライの引渡しとあなたの辞任を要求します」
「ちょっと待ってください!」
「その前に総監として最後の仕事をさせてください」
「最後の仕事?」
その頃、独自調査を続けていたヒカリは太陽に現れた異常な黒点を調べていた。
「やはりただの黒点ではない。このままでは太陽が…まさか!?(°Д°;)」
「総監、会見の準備が整いました」
「皆さん、CREW GUYS JAPAN総監 サコミズです。タイムリミットまで1時間…まず最初に伝えるべき事があります。メビウスはCREW GUYSの一員です」
サコミズの告白に騒然する市民。
「今多くの人が驚き、動揺しているでしょう。ですが少しだけ…私の個人的な話を聞いてください。
昔…私が亜高速で宇宙を飛んでいた時、侵略者から地球を守る為、人知れず戦っているウルトラマンを目撃しました。
その時彼は言いました。いずれ人間が自分達と肩を並べる日が来るまで、我々が侵略者の盾になると」
「彼らは人間を愛してくれた。そして人間を命懸けで守り続けてくれたんです。私達はその心に応える責任がある。
地球は我々人類自らの手で守り抜かなければならない…ウルトラ警備隊 キリヤマ隊長が残した言葉です。この言葉はウルトラマンが必要でないと言っている訳ではありません。彼らの力だけに頼る事なく私達も共に戦うべきだと伝えているのです」
「隊長…」『最後まで希望を失わずウルトラマンを声援する…それだけでも彼らと共に戦っていると言えるのです。彼らに力を与える事ができるのです!』
「フッフフ、声援して勝てりゃあ苦労しないぜ(°`⊿´°)」
「静かに!」
とことん嫌な奴、ヒルカワ(#`△´)
「お願いします、今こそ勇気を持ってください! 侵略者の脅しに屈す事なく人間としての…意志を示してください。一人一人の心の声に従い、最後の答えを出してください…。
お時間を取らせました。少し外の空気を吸ってきます」
「総監」「大丈夫です。私は逃げません」
「どうする? やっぱりウルトラマン引き渡すのか!?(´°□°`;)」
「バカ言うな! さっきの放送見ただろう!」
「でもあのロボットが一斉に暴れ出したら!?」
「メビウスもGUYSも負けてしまったら…」
「そんな事ないよ」「えっ!?」
「ウルトラマンは負けないもん。そうだよね、ママ」
「そうよ、ウルトラマンは負けない!」
「ウルトラマンを追い出さないでください!」
「メビウスを信じてます。あたしも弟も」
「娘が最後までメビウスを応援すると!」
あらゆるメディアがサコミズの会見に心を打たれた市民による追放反対とメビウスへのエールで殺到した。
「現在全ての回線とサーバーがパンク状態、その殆ど全てがメビウスを追い出すなという内容です!」
サコミズの心からの演説が絶望に打ちひしがれた市民の心を揺り動かしたのだ。
「長官からです」「はい。…はい、分かりました」
「サコミズ隊長! どんな事があっても、ミライを引き渡したりしない…それが人間の出した答えです」
「タイムリミットまで5分。サコミズ総監、指示をお願いします!」
「G・I・G!」
『地球人は背くと言うのだな! 余の命令に!』
「動いたぞ!」
『ならば教えよう。貴様らが如何に愚かで浅はかであるかを!』
「世界各地でインぺライザーが一斉に起動!」
「各国GUYS、迎撃を開始しました!」
「リュウ、ジョージ、マリナ!!」
「「「G・I・G!!」」」
「僕はここだァァ!! ここにいるぞォォォ!!」
「あっ、ミライ君が!」
「ミライ!!」
ミライは自分を信じて応援してくれる地球の人達を守る為、弱った身体を推してメビウスに変身する。
「ミライを援護するぞ!」
「「G・I・G!」」
「メテオール、解禁!!」
「インビジブルフェニックス、パワーマキシマムゥゥッ!!」
「何かが上空から!?」
『余はエンペラ星人!!』
「リュウ、ジョージ、マリナ、ミライィィィー!!(°Д°;)」
無差別に町を攻撃するインぺライザー。
『フフ、フハハハハハハハ! 見るがいい、これが貴様らの選んだ結末だ。ヌハハハハハハ、ヌデュァァーハハハハハハ!!』
「地球に訪れた嘗てない脅威…今はまだその序章にしか過ぎない。だがメビウスはきっと負けないだろう。
炎を纏い、敵を倒すメビュームダイナマイト。メビウスがタロウから授かった必殺技だ。
積み上げて来た絆と技がメビウスを支えている。みんなも彼を応援して欲しい」
「暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人が地球に降り立つ。力を使い果たし変身できないメビウス。基地を蹂躙され、成す術のないCREW GUYS。
そんな彼らの前に絆で繋がった仲間達が駆けつけた。
次回新ウルトラマン列伝『メビウス絶対絶命! 絶望の暗雲』」
ウルトラマンオーブ バーンマイトはタロウやメビウスと同じ自爆技を使うようですね。
彼は私と共に戦ったウルトラマンタロウを教官と仰ぐ、技を鍛え上げられた戦士だ。メビウスが地球で経験した最大にして最後の戦い…それはウルトラ一族の宿敵 エンペラ星人との決着をつける戦いでもあったのだ」
週刊誌に掲載されたスクープ記事…それはミライの正体がメビウスであったという内容だった。
以前、ミライと共にヤプールの罠に巻き込まれたゴシップ記者のヒルカワに変身する所を見られてしまっていたのだ。
「ミライに助けてもらっておきながら!(°`□´°)」
「人間のクズね(°`△´°)」
しかも化け物呼ばわりしてたしね(#◣д◢)!!
「ほっとけ。もし世間がミライの正体を知っても、ウルトラマンを悪く言う奴なんていやしない」
「いやぁ諸君、元気だったかね?」
「ハァイ♪」「トリぴー!(°Д°)」
「久々の登場…(°△°;)」
「補佐官は各国GUYSの見物に行かれてたんでしたよね」
「見物じゃなくて、視察研修です♪」
「私は世界を見てきた! 留守中、色々大変だったようだが最早心配無用! どんな大事件でも慌てず騒がず…えっ何だ!?」
慌ててんじゃねーか
「GUYS SPACYの防衛ラインを突破し、13体のインぺライザーが地球に侵入しました!」
「インぺライザー!?」
「たった1体でもあんなに苦戦したのに…」
「それが一度に13体も!!」
「何処へ降りるつもりだ? まさか全部日本に!?」
「インぺライザーが散開、それぞれの到達予測地点は…」
「ワシントン、モスクワ、北京・パリ・ロンドン!」
「世界主要国の首都ばかりです!」
「GUYS、サリーゴー!!」
「「「「「「G・I・G!!」」」」」」
『余は皇帝。この宇宙に君臨する者…』
「何者かの声が世界各国に!!」
『地球人に余の意志を伝える。ウルトラマンメビウスを追放せよ! 奴は人間に化け、ある場所に潜伏している。奴を探し出せ! そして地球人自らの手で差し出すのだ』
「メビウスを追放しろだと!?」
「そんな要求、誰も飲む訳ないじゃない!!」
「皇帝だか殿様だか知らんが、儂は毅然たる態度で…!」
「東京のインぺライザー起動! 進撃を開始しました!」
「まずは日本を潰し、世界を脅す魂胆か! 行くぞ!」
インぺライザーに立ち向かうメビウス。
「メビウスを援護する」
「「G・I・G!」」
ガンフェニックスと連携し、メビウスはバーニングブレイブにチェンジしてスピンキックでインぺライザーを倒すが…。
「見たか!」
「更に2体だと!?」
「空間転移だ。倒した瞬間に別のインぺライザーが送り込まれる…これじゃきりがない」
2体のインぺライザー相手に窮地に陥るメビウス。
「メテオール、解禁!!」
「バナードオープン! インビジブルフェニックス、パワーマキシマム!!」
もう1体のインぺライザーをメビュームダイナマイトで倒すメビウス。しかしまた新手のインぺライザーが転移してきてしまう。
エネルギーを使い果たし、消えていくメビウス。
『見ての通り、メビウスを倒す事など造作もない。即座に地球を滅ぼす事も可能だ。メビウスを地球より追放せよ。要求を飲むならば、あらゆる脅威から余が地球を守ると約束しよう。タイムリミットは3時間。それまでに地球人の賢明なる答えを待とう』
ワイドショーでミライがメビウスであり、GUYSが正体を知りつつ隊員として置いている事まで暴露するヒルカワ。遂に世間にミライの事が公表された。
「国家安全保障局のシキです。GUYS JAPANはヒビノミライがウルトラマンである事を知りながらその事実を隠蔽し、防衛チームの一員に加えていた…」
「それは本当ですか!?(°Д°;)」
「質問しているのは私の方です」
「あ、やっと来た。この人達がミライ君がメビウスだなどと言うんだが、そんな事はないよねぇ」
「本当です」「ハラルルツッ(๑△๑;)」
「地球は我々人類自らの手で守り抜かなければならない。嘗ての防衛チーム隊長が残した言葉です。ご存知ですね?」
「はい」「ウルトラマンと言えども宇宙人です。未知なる存在に地球防衛の一奥を任せる事に疑問を感じなかったんですか?」
「疑問なんてありません! メビウスは…いやミライは俺達の仲間ですから!」
「仲間? GUYSはいつから仲良しグループになったんですか。ウルトラマンメビウスの引渡しを要求します」
「今ミライは動ける状態じゃありません!」
「脈拍360、血圧400、熱は90度近くもある。今のミライ君は人間の身体を維持する事すら難しくなってきている」
「無理に連れていけば死んでしまいます!」
「残念ですが時間がありません」
「私は知っている、ヒビノミライという青年を。彼は不器用だが誰より一生懸命だ。誰より優しく、誠実だ」
「どいてください」「彼は私のかけがえのない部下だ!!」
「トリヤマ補佐官…」
「それはGUYS JAPAN補佐官の言葉ですか? それともあなた個人の言葉ですか?」
「今のはGUYS JAPAN総監の意志を代弁した言葉です」
「理由はどうであれ今までの行為はGUYS JAPAN全体の意志として理解されます」
「そう理解してもらって構いません」
「お久しぶりですねぇ。サコミズ総監」
とうとうバレちゃいましたね。サコミズ隊長が総監だって。
「そ、総監!?」「まさか、隊長が!?」
「GUYS JAPANの総監は私なんだ」
「サコミズ隊長は総監としての立場を隠し、現場指揮官として戦ってきました」
「どうして今まで?」
「・・・・一緒にいたかったからだ。私もウルトラマンと一緒に戦いたかった。君達と共に…それだけだ」
「マジかよ」
「よろしいですかぁ? 政府としてヒビノミライの引渡しとあなたの辞任を要求します」
「ちょっと待ってください!」
「その前に総監として最後の仕事をさせてください」
「最後の仕事?」
その頃、独自調査を続けていたヒカリは太陽に現れた異常な黒点を調べていた。
「やはりただの黒点ではない。このままでは太陽が…まさか!?(°Д°;)」
「総監、会見の準備が整いました」
「皆さん、CREW GUYS JAPAN総監 サコミズです。タイムリミットまで1時間…まず最初に伝えるべき事があります。メビウスはCREW GUYSの一員です」
サコミズの告白に騒然する市民。
「今多くの人が驚き、動揺しているでしょう。ですが少しだけ…私の個人的な話を聞いてください。
昔…私が亜高速で宇宙を飛んでいた時、侵略者から地球を守る為、人知れず戦っているウルトラマンを目撃しました。
その時彼は言いました。いずれ人間が自分達と肩を並べる日が来るまで、我々が侵略者の盾になると」
「彼らは人間を愛してくれた。そして人間を命懸けで守り続けてくれたんです。私達はその心に応える責任がある。
地球は我々人類自らの手で守り抜かなければならない…ウルトラ警備隊 キリヤマ隊長が残した言葉です。この言葉はウルトラマンが必要でないと言っている訳ではありません。彼らの力だけに頼る事なく私達も共に戦うべきだと伝えているのです」
「隊長…」『最後まで希望を失わずウルトラマンを声援する…それだけでも彼らと共に戦っていると言えるのです。彼らに力を与える事ができるのです!』
「フッフフ、声援して勝てりゃあ苦労しないぜ(°`⊿´°)」
「静かに!」
とことん嫌な奴、ヒルカワ(#`△´)
「お願いします、今こそ勇気を持ってください! 侵略者の脅しに屈す事なく人間としての…意志を示してください。一人一人の心の声に従い、最後の答えを出してください…。
お時間を取らせました。少し外の空気を吸ってきます」
「総監」「大丈夫です。私は逃げません」
「どうする? やっぱりウルトラマン引き渡すのか!?(´°□°`;)」
「バカ言うな! さっきの放送見ただろう!」
「でもあのロボットが一斉に暴れ出したら!?」
「メビウスもGUYSも負けてしまったら…」
「そんな事ないよ」「えっ!?」
「ウルトラマンは負けないもん。そうだよね、ママ」
「そうよ、ウルトラマンは負けない!」
「ウルトラマンを追い出さないでください!」
「メビウスを信じてます。あたしも弟も」
「娘が最後までメビウスを応援すると!」
あらゆるメディアがサコミズの会見に心を打たれた市民による追放反対とメビウスへのエールで殺到した。
「現在全ての回線とサーバーがパンク状態、その殆ど全てがメビウスを追い出すなという内容です!」
サコミズの心からの演説が絶望に打ちひしがれた市民の心を揺り動かしたのだ。
「長官からです」「はい。…はい、分かりました」
「サコミズ隊長! どんな事があっても、ミライを引き渡したりしない…それが人間の出した答えです」
「タイムリミットまで5分。サコミズ総監、指示をお願いします!」
「G・I・G!」
『地球人は背くと言うのだな! 余の命令に!』
「動いたぞ!」
『ならば教えよう。貴様らが如何に愚かで浅はかであるかを!』
「世界各地でインぺライザーが一斉に起動!」
「各国GUYS、迎撃を開始しました!」
「リュウ、ジョージ、マリナ!!」
「「「G・I・G!!」」」
「僕はここだァァ!! ここにいるぞォォォ!!」
「あっ、ミライ君が!」
「ミライ!!」
ミライは自分を信じて応援してくれる地球の人達を守る為、弱った身体を推してメビウスに変身する。
「ミライを援護するぞ!」
「「G・I・G!」」
「メテオール、解禁!!」
「インビジブルフェニックス、パワーマキシマムゥゥッ!!」
「何かが上空から!?」
『余はエンペラ星人!!』
「リュウ、ジョージ、マリナ、ミライィィィー!!(°Д°;)」
無差別に町を攻撃するインぺライザー。
『フフ、フハハハハハハハ! 見るがいい、これが貴様らの選んだ結末だ。ヌハハハハハハ、ヌデュァァーハハハハハハ!!』
「地球に訪れた嘗てない脅威…今はまだその序章にしか過ぎない。だがメビウスはきっと負けないだろう。
炎を纏い、敵を倒すメビュームダイナマイト。メビウスがタロウから授かった必殺技だ。
積み上げて来た絆と技がメビウスを支えている。みんなも彼を応援して欲しい」
「暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人が地球に降り立つ。力を使い果たし変身できないメビウス。基地を蹂躙され、成す術のないCREW GUYS。
そんな彼らの前に絆で繋がった仲間達が駆けつけた。
次回新ウルトラマン列伝『メビウス絶対絶命! 絶望の暗雲』」
ウルトラマンオーブ バーンマイトはタロウやメビウスと同じ自爆技を使うようですね。