異国の少女の目を通して繰り広げられる光の巨人とマガゼットンの戦い。
マガゼットンが放つ火球が巨人のみならず少女をも吹き飛ばしてしまう。
巨人は自らの全エネルギーを解放し、マガゼットンを倒すが、巨人の本来の力はは制御を失い大爆発を起こす。
人間の姿に戻りマガゼットンを封印していたウルトラマンのカードを回収するが、周囲の惨状に男は慟哭する。
マガゼットンとの戦いは彼の心に深い傷を残す事になった。
という訳で、壮絶なアバンと共に始まりましたウルトラマンオーブ。
OPは水木一郎 with ボイジャーが歌う「オーブの祈り」。土曜の朝はアニキの歌で眠気を吹き飛ばそうぜ!Σd(>▽°)
渋川さん(柳沢慎吾)の持つ通信機がどうしても警察無線ネタに使う煙草ケースにしか見えない…w
人々が賑わう平和な公園に轟く鳴き声の様な不気味な音。
「鳥!」少年の指差す方の上空から突如竜巻群が発生し、ビルを吹き飛ばす程の風圧で日常を壊していく…最近そんな異常現象による怪事件が相次いでいた。
「スッゲェ…」「こんな凄い事が起きちゃったら、あたし達みたいに超常現象だのUMAだの言ってる場合じゃないわね」
「それがそうでもないだなぁキャップ、今一番ホットなネタはこれだよ♪」
「鳥を見た…って何?」
「無茶苦茶な竜巻でビルが降って来たりして大騒ぎの時、巨大な翼を持つUMAを目撃した人がいるんだ♪」
「どうせコラ画像じゃないの」
「えっ」「そんなの取り上げてまた炎上するのは懲りごりだからね」
「何だよぉ(・`з´・)」
「調べてみる価値はありそうですよ」
「だろ♪」「異常な気象が発生するのは都会のど真ん中…数日おきに発生し、瞬く間に消滅している」
「嵐を呼ぶUMA…ウチのサイトにピッタリじゃん♪」
「でも気象予報士でもないのにどうやって追いかけるの?」
「僕は小学校でカオス理論の高次元定理を発見した松戸シン博士ですよぉ♪ これを見てください。
名付けてストームチェイサー。気圧センサーと磁力測定器が組み合わさった万能気象追跡マシンです」
「またバカみたいに電気代食う代物じゃないでしょうね。先月赤字なんだからね!」
「もしスクープ映像撮れたら、俺達大金持ちだよぉ♪ ねっ、行こうよキャップ!」
「でもこれやんないと…」
「いいじゃん。後でも」
「夢野さーん、お家賃の事でお話に来たんですけどー」
「ヤバい大家さんだ。先月の部屋代まだだし」
「さっさと出掛けた方がいいんじゃないですか。裏口から」
「そうですね」「よぉし、SAMETHING SEARCH PEOPLE 出動ぉぉおお━━!!٩(°`▽´°)」
「声大きいって」
その頃、クール便のトラックからハーモニカの音が聞こえてくるので運転手が確認してみると…なんと1人の青年がタダ乗りしていた。
…って、寒くないんかい!Σヽ(^`□´^;)
青年の名はクレナイ ガイ。世界中を渡り歩く風来坊だ。
「アンタ、いつの間に!?」
「あぁぁ…悪い。ちょっと乗せてもらった」
「零下20℃で5時間だぞ! 平気なのか!?」
普通なら平気じゃありませんってw
「世話になったな」
「平和だねぇ…どお、素敵なホームビデオは撮れそう?」
「うぅん…本当に役に立つのかねぇ、あの機械」
「さあ、殆ど拾ってきたガラクタだしねぇ」
「所詮偉大な才能は凡人には理解できないのです」
「「ハイハイ」」
「ヘイヘイヘイヘイお前達、またこんな所でおかしな実験してんのか?」
「叔父さん」「こないだの三丁目の停電もお前達のせいじゃないのぉ?」
「い、いや」「違います! 失礼な事言わないでください!」
「大体渋川さんの取っ掛りが遅いからですよ」
「その癖VTL隊は機密機密で隠し事ばっかりじゃないですか!」
「おい! オイッオイッオイッオイ…フッ(―З―)=з」
「う"っ!」「聞き捨てならねえな。ナオミちゃんは姪っ子だから、大目に見てやってんのにな」
「ちょっとあたしの叔父さんってのは関係ないでしょ! あたし達SSPは…」
その時、鳴き声の様なあの不気味な音が聞こえてきた。
「ン、何の音だ?」
「おい兄ちゃん達、早く逃げろ。悪魔の風が来る」
「悪魔の風?」「あなたは?」
「920!」「えっ!?」「こんな数値はありえない! 猛烈な低気圧反応ですぅ! ここから距離300m、複数の竜巻が発生…いずれも中心風速150m… 凄いパワーだ!!」
「アハハ♪」「シンさん、運転して!」
「僕が!?」「俺カメラ! アンタ運転!」
「早く行こ♪」「行くよ!」
「おい待て、お前達! …うわっ何だこれ! 前が見えない!」
「SSP―7、発進!」「「了解!」」
「シンさん、もうちょっとハンドル気にして!」
「しょうがないでしょ! こんなに…」
「ねえ、あれっあれっ!」
「うわぁぁっ、キャアァァァッ!!」
「もっとちゃんと運転してよ!」
「僕は運転するには進化し過ぎた人間なんですよ!」
「退化でしょう!」
「おい!」「「「うおおっ!Σ(°Д°;)」」」
「早く逃げた方がいいぞぉ」
「あなた何してんの!?(°□°;)」
「怪獣だぁぁ!!」
「風ノ魔王獣マガバッサーか!」
「マガバッサー!?」
「俺のカメラがぁ!(;°Д°)」
「もうどいて! あたしが撮る!」
突如、SSPの前に謎の巨人が現れマガバッサーに立ち向かう。
「何だあれ!?」「怪獣vs怪獣!?」
「おおぉ━━!」「凄ェェ!(°▽°)」
「皆さぁん、そろそろ万有引力の法則が発動しますよぉ 落ちるという事ですぅぅ~!!(>□<)」
「「「うあぁぁぁぁぁっ!!」」」
マガバッサーを追い払った巨人は地上に激突寸前のSSP―7を救う。
「……何がどうなったの? みんな、大丈夫!?」
「撮った!? 撮ったよね!」
「撮った、撮った(*°▽°*)♪」
「大スクープですよ! キャップ」
「これでアクセス数、爆上がりだぁぁ!!♪」
「信じらんないww ねぇどうしてカメラ反対に向けて自撮りしちゃうんだよ。これじゃ何もかもパーじゃんか」
「だって…咄嗟の事だったんだもん」
「ん~~、もうまぁまぁジェッタ君もキャップもこれを見てください。
あの男が言っていた悪魔の風について調べてみたんですよね。太平風土記にも悪魔の風を吹かせる禍翼という妖怪の記載があります」
「禍翼来たりて嵐呼び、地上の全てを滅ぼさん」
「じゃあ、あの怪獣がその世界を滅ぼすマガバッサーだって事?」
「うん。じゃあ今日の天気図を見てくださぁい」
「わぁ…何だこりゃあ」
「これだけじゃありませんよ。太平洋上にも台風が7つ発生」
「マジか」「どういう事?」
「バタフライ効果というヤツです。地球換気は密接に関連していて小さな蝶の羽ばたきが地球の反対側でハリケーンを起こすという考え方です。
この方程式を簡単な数式で表すと…ローレンス方程式と言いまして、これがですねdx分のdy、そしてイコールSのFY-X、そしてdtのdx…」
「「分かった、分かった分かった」」
「分かった分かった分かった、分かったよ分かった 」
「ああぁぁっ!!(>□<)」「超フラグが立つからやめよ ねっ」
「でも、ありゃ蝶の羽ばたきどころじゃないだろ。一体どんな事になっちゃうんだよ」
「ま、とにかくまた明日あの化物を探しに行こう」
「あぁ、うん!」
「なぁんも起きないわねぇ」
「あー腹減ったァァ…キャップ、何か買ってきてよぉ」
「ええっ?」「ワタクシにはコーヒーをお願いします」
「何であたしがぁ!?」
「いや、手が空いてるのキャップだけじゃん」
「もう…割り勘だからね」
『エスプレッソのワンショット、コームミルクシングルでマキアート風にしてくれましたかぁ?』
「細かい注文するなら自分で買いに行きなさぁい…あっ! ああぁっ! はぁあ すいません」
「大丈夫です。では…」
「あの、クリーニング代を!…」
「嵐が来そうですね」「変な天気です」
「僕は嵐が好きですよ。退屈な世界から心を解き放ってくれますからね」
「はぁ…」「アゥ・クゥドゥ・フウドゥル」
「はい?」「日本語で何を意味するか分かりますか?」
「あ、いえ」「雷の一撃…出会い頭の一目惚れです」
雷と共に紳士風の男のバックに謎の黒い影が不気味に浮かび上がる。
ナオミが一瞬、雷光に怯えて目を背けている間に男の姿は消えていた。
「えっ!?」『キャップ、ストームチェイサーが反応してます! 至急戻って来てください!』
「キャップ、遅いよ!」
「中心気圧905hpa、猛烈な推力です! 小高風速10m…真上です! 」
「わあぁ━━!」「ヤバいって」
「どど、どうする!?」「900…895!」
竜巻が街を襲い人々がパニックに陥る中、ナオミが竜巻に吸い込まれてしまう。
「キャアアァァ━━!!」
「キャップぅぅぅ!!」
竜巻に捕まってしまったナオミ。その時、あの風来坊の青年ガイが竜巻の中を突っ切って助けに現れた。
「またあなた!?」「目ェつぶってな」
「う…うっそ あああああああっ!!」
青年の上着の内ポケットから愛用のハーモニカ=オーブニカが飛び出しているのを見て、思わず掴むナオミ。
「はっ! うわっ、うわぁぁぁぁああああ…あああああああああ!!」
「大丈夫か?」「……うん」
「じゃあな」
二人の前にその姿を現したマガバッサー。
「お出ましになったな。ああ、丁度良かった。お願いします!」
「えっ、何々!? おおっ、ちょちょっと待って お、重っ」
「重いってなんですかぁ!(#°`□´°)」
「ナオミちゃん!…おい君、君ィィ!?」
ガイは証明写真の個室を隠れ蓑に、変身アイテム オーブリングを翳す。
「ウルトラマンさん!」
『ウルトラマン!』
「ティガさん!」『ウルトラマンティガ!』
「光の力、お借りします!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スペシウムゼぺリオン!』
「俺の名はオーブ。闇を照らして悪を討つ!」
ガイの正体は謎の巨人=ウルトラマンオーブであった。
オーブVSマガバッサーの一騎打ち。大きな翼と飛行能力を生かして戦うマガバッサーに対し、足を掴んで振り回し投げつけるオーブ。
オーブの戦いを目に焼き付けるナオミ。
「大丈夫か!? 何なんだありゃあ?」
「ウルトラマンオーブ」
「ウルトラマンオーブ?」
「輝く銀河の星…光の戦士ってヤツさ」
巨大な翼から繰り出すマガバッサーの強風がオーブやSSPの面々を襲う。
オーブの放つ八つ裂き光輪 二段攻撃が空へ逃げるマガバッサーを直撃する。
空に追い詰めたマガバッサーを地面に叩きつけるオーブ。
『出来上がりまであと1分』
カラータイマーが点滅を始める。フュージョンアップが定着せず、ウルトラマンとティガの力が漏れだしている。その前に決着をつけなければならない。
「スペリオン光線!!」
「「「うおぉ、やったァァァ!!♪ 」」」
「よし!」「やったァァ! イエェー♪」
「シュウゥゥゥワァッチ!」
マガバッサーの残骸の結晶から封印カードを回収するガイ。
「マガバッサーを封印してたのはウルトラマンメビウスさんの力でしたか。お疲れさんです」
『ご利用ありがとうございました』
「ヨッシャアァァ!♪ おーいVTL隊、今頃来ても遅ェよ」
「あの人は何処?」「ン?」
「あの人って?」「ほら、あのぶっきら棒な人」
「ああぁ」「ああ、あそこにいるよ」
「硬ぇっ う…うんっ、上か。はぁぁあっぶねぇ━ε~(―Д―;)ゞホッ」
「あの…」「みんな、怪我はなかったかい?」
「大丈夫」
「これ、あなたのでしょ?」
「(;°□°)!! ああ…ありがとう。大事な物なんだ」
「あたし達こそ、助けてくれてありがとう」
「じゃ」「ちょっと待ってよ、お兄さん」
「どうせ地球は丸いンだ。またその内どっかで会えるだろ。あばよ!」
渋川さんより先に言われたw
オーブニカを吹きながら夕陽の向こうへ去っていくガイ。
次週でまたすぐ会えるけどねw
「キャップぅぅ、惚れた?」
「そんなんじゃないよ。それより、あの曲…」
「曲がどうかした?」
「何処で聞いた事があるのよね」
マガバッサーを裏で操っていた黒幕はナオミ達にオーブの事を教えてくれたあの紳士風の男だった。
「オーブ、お前は希望の光か? それとも、底知れぬ闇…かな。フフッ」
黒服の男=ジャグラス ジャグラーの目的とは?
「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローは、この人だ!」
『ウルトラマンメビウス!』
「宇宙警備隊の若き勇者メビウスさん。かつて宇宙を滅ぼそうとしたエンペラ星人に勇敢に立ち向かったんだ。
そして今日の怪獣は…」
『マガバッサー!』
「風ノ魔王獣マガバッサー。強風を放つ恐ろしい怪獣。メビウスさんが封印していたんだ。
次回も観てくれよな!」
「平和な町を襲う新たな脅威。その裏で蠢く謎の影。
悪を封じる龍脈が乱れる時、次なる魔王獣がその姿を現す!
次回ウルトラマンオーブ『土塊の魔王』
俺の名はオーブ。闇を照らして悪を討つ!」
マガゼットンが放つ火球が巨人のみならず少女をも吹き飛ばしてしまう。
巨人は自らの全エネルギーを解放し、マガゼットンを倒すが、巨人の本来の力はは制御を失い大爆発を起こす。
人間の姿に戻りマガゼットンを封印していたウルトラマンのカードを回収するが、周囲の惨状に男は慟哭する。
マガゼットンとの戦いは彼の心に深い傷を残す事になった。
という訳で、壮絶なアバンと共に始まりましたウルトラマンオーブ。
OPは水木一郎 with ボイジャーが歌う「オーブの祈り」。土曜の朝はアニキの歌で眠気を吹き飛ばそうぜ!Σd(>▽°)
渋川さん(柳沢慎吾)の持つ通信機がどうしても警察無線ネタに使う煙草ケースにしか見えない…w
人々が賑わう平和な公園に轟く鳴き声の様な不気味な音。
「鳥!」少年の指差す方の上空から突如竜巻群が発生し、ビルを吹き飛ばす程の風圧で日常を壊していく…最近そんな異常現象による怪事件が相次いでいた。
「スッゲェ…」「こんな凄い事が起きちゃったら、あたし達みたいに超常現象だのUMAだの言ってる場合じゃないわね」
「それがそうでもないだなぁキャップ、今一番ホットなネタはこれだよ♪」
「鳥を見た…って何?」
「無茶苦茶な竜巻でビルが降って来たりして大騒ぎの時、巨大な翼を持つUMAを目撃した人がいるんだ♪」
「どうせコラ画像じゃないの」
「えっ」「そんなの取り上げてまた炎上するのは懲りごりだからね」
「何だよぉ(・`з´・)」
「調べてみる価値はありそうですよ」
「だろ♪」「異常な気象が発生するのは都会のど真ん中…数日おきに発生し、瞬く間に消滅している」
「嵐を呼ぶUMA…ウチのサイトにピッタリじゃん♪」
「でも気象予報士でもないのにどうやって追いかけるの?」
「僕は小学校でカオス理論の高次元定理を発見した松戸シン博士ですよぉ♪ これを見てください。
名付けてストームチェイサー。気圧センサーと磁力測定器が組み合わさった万能気象追跡マシンです」
「またバカみたいに電気代食う代物じゃないでしょうね。先月赤字なんだからね!」
「もしスクープ映像撮れたら、俺達大金持ちだよぉ♪ ねっ、行こうよキャップ!」
「でもこれやんないと…」
「いいじゃん。後でも」
「夢野さーん、お家賃の事でお話に来たんですけどー」
「ヤバい大家さんだ。先月の部屋代まだだし」
「さっさと出掛けた方がいいんじゃないですか。裏口から」
「そうですね」「よぉし、SAMETHING SEARCH PEOPLE 出動ぉぉおお━━!!٩(°`▽´°)」
「声大きいって」
その頃、クール便のトラックからハーモニカの音が聞こえてくるので運転手が確認してみると…なんと1人の青年がタダ乗りしていた。
…って、寒くないんかい!Σヽ(^`□´^;)
青年の名はクレナイ ガイ。世界中を渡り歩く風来坊だ。
「アンタ、いつの間に!?」
「あぁぁ…悪い。ちょっと乗せてもらった」
「零下20℃で5時間だぞ! 平気なのか!?」
普通なら平気じゃありませんってw
「世話になったな」
「平和だねぇ…どお、素敵なホームビデオは撮れそう?」
「うぅん…本当に役に立つのかねぇ、あの機械」
「さあ、殆ど拾ってきたガラクタだしねぇ」
「所詮偉大な才能は凡人には理解できないのです」
「「ハイハイ」」
「ヘイヘイヘイヘイお前達、またこんな所でおかしな実験してんのか?」
「叔父さん」「こないだの三丁目の停電もお前達のせいじゃないのぉ?」
「い、いや」「違います! 失礼な事言わないでください!」
「大体渋川さんの取っ掛りが遅いからですよ」
「その癖VTL隊は機密機密で隠し事ばっかりじゃないですか!」
「おい! オイッオイッオイッオイ…フッ(―З―)=з」
「う"っ!」「聞き捨てならねえな。ナオミちゃんは姪っ子だから、大目に見てやってんのにな」
「ちょっとあたしの叔父さんってのは関係ないでしょ! あたし達SSPは…」
その時、鳴き声の様なあの不気味な音が聞こえてきた。
「ン、何の音だ?」
「おい兄ちゃん達、早く逃げろ。悪魔の風が来る」
「悪魔の風?」「あなたは?」
「920!」「えっ!?」「こんな数値はありえない! 猛烈な低気圧反応ですぅ! ここから距離300m、複数の竜巻が発生…いずれも中心風速150m… 凄いパワーだ!!」
「アハハ♪」「シンさん、運転して!」
「僕が!?」「俺カメラ! アンタ運転!」
「早く行こ♪」「行くよ!」
「おい待て、お前達! …うわっ何だこれ! 前が見えない!」
「SSP―7、発進!」「「了解!」」
「シンさん、もうちょっとハンドル気にして!」
「しょうがないでしょ! こんなに…」
「ねえ、あれっあれっ!」
「うわぁぁっ、キャアァァァッ!!」
「もっとちゃんと運転してよ!」
「僕は運転するには進化し過ぎた人間なんですよ!」
「退化でしょう!」
「おい!」「「「うおおっ!Σ(°Д°;)」」」
「早く逃げた方がいいぞぉ」
「あなた何してんの!?(°□°;)」
「怪獣だぁぁ!!」
「風ノ魔王獣マガバッサーか!」
「マガバッサー!?」
「俺のカメラがぁ!(;°Д°)」
「もうどいて! あたしが撮る!」
突如、SSPの前に謎の巨人が現れマガバッサーに立ち向かう。
「何だあれ!?」「怪獣vs怪獣!?」
「おおぉ━━!」「凄ェェ!(°▽°)」
「皆さぁん、そろそろ万有引力の法則が発動しますよぉ 落ちるという事ですぅぅ~!!(>□<)」
「「「うあぁぁぁぁぁっ!!」」」
マガバッサーを追い払った巨人は地上に激突寸前のSSP―7を救う。
「……何がどうなったの? みんな、大丈夫!?」
「撮った!? 撮ったよね!」
「撮った、撮った(*°▽°*)♪」
「大スクープですよ! キャップ」
「これでアクセス数、爆上がりだぁぁ!!♪」
「信じらんないww ねぇどうしてカメラ反対に向けて自撮りしちゃうんだよ。これじゃ何もかもパーじゃんか」
「だって…咄嗟の事だったんだもん」
「ん~~、もうまぁまぁジェッタ君もキャップもこれを見てください。
あの男が言っていた悪魔の風について調べてみたんですよね。太平風土記にも悪魔の風を吹かせる禍翼という妖怪の記載があります」
「禍翼来たりて嵐呼び、地上の全てを滅ぼさん」
「じゃあ、あの怪獣がその世界を滅ぼすマガバッサーだって事?」
「うん。じゃあ今日の天気図を見てくださぁい」
「わぁ…何だこりゃあ」
「これだけじゃありませんよ。太平洋上にも台風が7つ発生」
「マジか」「どういう事?」
「バタフライ効果というヤツです。地球換気は密接に関連していて小さな蝶の羽ばたきが地球の反対側でハリケーンを起こすという考え方です。
この方程式を簡単な数式で表すと…ローレンス方程式と言いまして、これがですねdx分のdy、そしてイコールSのFY-X、そしてdtのdx…」
「「分かった、分かった分かった」」
「分かった分かった分かった、分かったよ分かった 」
「ああぁぁっ!!(>□<)」「超フラグが立つからやめよ ねっ」
「でも、ありゃ蝶の羽ばたきどころじゃないだろ。一体どんな事になっちゃうんだよ」
「ま、とにかくまた明日あの化物を探しに行こう」
「あぁ、うん!」
「なぁんも起きないわねぇ」
「あー腹減ったァァ…キャップ、何か買ってきてよぉ」
「ええっ?」「ワタクシにはコーヒーをお願いします」
「何であたしがぁ!?」
「いや、手が空いてるのキャップだけじゃん」
「もう…割り勘だからね」
『エスプレッソのワンショット、コームミルクシングルでマキアート風にしてくれましたかぁ?』
「細かい注文するなら自分で買いに行きなさぁい…あっ! ああぁっ! はぁあ すいません」
「大丈夫です。では…」
「あの、クリーニング代を!…」
「嵐が来そうですね」「変な天気です」
「僕は嵐が好きですよ。退屈な世界から心を解き放ってくれますからね」
「はぁ…」「アゥ・クゥドゥ・フウドゥル」
「はい?」「日本語で何を意味するか分かりますか?」
「あ、いえ」「雷の一撃…出会い頭の一目惚れです」
雷と共に紳士風の男のバックに謎の黒い影が不気味に浮かび上がる。
ナオミが一瞬、雷光に怯えて目を背けている間に男の姿は消えていた。
「えっ!?」『キャップ、ストームチェイサーが反応してます! 至急戻って来てください!』
「キャップ、遅いよ!」
「中心気圧905hpa、猛烈な推力です! 小高風速10m…真上です! 」
「わあぁ━━!」「ヤバいって」
「どど、どうする!?」「900…895!」
竜巻が街を襲い人々がパニックに陥る中、ナオミが竜巻に吸い込まれてしまう。
「キャアアァァ━━!!」
「キャップぅぅぅ!!」
竜巻に捕まってしまったナオミ。その時、あの風来坊の青年ガイが竜巻の中を突っ切って助けに現れた。
「またあなた!?」「目ェつぶってな」
「う…うっそ あああああああっ!!」
青年の上着の内ポケットから愛用のハーモニカ=オーブニカが飛び出しているのを見て、思わず掴むナオミ。
「はっ! うわっ、うわぁぁぁぁああああ…あああああああああ!!」
「大丈夫か?」「……うん」
「じゃあな」
二人の前にその姿を現したマガバッサー。
「お出ましになったな。ああ、丁度良かった。お願いします!」
「えっ、何々!? おおっ、ちょちょっと待って お、重っ」
「重いってなんですかぁ!(#°`□´°)」
「ナオミちゃん!…おい君、君ィィ!?」
ガイは証明写真の個室を隠れ蓑に、変身アイテム オーブリングを翳す。
「ウルトラマンさん!」
『ウルトラマン!』
「ティガさん!」『ウルトラマンティガ!』
「光の力、お借りします!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スペシウムゼぺリオン!』
「俺の名はオーブ。闇を照らして悪を討つ!」
ガイの正体は謎の巨人=ウルトラマンオーブであった。
オーブVSマガバッサーの一騎打ち。大きな翼と飛行能力を生かして戦うマガバッサーに対し、足を掴んで振り回し投げつけるオーブ。
オーブの戦いを目に焼き付けるナオミ。
「大丈夫か!? 何なんだありゃあ?」
「ウルトラマンオーブ」
「ウルトラマンオーブ?」
「輝く銀河の星…光の戦士ってヤツさ」
巨大な翼から繰り出すマガバッサーの強風がオーブやSSPの面々を襲う。
オーブの放つ八つ裂き光輪 二段攻撃が空へ逃げるマガバッサーを直撃する。
空に追い詰めたマガバッサーを地面に叩きつけるオーブ。
『出来上がりまであと1分』
カラータイマーが点滅を始める。フュージョンアップが定着せず、ウルトラマンとティガの力が漏れだしている。その前に決着をつけなければならない。
「スペリオン光線!!」
「「「うおぉ、やったァァァ!!♪ 」」」
「よし!」「やったァァ! イエェー♪」
「シュウゥゥゥワァッチ!」
マガバッサーの残骸の結晶から封印カードを回収するガイ。
「マガバッサーを封印してたのはウルトラマンメビウスさんの力でしたか。お疲れさんです」
『ご利用ありがとうございました』
「ヨッシャアァァ!♪ おーいVTL隊、今頃来ても遅ェよ」
「あの人は何処?」「ン?」
「あの人って?」「ほら、あのぶっきら棒な人」
「ああぁ」「ああ、あそこにいるよ」
「硬ぇっ う…うんっ、上か。はぁぁあっぶねぇ━ε~(―Д―;)ゞホッ」
「あの…」「みんな、怪我はなかったかい?」
「大丈夫」
「これ、あなたのでしょ?」
「(;°□°)!! ああ…ありがとう。大事な物なんだ」
「あたし達こそ、助けてくれてありがとう」
「じゃ」「ちょっと待ってよ、お兄さん」
「どうせ地球は丸いンだ。またその内どっかで会えるだろ。あばよ!」
渋川さんより先に言われたw
オーブニカを吹きながら夕陽の向こうへ去っていくガイ。
次週でまたすぐ会えるけどねw
「キャップぅぅ、惚れた?」
「そんなんじゃないよ。それより、あの曲…」
「曲がどうかした?」
「何処で聞いた事があるのよね」
マガバッサーを裏で操っていた黒幕はナオミ達にオーブの事を教えてくれたあの紳士風の男だった。
「オーブ、お前は希望の光か? それとも、底知れぬ闇…かな。フフッ」
黒服の男=ジャグラス ジャグラーの目的とは?
「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローは、この人だ!」
『ウルトラマンメビウス!』
「宇宙警備隊の若き勇者メビウスさん。かつて宇宙を滅ぼそうとしたエンペラ星人に勇敢に立ち向かったんだ。
そして今日の怪獣は…」
『マガバッサー!』
「風ノ魔王獣マガバッサー。強風を放つ恐ろしい怪獣。メビウスさんが封印していたんだ。
次回も観てくれよな!」
「平和な町を襲う新たな脅威。その裏で蠢く謎の影。
悪を封じる龍脈が乱れる時、次なる魔王獣がその姿を現す!
次回ウルトラマンオーブ『土塊の魔王』
俺の名はオーブ。闇を照らして悪を討つ!」