「出現時間は約3分かぁ…てか何だよぉこの暑さぁ(―△―;)」
「地球温暖化が問題視される都市部ではヒートアイランド現象が進む一方だというのに全くみんな呑気なものです わざわざ可愛い仲間がバイト先まで遊びに来ているというのにこの仕打ちとは(T□T)」
「アロハ~♪ アロハ~♪…仕方ないでしょう、店内がいっぱいなんだから。空いたらちゃんと移れるようにするから。ね、何か分かった?」
「んん全然よ、全然。オーブどころか突然現れた怪獣達より気ままな風来坊のガイさんは…もう、世の中分かんない事だらけだよ」
「そうよねぇ」「おかわり!」
「本当にちゃんと調べてるんでしょうね?」
「調べてるって」「僕もおかわりです」
「はい、どれにします?」
「水ぅ!」
「かしこまりましたァ。アロハァ~♪」
「ガイさんかぁ…今頃どこで何してるんでしょうねぇ」
「いやラムネか…いやなぁ…ア、ア、アイスかなぁ…どっちにしようかなぁ」
「まだですかお客さん こっちも暑いんだからいい加減早く決めてくださいよぉ」
「ああぁ。じゃあラムネ…いや、やっぱりぃアイス!
アァ~ン(*^□^*)♪…!!!?」
「うわぁっ!! うわぁぁっ!!(>□<;)」
「おおぉあああっ!!Σ(°Д°;) はっはっ!?」
「な、何だありゃ!?(;°□°)/」
突然、空から巨大な火の玉が出現した。
「熱波襲来だよ! これってもしかしてヒートアイランド現象が原因!?」
「ううんそんな筈はありません! 通常ファイヤーボール現象というのは可燃性のガスや蒸気が空気に触れた時に発生するものであり、気温の暑さとは無関係です」
「じゃあ、あれは何なのよ!?」
次々と熱中症で倒れていく町の人達。
「今度は火ノ魔王獣がお出ましか。あっ…」
ハヤタにスプーン、ガイにアイス棒(しかもハズレ)w
「ウルトラマンさん!」『ウルトラマン!』
「ティガさん!」『ウルトラマンティガ!』
「光の力、お借りします!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スペシウムゼぺリオン!』
「あっ!」「ああっ! オーブゥゥ!!」
「店長、お先に失礼します! みんな行くよ、SAMETHING SEARCH PEOPLE出動ォォ━━!!…ああっ!」
「暑っつ!!」「撤退━━っ!!」
「ああっ待って」「大丈夫!?」
「大丈夫」「再出動ォォ━━っ!!」
「ちょっと待ってよ!!」「もう」
「おっほぉスッゲェなオーブ、手から水も出るのかよ!」
だがウルトラ水流でも火の玉を鎮火する事はできなかった。
特大八つ裂き光輪も分散されてしまう。
「スペリオン光線!」
高速移動による分身スペリオン光線でも魔王獣を覆う火の玉を攻略できない。
「また胸のランプが点滅してる! あれ絶対ヤバイって」
「ああぁ」
「ああっなるほど! 地上から遠ざける作戦ですね!」
「そのまま宇宙の果てまで持ってけェェ!!٩(°▽°)」
「「行け行けェェ━━っ!!♪」」
火の玉を大気圏外まで押し出すが、既にエネルギーが底を尽きて落下してしまうオーブ。
「大スクープだ…キャップ、シンさん、行くよ!」
「見に行こう!」「はい!」
「ぐあぁぁ…ゲホッ! うっ!ハァ…ハァ…ジャグラー!…うあぁ!」
「何をしている。こんなものじゃない筈だ…う"っ!」
「グアッ!! ああっ…(>□°;)」
「お前は選ばれた戦士なんだ。なぁ、光の戦士…」
「どうした、もっと俺を楽しませてくれ。あまり時間はないぞ…」
ドSなジャグラーさん
「何だよコレぇ?」
「オーブは何処!?」「そういえば…」
「ガイさん?」「えっ? ええっ!」
「あっ!」「ガイさん…!」
「大丈夫!?」「ガイさん、しっかり!」
「ガイさん!」「ヨイショッ!」
「大丈夫!?」「大丈夫!?」「しっかりして!」
「おい、お前達もいたか!」
「渋川さん!」「ガイ君じゃねえか!」
「反応がないの!」
「何!? ……大丈夫だ!」「よかった!」
「彼を早く!」「はい!」
「あっ、頭持ちます」「よしっ!」
SSPオフィスに運ばれ、介抱されるガイ。
「連絡先や身元の分かる物は何ひとつありませんねぇ」
「凄い汗…熱っ! 熱っ熱っ熱っつゥゥ!!」
「ああっつ!」
「わぁ! ちょっと何!?」
「何、この熱ぅ」「ははァァっつ!」
「もう… 病院はどこも熱中症の患者でいっぱいだって」
「はぁ…暫くはここで休ませるしかなさそうね」
熱でうなされる中、ガイは夢を見ていた。あの異国の少女と共にオーブ二カを奏でていた楽しかった頃の夢を。
ガイがいつも吹いている曲は少女によく聞かせていたもののようだ。そしてガイが唯一守る事ができなかった辛い記憶でもあった。
「何? どうしたの? えっ!? いきなり何!?
あ…ちょっと熱っ 熱っ!熱い」
「「・・・(*⊙ω°*)(*°ω⊙*)」」
「何よその目は! 言っとくけどそんなんじゃないから!」
「シンさん!」「ジェッタ君!」
「ダメッ!」「何で!?」
「あっ…よかった気が付いて!(°▽°)」
「…ここは?」「あたし達のオフィスよ」
「はぁ…そうか、俺はあいつと戦って…」
「「「?」」」「ううっ…」
「じっとしてなきゃダメよ! 熱があるんだから」
「俺に構うな…」「何よぉ、助けてもらってその言い方ァ(°`з´°)…もしもし? もしもーし!…もう何なのよ…」
「現在火の玉の高度は414km、気温は42℃と暫くこのまま観察を続けましょう」
「あ"あ"あ"あ"オーブぅぅ一体どうなっちゃったのォォ?
あっあれだ、きっとそう。オーブが消えた場所にハイ、ガイさんが倒れてた!って事はガイさんがオーブでしょォォ♪」
「それは有り得ませんね」「えっ?」
「あの大きさから推定するとオーブは約5万トンあるでしょう。質量保存の法則からいっても人間がオーブである事は考えられません」
「夢のない話だなぁ(´•△•`)」
ジェッタ、結構鋭い事言ったのに。シンの現実主義者め(^`□´^;)
火の玉迎撃にVTL隊のゼットビートルが出動したが、冷却弾すらも歯が立たなかった。
「ひゃあ暑っついなぁ、おい!」
「叔父さん」「暑い…おい、彼の様子はどうよ?」
「((―_― )( ―_―))」
「ハァそうか…ヘイッヘイッヘイヘイヘイヘイヘイ! お前達の所であの火の玉について何か分かった事ないか?」
「あぁあん((―△―))」
「VTL隊でも調べてンだが、今だ正体が分からない上に冷却弾でも全く効かない。かと言ってあのままにしておく訳にもいかないしな」
「ZZZ…」バシッ☆「ン! ン~ウゥン」
「確かにあのまま浮いてても不気味なだけですもんねぇ」
「俺はな…俺は奴の正体は怪獣じゃねえかと思ってンだよ」
「ちょっと…」「えっ!?」
「だから、お前達なら何か情報掴んでるんじゃないかと思ってな。例のヤツを使って…」
「太平風土記ですよねぇ。そんな都合良く何でもかんでも載ってる訳ないじゃないです…」
「ありました」「えっ!?」
「えっ? ちょっとどれ、どれ?」
「空に二つの日輪登りし時、地上の物皆焼き尽くされ…」
「二つの日輪って、太陽とあの火の玉の事か?」
「続きがあります。偽りの日輪、これ災いの炎 禍斑吞の仕業なり」
「ちょっと禍斑吞って…やっぱり怪獣の仕業じゃん!」
「ほら、やっぱりそうかぁ」
「この猛暑に加え、火の玉の熱が加わった事で気温が一気に上昇しました。恐らくあのまま放っておけば至る所で高温火災が発生していたでしょぉぉー」
「そして…辺り一面火の海になる」
「はい」「大惨事の一歩手前だったって訳だ」
「大変です! 皆さんこれを!」
「ああっ!」「ちょっと、火の玉の高度が下がってきてるじゃん!」
「何だってぇ!? こちら渋川、あの火の玉の正体は怪獣の可能性が極めて高い模様! 至急至急、ありったけの地対空ミサイルを撃ってほしい」
再び地上に降下する火の玉にミサイルを撃ち込むが、接触手前で暴発してしまう。
「気が付いた! これ、何本か見える? 水飲む? アイス食べる?」
「俺に構うなって言ったろ」
「もう何でもっと素直に感謝できないのかしら(―`△´―)」
「それよりあの火の玉はどうなった!?」
「下降が…止まりました!」
「ちょっと!」
火の玉に守られているマガパンドンは火球で無差別に町を焼き払う。
「これは…」
「ガイさん、もう起きて大丈夫なの? ホントにホントに大丈夫なのね?」
「ああ」「じゃあこれ!」
「何だこれ?」「防火スーツ」
「こんな事もあろうかと以前僕が! はい」
「それ着て地下室に避難してて。あそこなら備蓄用の食糧と水があるし、地下だから少しは安全な筈よ」
「お前達は!?」「この世紀の大スクープを収めに行くんだよ!」
「待て! 今行くのは危険だ!」
ガコォンッ☆ 「「「・・・・」」」
「心配しないで。あんな炎ぐらい、あたし達の情熱で吹っ飛ばしてやるわよ!」
「吹っ飛ばす…そうかΣ(°□°)」
「SAMETHING SEARCH PEOPLE出動ぉぉ━━━っ!!」
「「了解ィィ!」」「えっ?(°Д°;)」
「ったく、見てらんねえな タロウさん!」
『ウルトラマンタロウ!』
「メビウスさん!」『ウルトラマンメビウス!』
「熱いヤツ、頼みます!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ バーンマイト!』
「待ってろ魔王獣! 今度の俺はちょっと違うぜぇ!! シュワァァ!!」
「ああっオーブ、生きてたのね!♪ わあっ アアア━━━ッ!! キャアァァ━━━っ!!」
「お前の炎を吹き飛ばしてやる! ストビュームバーストォォォ!!」
「ヒャアアッ! わぁああっ! わあっ! わあっ!」
「ほお…爆風消火の要領か」
「ケホッケホッ爆風消火!?」
「はい。強烈な爆風を起こす事で相手の炎を吹き飛ばしたんですよ…ゴホッ」
「あれが火の玉の正体だったのね!」
「マガパンドン戴き!♪」
オーブ バーンマイトとマガパンドンの一騎打ち! 灼熱の火球を発射する二つ首の口を塞ぎ、自慢の怪力でマガパンドンを投げ飛ばすオーブ。
BGMのオーブの祈りが更にバトルを
盛り上げてくれますね(*^▽^*)
「これで止めだ! スペリオン光線!!」
「「「ワァァアアア━━ッ!! イエェェへへへ!!♪」」」
「勝ったァァ! わぁっ、わあぁぁ、アハハハ八♪」
「ありがとォォ、オーブぅぅ!」
「オォーブぅぅぅ━━━ッ!!♪」
「おおぉっ! マガパンドンを封印してたのはウルトラマンゼロさんの力でしたか。お疲れさんです」
「闇と光…風・土・水・火…これで全ての魔王獣は揃った。残るは…黒き王の力のみ」
「「あーただいまぁ」」
「あ━━疲れましたァァ」
「おおっちょっとガイさんガイさん、凄いのが撮れたんだよ♪(*^▽^*)」
「オーブが爆風消火で怪獣を倒したんです」
「へぇぇー、わぁぁ凄いなぁ(°□°)」
「もうすっかり元気になったみたいね。じゃあ色々と聞きたい事が…えっ…それ…
ああっやっぱり、あたしのアイスがない!!Σ(°Д°;)」
「僕の分もありません!」
「俺のもないィィ」
「ちょっとぉ…ちょっとこれ、どういう事!?…」
既にガイの姿は消えていた。
「もうまた逃げられたァァアア!!(>□<;)」
「ガイさぁぁぁん!!(´^□^`;)」
「ああぁぁ(T□T)」
「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローはこの人だ!」
『ウルトラマンゼロ!』
ゼロたん、キタ━━(°∀°)━━ッ!!
「ゼロさんは数々の激戦をくぐり抜けてきたウルトラ戦士。頼もしい仲間ウルティメイトフォースゼロと共に宇宙の悪と日々戦っているんだ。
そして、今日の怪獣は…」
『マガパンドン!』
「火ノ魔王獣マガパンドン。町を襲った燃え盛る火の玉の正体はこいつだったんだ。
次回も観てくれよな!」
「卑劣な宇宙人の策略でナオミが捕まってしまった! 全くじゃじゃ馬は危険を考えずに飛び込んじまうから困ったもんだぜ(―△―)=З
こうなったら、俺も新たなカードを切らないとな!(>▽´°)
次回ウルトラマンオーブ『逃げない心』
光を超えて、闇を斬る!」
「地球温暖化が問題視される都市部ではヒートアイランド現象が進む一方だというのに全くみんな呑気なものです わざわざ可愛い仲間がバイト先まで遊びに来ているというのにこの仕打ちとは(T□T)」
「アロハ~♪ アロハ~♪…仕方ないでしょう、店内がいっぱいなんだから。空いたらちゃんと移れるようにするから。ね、何か分かった?」
「んん全然よ、全然。オーブどころか突然現れた怪獣達より気ままな風来坊のガイさんは…もう、世の中分かんない事だらけだよ」
「そうよねぇ」「おかわり!」
「本当にちゃんと調べてるんでしょうね?」
「調べてるって」「僕もおかわりです」
「はい、どれにします?」
「水ぅ!」
「かしこまりましたァ。アロハァ~♪」
「ガイさんかぁ…今頃どこで何してるんでしょうねぇ」
「いやラムネか…いやなぁ…ア、ア、アイスかなぁ…どっちにしようかなぁ」
「まだですかお客さん こっちも暑いんだからいい加減早く決めてくださいよぉ」
「ああぁ。じゃあラムネ…いや、やっぱりぃアイス!
アァ~ン(*^□^*)♪…!!!?」
「うわぁっ!! うわぁぁっ!!(>□<;)」
「おおぉあああっ!!Σ(°Д°;) はっはっ!?」
「な、何だありゃ!?(;°□°)/」
突然、空から巨大な火の玉が出現した。
「熱波襲来だよ! これってもしかしてヒートアイランド現象が原因!?」
「ううんそんな筈はありません! 通常ファイヤーボール現象というのは可燃性のガスや蒸気が空気に触れた時に発生するものであり、気温の暑さとは無関係です」
「じゃあ、あれは何なのよ!?」
次々と熱中症で倒れていく町の人達。
「今度は火ノ魔王獣がお出ましか。あっ…」
ハヤタにスプーン、ガイにアイス棒(しかもハズレ)w
「ウルトラマンさん!」『ウルトラマン!』
「ティガさん!」『ウルトラマンティガ!』
「光の力、お借りします!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スペシウムゼぺリオン!』
「あっ!」「ああっ! オーブゥゥ!!」
「店長、お先に失礼します! みんな行くよ、SAMETHING SEARCH PEOPLE出動ォォ━━!!…ああっ!」
「暑っつ!!」「撤退━━っ!!」
「ああっ待って」「大丈夫!?」
「大丈夫」「再出動ォォ━━っ!!」
「ちょっと待ってよ!!」「もう」
「おっほぉスッゲェなオーブ、手から水も出るのかよ!」
だがウルトラ水流でも火の玉を鎮火する事はできなかった。
特大八つ裂き光輪も分散されてしまう。
「スペリオン光線!」
高速移動による分身スペリオン光線でも魔王獣を覆う火の玉を攻略できない。
「また胸のランプが点滅してる! あれ絶対ヤバイって」
「ああぁ」
「ああっなるほど! 地上から遠ざける作戦ですね!」
「そのまま宇宙の果てまで持ってけェェ!!٩(°▽°)」
「「行け行けェェ━━っ!!♪」」
火の玉を大気圏外まで押し出すが、既にエネルギーが底を尽きて落下してしまうオーブ。
「大スクープだ…キャップ、シンさん、行くよ!」
「見に行こう!」「はい!」
「ぐあぁぁ…ゲホッ! うっ!ハァ…ハァ…ジャグラー!…うあぁ!」
「何をしている。こんなものじゃない筈だ…う"っ!」
「グアッ!! ああっ…(>□°;)」
「お前は選ばれた戦士なんだ。なぁ、光の戦士…」
「どうした、もっと俺を楽しませてくれ。あまり時間はないぞ…」
ドSなジャグラーさん
「何だよコレぇ?」
「オーブは何処!?」「そういえば…」
「ガイさん?」「えっ? ええっ!」
「あっ!」「ガイさん…!」
「大丈夫!?」「ガイさん、しっかり!」
「ガイさん!」「ヨイショッ!」
「大丈夫!?」「大丈夫!?」「しっかりして!」
「おい、お前達もいたか!」
「渋川さん!」「ガイ君じゃねえか!」
「反応がないの!」
「何!? ……大丈夫だ!」「よかった!」
「彼を早く!」「はい!」
「あっ、頭持ちます」「よしっ!」
SSPオフィスに運ばれ、介抱されるガイ。
「連絡先や身元の分かる物は何ひとつありませんねぇ」
「凄い汗…熱っ! 熱っ熱っ熱っつゥゥ!!」
「ああっつ!」
「わぁ! ちょっと何!?」
「何、この熱ぅ」「ははァァっつ!」
「もう… 病院はどこも熱中症の患者でいっぱいだって」
「はぁ…暫くはここで休ませるしかなさそうね」
熱でうなされる中、ガイは夢を見ていた。あの異国の少女と共にオーブ二カを奏でていた楽しかった頃の夢を。
ガイがいつも吹いている曲は少女によく聞かせていたもののようだ。そしてガイが唯一守る事ができなかった辛い記憶でもあった。
「何? どうしたの? えっ!? いきなり何!?
あ…ちょっと熱っ 熱っ!熱い」
「「・・・(*⊙ω°*)(*°ω⊙*)」」
「何よその目は! 言っとくけどそんなんじゃないから!」
「シンさん!」「ジェッタ君!」
「ダメッ!」「何で!?」
「あっ…よかった気が付いて!(°▽°)」
「…ここは?」「あたし達のオフィスよ」
「はぁ…そうか、俺はあいつと戦って…」
「「「?」」」「ううっ…」
「じっとしてなきゃダメよ! 熱があるんだから」
「俺に構うな…」「何よぉ、助けてもらってその言い方ァ(°`з´°)…もしもし? もしもーし!…もう何なのよ…」
「現在火の玉の高度は414km、気温は42℃と暫くこのまま観察を続けましょう」
「あ"あ"あ"あ"オーブぅぅ一体どうなっちゃったのォォ?
あっあれだ、きっとそう。オーブが消えた場所にハイ、ガイさんが倒れてた!って事はガイさんがオーブでしょォォ♪」
「それは有り得ませんね」「えっ?」
「あの大きさから推定するとオーブは約5万トンあるでしょう。質量保存の法則からいっても人間がオーブである事は考えられません」
「夢のない話だなぁ(´•△•`)」
ジェッタ、結構鋭い事言ったのに。シンの現実主義者め(^`□´^;)
火の玉迎撃にVTL隊のゼットビートルが出動したが、冷却弾すらも歯が立たなかった。
「ひゃあ暑っついなぁ、おい!」
「叔父さん」「暑い…おい、彼の様子はどうよ?」
「((―_― )( ―_―))」
「ハァそうか…ヘイッヘイッヘイヘイヘイヘイヘイ! お前達の所であの火の玉について何か分かった事ないか?」
「あぁあん((―△―))」
「VTL隊でも調べてンだが、今だ正体が分からない上に冷却弾でも全く効かない。かと言ってあのままにしておく訳にもいかないしな」
「ZZZ…」バシッ☆「ン! ン~ウゥン」
「確かにあのまま浮いてても不気味なだけですもんねぇ」
「俺はな…俺は奴の正体は怪獣じゃねえかと思ってンだよ」
「ちょっと…」「えっ!?」
「だから、お前達なら何か情報掴んでるんじゃないかと思ってな。例のヤツを使って…」
「太平風土記ですよねぇ。そんな都合良く何でもかんでも載ってる訳ないじゃないです…」
「ありました」「えっ!?」
「えっ? ちょっとどれ、どれ?」
「空に二つの日輪登りし時、地上の物皆焼き尽くされ…」
「二つの日輪って、太陽とあの火の玉の事か?」
「続きがあります。偽りの日輪、これ災いの炎 禍斑吞の仕業なり」
「ちょっと禍斑吞って…やっぱり怪獣の仕業じゃん!」
「ほら、やっぱりそうかぁ」
「この猛暑に加え、火の玉の熱が加わった事で気温が一気に上昇しました。恐らくあのまま放っておけば至る所で高温火災が発生していたでしょぉぉー」
「そして…辺り一面火の海になる」
「はい」「大惨事の一歩手前だったって訳だ」
「大変です! 皆さんこれを!」
「ああっ!」「ちょっと、火の玉の高度が下がってきてるじゃん!」
「何だってぇ!? こちら渋川、あの火の玉の正体は怪獣の可能性が極めて高い模様! 至急至急、ありったけの地対空ミサイルを撃ってほしい」
再び地上に降下する火の玉にミサイルを撃ち込むが、接触手前で暴発してしまう。
「気が付いた! これ、何本か見える? 水飲む? アイス食べる?」
「俺に構うなって言ったろ」
「もう何でもっと素直に感謝できないのかしら(―`△´―)」
「それよりあの火の玉はどうなった!?」
「下降が…止まりました!」
「ちょっと!」
火の玉に守られているマガパンドンは火球で無差別に町を焼き払う。
「これは…」
「ガイさん、もう起きて大丈夫なの? ホントにホントに大丈夫なのね?」
「ああ」「じゃあこれ!」
「何だこれ?」「防火スーツ」
「こんな事もあろうかと以前僕が! はい」
「それ着て地下室に避難してて。あそこなら備蓄用の食糧と水があるし、地下だから少しは安全な筈よ」
「お前達は!?」「この世紀の大スクープを収めに行くんだよ!」
「待て! 今行くのは危険だ!」
ガコォンッ☆ 「「「・・・・」」」
「心配しないで。あんな炎ぐらい、あたし達の情熱で吹っ飛ばしてやるわよ!」
「吹っ飛ばす…そうかΣ(°□°)」
「SAMETHING SEARCH PEOPLE出動ぉぉ━━━っ!!」
「「了解ィィ!」」「えっ?(°Д°;)」
「ったく、見てらんねえな タロウさん!」
『ウルトラマンタロウ!』
「メビウスさん!」『ウルトラマンメビウス!』
「熱いヤツ、頼みます!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ バーンマイト!』
「待ってろ魔王獣! 今度の俺はちょっと違うぜぇ!! シュワァァ!!」
「ああっオーブ、生きてたのね!♪ わあっ アアア━━━ッ!! キャアァァ━━━っ!!」
「お前の炎を吹き飛ばしてやる! ストビュームバーストォォォ!!」
「ヒャアアッ! わぁああっ! わあっ! わあっ!」
「ほお…爆風消火の要領か」
「ケホッケホッ爆風消火!?」
「はい。強烈な爆風を起こす事で相手の炎を吹き飛ばしたんですよ…ゴホッ」
「あれが火の玉の正体だったのね!」
「マガパンドン戴き!♪」
オーブ バーンマイトとマガパンドンの一騎打ち! 灼熱の火球を発射する二つ首の口を塞ぎ、自慢の怪力でマガパンドンを投げ飛ばすオーブ。
BGMのオーブの祈りが更にバトルを
盛り上げてくれますね(*^▽^*)
「これで止めだ! スペリオン光線!!」
「「「ワァァアアア━━ッ!! イエェェへへへ!!♪」」」
「勝ったァァ! わぁっ、わあぁぁ、アハハハ八♪」
「ありがとォォ、オーブぅぅ!」
「オォーブぅぅぅ━━━ッ!!♪」
「おおぉっ! マガパンドンを封印してたのはウルトラマンゼロさんの力でしたか。お疲れさんです」
「闇と光…風・土・水・火…これで全ての魔王獣は揃った。残るは…黒き王の力のみ」
「「あーただいまぁ」」
「あ━━疲れましたァァ」
「おおっちょっとガイさんガイさん、凄いのが撮れたんだよ♪(*^▽^*)」
「オーブが爆風消火で怪獣を倒したんです」
「へぇぇー、わぁぁ凄いなぁ(°□°)」
「もうすっかり元気になったみたいね。じゃあ色々と聞きたい事が…えっ…それ…
ああっやっぱり、あたしのアイスがない!!Σ(°Д°;)」
「僕の分もありません!」
「俺のもないィィ」
「ちょっとぉ…ちょっとこれ、どういう事!?…」
既にガイの姿は消えていた。
「もうまた逃げられたァァアア!!(>□<;)」
「ガイさぁぁぁん!!(´^□^`;)」
「ああぁぁ(T□T)」
「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローはこの人だ!」
『ウルトラマンゼロ!』
ゼロたん、キタ━━(°∀°)━━ッ!!
「ゼロさんは数々の激戦をくぐり抜けてきたウルトラ戦士。頼もしい仲間ウルティメイトフォースゼロと共に宇宙の悪と日々戦っているんだ。
そして、今日の怪獣は…」
『マガパンドン!』
「火ノ魔王獣マガパンドン。町を襲った燃え盛る火の玉の正体はこいつだったんだ。
次回も観てくれよな!」
「卑劣な宇宙人の策略でナオミが捕まってしまった! 全くじゃじゃ馬は危険を考えずに飛び込んじまうから困ったもんだぜ(―△―)=З
こうなったら、俺も新たなカードを切らないとな!(>▽´°)
次回ウルトラマンオーブ『逃げない心』
光を超えて、闇を斬る!」