「ファンタスティイイック!! 眠っているだけであのパワー、もし完全体として復活したら・・・ああ~どうなってしまうのでしょう♪」
「いいから早く次の怪獣を寄越せよぉ」
「う"う"んん! 失礼しましたムッシュボルスト」
「うん?」「かつてウルトラ戦士を倒した事があるバードン。最強クラスの怪獣です」
「おおおぉお♪」「ウェイツ!! わかってますねぇ。これで今度こそウルトラマンを」
「うぅぅん! 任せておけ、俺様は宇宙最強だ!!」
「期待していますよ。ムッシュボルスト」
「ハハハハハ、ハッハッハッハ、ハッハッハッ・・・!!」
「フッこれが最後のチャンスなのですから」
現地での調査によると周辺の放射物質からビクトリウムと同一のエネルギーが検出された。
「一体君達は何をしているんだ」
そこへ国際防衛機構の神山長官が基地を訪問。今のUPGの防衛体制に業を煮やした神山は防衛体制をフェイズ5へ移行する事を決定した。
そんな時にバードンが出現。
「ハッハッハッハッ! ギンガ、ビクトリー早く出てこい!」
出動しようとするヒカルを止める神山の部下達。神山は現UPGの装備の使用禁止と隊員資格の剥奪及び国際防衛機構の権限で神山の選出したチームによる作戦遂行を宣言した。
理不尽な上層部の決定に納得いかないヒカル達。
「人類が強大な力を持っている事を敵に思い知らせてやる!」
「何なんだこれ・・・?」
「我々が総力を懸けて開発したビクトリウムキャノン。いよいよこれを実戦で使う時が来た」
「ビクトリウムキャノン!?」
「嘘だろ・・・ここにこんな装備があったなんて(°Д°υ)」
それは隊員達も知らされていない禁断の超兵器だった。
ビクトリーにライブし、バードンに立ち向かうショウ。
「出たなビクトリー! まずはお前からブッ潰してやるぅ!!」
ビクトリアン達の命の源であるビクトリウムを戦いに使う事に反対の意を唱えるヒカル。
陣野隊長も人智を越えた力を安易に扱うのは危険だとビクトリウムキャノンの使用を断固反対していたがタカ派の神山は聞き入れはしなかった。
本来なら人類が守るべき地球を異星人であるウルトラマンに任せているのが気に入らず、いつ人類の驚異になってもおかしくないと言い放つ。
ウルトラマンを侮辱されて神山に抗議するヒカルは新隊員達に拘束されてしまう。
神山は本作戦に必要不可欠な射撃の腕を持つアリサを残し、隊員達から装備と資格を剥奪して基地から退去させた。
ビクトリウムキャノンにエネルギーがチャージされる。
ビクトリウムキャノンのチャージに反応したのか地底世界のビクトリウムが異常な共鳴を始めた。
「キサラ様、地上では何が起きているというのでしょうか!?」
バードンの必殺嘴にピンチのビクトリー。
「食らえ、猛毒攻撃!」
バードンの両頬の毒袋が膨らんでいく。
「ショウ・・・」ビクトリーが必死に戦っているのに何もできずにいる自分を悔やむヒカル。
バードンの毒入り嘴を食らってしまったビクトリーを援護するアリサ。
陣野隊長は神山長官が射撃の腕を磨き、トップとなったアリサをUPGに引き抜いた恩人であった事を語る。アリサは自分を見出だしてくれた神山を裏切る事はできなかったのだ。
「隊長、何とかしましょうよ!」
「人間がビクトリウムの力を手に入れたと知ったら敵は次々と攻撃を仕掛けてくると思います」
「まずは装備を取り戻そう」
「ガレット!」「僕は礼堂君を助けに行ってきます」
「でもそんな簡単に入れんのか?」
「誰がここのシステムを作ったと思ってるんですか。開発者をナメんな!です」
「さっすがぁ♪」
毒で弱っているビクトリーをなぶるバードン「止めだぁ!」
ビクトリーはキングジョーランチャーでバードンの毒袋を撃ち抜いた。
「ぎやあああっ!目が、目がぁぁ
![](http://i.yimg.jp/images/mail/emoji/15/ew_icon_s319.gif)
毒にやられながらもビクトリウムシュートでバードンを倒すビクトリー。
「くっ、間に合わなかったか。エネルギー充電率はどうなっている?」
「現在14%です」「次の襲撃に備えそのままチャージを続けろ」
「了解しました」
「ワッツアァーップ!! 何だこれはぁ!?」
「ええ~いυ あともう一息だったのに・・・ おぉいもっと強い怪獣を寄越せ!」
「その言葉は聞き飽きました。お遊びは終りです。ムッシュボルスト」
「何ぃ!?」「もう待てません。私は早くグランドマスタールギエルが目覚める所が見たいのです。フンッ!」
「オワッ! ヌアアァァアアア・・・!! 」
「思う存分戦ってきてください。あなた自身の身体で」
「何だ・・これは・・・身体の自由が・・利かねえ・・・υ」
「元々お前は捨て駒だったのだよ」
「騙したなぁチブル・・ヘルア"ア"アアアアア!!」
友也は偽の通信で見張りの隊員を遠ざけヒカルのいる監禁室のロックを解除する。
「友也!」「急いでください、早く!」
「急げ!!」
その間に再び巨大怪獣出現の警報が流れた。チブルサーキットによって意識を奪われ傀儡となった巨大ボルストが現れたのだ。
装備を奪取し、迎撃の準備を進める陣野・ゴウキ・友也。
「あれ、ヒカルは?」「見てください!」
ヒカルもギンガにライブして巨大ボルストを迎え撃つ。
「援護するぞ!」「「ガレット!」」
神山は充電率30%の状態でビクトリウムキャノンの試射を決行する。
アリサをガンナーに任命する神山。
「敵に我々の力を見せてやれ!」
「本当に大丈夫なのでしょうか」
「撃て! これは命令だ」
ボルストの分身攻撃に苦戦するギンガ。
「地上へ戻ります!」
「待て、あれを見ろ! 何だあの巨大兵器は!? あの光の輝きは・・・ビクトリウム!?」
「まさか・・・そんな事あるわけない!!」
「お、俺は一体何を!? バカな、操られてたってえのかこの俺様が!! ヌァアアアアア!! ウアアアアアア!!
![](http://i.yimg.jp/images/mail/emoji/15/ew_icon_s322.gif)
「今だ、撃て!! どうした!?」
「敵は戦闘体制を解いています」
「だからチャンスなんじゃないか!!」
「ですが!」「ここで侵略者を倒さなければ多くの犠牲者が出るんだぞ!!」
「にいぃ、今日の所は帰ってやる! 俺が倒すべき相手は他にいるからなぁ! いいぃ! だが待ってろ、そいつを倒したら今度こそお前を・・・!」
「危ない!!」
近くにいる陣野達を守る為にウルトラバーリアを展開するギンガストリウム。
「グワアアァァ!! 俺は宇宙最強の・・ガッツゥゥ・・・」
エクセラーに一矢報いる事もギンガとの再戦もできずに消滅するボルスト。
ビクトリウムキャノンの威力にただ呆然となるギンガ=ヒカル。
「これがビクトリウムキャノンの力・・・」
「見たか! 我々人間が巨大怪獣を倒したぞ!!」
「まさか・・・こんな凄いパワーだなんて」
「あのような恐ろしい兵器にビクトリウムの力を使うとは・・・」
「地上人が私達が封印した愚かな歴史を繰り返そうとしている」
その暴挙に怒りを募らせるショウ。
それぞれの思いが交錯する中、あの悪夢が帰ってくる!
次回ウルトラマンギンガS『復活のルギエル』」