「古代に起きたウルトラマンティガの知られざる戦い。今回はその第2章だ。
未来からやって来たマドカ・ツバサ。彼は五千年後にティガとして戦ったマドカ・ダイゴの息子だ。ティガの里に暮らす人々を守る為、ツバサはティガに変身する。しかし彼は何故か不完全な力しか発揮できなかった。
真のティガとなる者でなければウルトラマンの力を完全に引き出せない。その者が力に目覚める時はすぐそこまで来ている」
マホロバはここよりずっと北の遺跡で闇薙の剣を身体の中に飲んでいた獣を退治した時にあの青銅器を見つけ、この地に導かれた事を話す。
ツバサも自分が怪獣と共に未来からこの時代に迷い込み、父ダイゴが光の意志を継ぐ者でありその青銅器がティガに変身する為に必要なスパークレンスと酷似している事を話す。
アムイや防人達はもう一度巨人になって里を守って欲しいと頼むが、ツバサは父がかつて巨人でいるより人間でありたいと願っていた事がありその迷いが自分の中で戦っているのだと言う。巨人になりきれないというダイゴの記憶遺伝子が巨人への変身を妨げていたのだ。
「ひょっとしてマホロバなら・・・」
「オレはただの旅の狩人だ。そんな力は授かっていない」
「予言に何か巨人復活になれるものの手掛かりは?」
「予言によればこの里におる者とある。おるというだけなら今ここにいるマホロバもマドカもそうであろうが、真に里におる者が里で生まれ育った者を指すなら・・・」
「ティグルゥだよ」「ティグルゥ?」
「人間の力を超えた能力を持つ者達だ。空を飛び、獣よりも早く走る事もできる」
「超能力者か」
里の危機を感じ取り、駆けつけたティグルゥのツバクロ・カザハヤ・トビタカの3人はその惨状に驚く。
「村が!」「遅かったかぁ!」
ダイダラとオロッチは巨人が眠る山を探す為、ジョーモノイドに片っ端から山々を破壊させる。
ジョーモノイドに攻撃を仕掛けるトビタカ。
「喰らえ、みんなの仇だぁ!!」
力及ばすジョーモノイドに撃墜されるティグルゥ達。
オロッチの猛襲に苦戦するトビタカの元にマホロバが加勢に入る。
「おのれまたお前か!」
マホロバVSダイダラと防人・ティグルゥVSオロッチの戦い。
ダイダラの邪光波をマホロバの闇薙の剣が弾き返す。
「闇薙の剣に邪悪な術は通用しない!」
ティグルゥ達が力を合わせてオロッチを倒し、ダイダラも闇薙の剣で斬られ消滅した。
その頃ドグラマグマがドグーフを引き連れ里に向かっていた。
予知能力で闇の魔神の接近を感じ苦しむアムイ。
ツバサは後から来たアムイの姉トウヤとイザレの巫女にアムイを託すが・・・。
「連れていけ!」「イザレの巫女?」
「アムイを・・・きっと役に立つ」
「マホロバとオロロン達が、それに闇の魔神が迫っているようだ。僕がもう一度巨人になってみる。命を惜しんでいる暇はない。迷いを振り切れるかどうか分からないがやれるだけやってみるつもりだ」
「ティグの紋章がアムイの覚醒を助けるだろう」
「じゃあ」「今私は確信する。アムイこそ真の光の意志を継ぐ者だと」
「アムイが!?」
ジョーモノイドが巨人の石像が隠されているピラミッドを発見した。
「ハハハハハハハハー! ドグーフ、巨人の石像を破壊してしまえェ! フッフフフフフフフフフフ・・・」
「僕が、相手だ!」巨人になってジョーモノイドとドグーフに立ち向かうツバサ。
短い変身時間の中、なんとかジョーモノイドをゼペリオン光線で倒すが、体格差があるドグーフに成す術なく敗れてしまう。
倒れたツバサをドグーフから救うティグルゥと防人達。だが青銅スパークレンスはドグーフの足元にあって近づけない。
踏みつけられる前に青銅スパークレンスを拾うアムイ。
ティグの紋章と巨人の石像が共鳴する。
青銅スパークレンスを掲げ変身したアムイの巨人はドグーフと同等の大きさになった。イザレの巫女が確信した通り、アムイが真のティガだったのだ。
ドグーフの目から放つ怪光線をスカイタイプになって回避し、キックを繰り出すティガだが二度目のキックを躱され地面に埋まってしまいドグーフに踏み潰されてしまう。
寸前でティガはパワータイプにチェンジしてドグーフを吹き飛ばし反撃するがドグーフの光る目に苦しめられる。
マホロバの闇薙の剣がドグーフの邪悪な光を浄化し、デラシウム光流でドグーフを倒すティガ。
ドグーフ諸共ドグラマグマも消滅した。
闇が晴れ、里に青空が戻っていく。
「ワアァーー、やったぞアムイー!!\(^▽^)/」
「やったな」「オイラ信じられないよ」
「真の勇者はお前だ」「よぉしみんな、俺達の勇者を讃えようじゃないか!」
胴上げされるアムイ。
「マホロバ」「何だ?」「あんたとは初めて会ったような気がしない」
「オレもだ」「姉さんとそっくりなんだ」
「冗談はよせ、怒るぞ。誰が信用するものか」
「だって、ホラ」「!!」
「きっとヒカリ姉さんも信用しないだろうね」
「お前は私の子孫なのか!?」「多分ね」
平和が戻った村を見届け、マホロバは旅立っていった。
「マドカはずっといてくれるよね」
「そうもいかないさ」「だって戻れないだろ。マドカの鳥はもう・・・」
「蘇らせてみせるよ。あの山の巨人の様にね」
「ええ、寂しくなるなぁ(๑•́ ₃ •̀๑)」
「ハハ、僕にだって待ってる家族はいるんだ」
しばらく後、アムイが訪れた時にはツバサの訓練機はなくなっていた。無事に元の時代へ帰れたのかそれは誰にも分からない。
「遥か後になってこの里はティガの里と命名される事になる。ティガの里の遠い記憶はこれから数十世紀に渡り、人々に知られる事はなかった」
「真のティガとなる者。それはティガの里に暮らす少年アムイだった。
自らの里を守るという強い思いが彼の光を目覚めさせた。
その光は時を超えて受け継がれた。ティガは今も平和の為に戦い続けている。
どんな絶望が襲ってこようとその光が消え去る事はない。そしてその光は更なる未来へと受け継がれていくのだ」
「人類の希望、移動要塞クラーコフが侵略者に乗っ取られてしまった。
更に海獣レイキュバスの冷凍ガスがウルトラマンダイナを氷漬けにしてしまう。
次回新ウルトラマン列伝『ダイナ敗北!? 移動要塞(クラーコフ)浮上せず!』」
未来からやって来たマドカ・ツバサ。彼は五千年後にティガとして戦ったマドカ・ダイゴの息子だ。ティガの里に暮らす人々を守る為、ツバサはティガに変身する。しかし彼は何故か不完全な力しか発揮できなかった。
真のティガとなる者でなければウルトラマンの力を完全に引き出せない。その者が力に目覚める時はすぐそこまで来ている」
マホロバはここよりずっと北の遺跡で闇薙の剣を身体の中に飲んでいた獣を退治した時にあの青銅器を見つけ、この地に導かれた事を話す。
ツバサも自分が怪獣と共に未来からこの時代に迷い込み、父ダイゴが光の意志を継ぐ者でありその青銅器がティガに変身する為に必要なスパークレンスと酷似している事を話す。
アムイや防人達はもう一度巨人になって里を守って欲しいと頼むが、ツバサは父がかつて巨人でいるより人間でありたいと願っていた事がありその迷いが自分の中で戦っているのだと言う。巨人になりきれないというダイゴの記憶遺伝子が巨人への変身を妨げていたのだ。
「ひょっとしてマホロバなら・・・」
「オレはただの旅の狩人だ。そんな力は授かっていない」
「予言に何か巨人復活になれるものの手掛かりは?」
「予言によればこの里におる者とある。おるというだけなら今ここにいるマホロバもマドカもそうであろうが、真に里におる者が里で生まれ育った者を指すなら・・・」
「ティグルゥだよ」「ティグルゥ?」
「人間の力を超えた能力を持つ者達だ。空を飛び、獣よりも早く走る事もできる」
「超能力者か」
里の危機を感じ取り、駆けつけたティグルゥのツバクロ・カザハヤ・トビタカの3人はその惨状に驚く。
「村が!」「遅かったかぁ!」
ダイダラとオロッチは巨人が眠る山を探す為、ジョーモノイドに片っ端から山々を破壊させる。
ジョーモノイドに攻撃を仕掛けるトビタカ。
「喰らえ、みんなの仇だぁ!!」
力及ばすジョーモノイドに撃墜されるティグルゥ達。
オロッチの猛襲に苦戦するトビタカの元にマホロバが加勢に入る。
「おのれまたお前か!」
マホロバVSダイダラと防人・ティグルゥVSオロッチの戦い。
ダイダラの邪光波をマホロバの闇薙の剣が弾き返す。
「闇薙の剣に邪悪な術は通用しない!」
ティグルゥ達が力を合わせてオロッチを倒し、ダイダラも闇薙の剣で斬られ消滅した。
その頃ドグラマグマがドグーフを引き連れ里に向かっていた。
予知能力で闇の魔神の接近を感じ苦しむアムイ。
ツバサは後から来たアムイの姉トウヤとイザレの巫女にアムイを託すが・・・。
「連れていけ!」「イザレの巫女?」
「アムイを・・・きっと役に立つ」
「マホロバとオロロン達が、それに闇の魔神が迫っているようだ。僕がもう一度巨人になってみる。命を惜しんでいる暇はない。迷いを振り切れるかどうか分からないがやれるだけやってみるつもりだ」
「ティグの紋章がアムイの覚醒を助けるだろう」
「じゃあ」「今私は確信する。アムイこそ真の光の意志を継ぐ者だと」
「アムイが!?」
ジョーモノイドが巨人の石像が隠されているピラミッドを発見した。
「ハハハハハハハハー! ドグーフ、巨人の石像を破壊してしまえェ! フッフフフフフフフフフフ・・・」
「僕が、相手だ!」巨人になってジョーモノイドとドグーフに立ち向かうツバサ。
短い変身時間の中、なんとかジョーモノイドをゼペリオン光線で倒すが、体格差があるドグーフに成す術なく敗れてしまう。
倒れたツバサをドグーフから救うティグルゥと防人達。だが青銅スパークレンスはドグーフの足元にあって近づけない。
踏みつけられる前に青銅スパークレンスを拾うアムイ。
ティグの紋章と巨人の石像が共鳴する。
青銅スパークレンスを掲げ変身したアムイの巨人はドグーフと同等の大きさになった。イザレの巫女が確信した通り、アムイが真のティガだったのだ。
ドグーフの目から放つ怪光線をスカイタイプになって回避し、キックを繰り出すティガだが二度目のキックを躱され地面に埋まってしまいドグーフに踏み潰されてしまう。
寸前でティガはパワータイプにチェンジしてドグーフを吹き飛ばし反撃するがドグーフの光る目に苦しめられる。
マホロバの闇薙の剣がドグーフの邪悪な光を浄化し、デラシウム光流でドグーフを倒すティガ。
ドグーフ諸共ドグラマグマも消滅した。
闇が晴れ、里に青空が戻っていく。
「ワアァーー、やったぞアムイー!!\(^▽^)/」
「やったな」「オイラ信じられないよ」
「真の勇者はお前だ」「よぉしみんな、俺達の勇者を讃えようじゃないか!」
胴上げされるアムイ。
「マホロバ」「何だ?」「あんたとは初めて会ったような気がしない」
「オレもだ」「姉さんとそっくりなんだ」
「冗談はよせ、怒るぞ。誰が信用するものか」
「だって、ホラ」「!!」
「きっとヒカリ姉さんも信用しないだろうね」
「お前は私の子孫なのか!?」「多分ね」
平和が戻った村を見届け、マホロバは旅立っていった。
「マドカはずっといてくれるよね」
「そうもいかないさ」「だって戻れないだろ。マドカの鳥はもう・・・」
「蘇らせてみせるよ。あの山の巨人の様にね」
「ええ、寂しくなるなぁ(๑•́ ₃ •̀๑)」
「ハハ、僕にだって待ってる家族はいるんだ」
しばらく後、アムイが訪れた時にはツバサの訓練機はなくなっていた。無事に元の時代へ帰れたのかそれは誰にも分からない。
「遥か後になってこの里はティガの里と命名される事になる。ティガの里の遠い記憶はこれから数十世紀に渡り、人々に知られる事はなかった」
「真のティガとなる者。それはティガの里に暮らす少年アムイだった。
自らの里を守るという強い思いが彼の光を目覚めさせた。
その光は時を超えて受け継がれた。ティガは今も平和の為に戦い続けている。
どんな絶望が襲ってこようとその光が消え去る事はない。そしてその光は更なる未来へと受け継がれていくのだ」
「人類の希望、移動要塞クラーコフが侵略者に乗っ取られてしまった。
更に海獣レイキュバスの冷凍ガスがウルトラマンダイナを氷漬けにしてしまう。
次回新ウルトラマン列伝『ダイナ敗北!? 移動要塞(クラーコフ)浮上せず!』」