「この俺、ウルトラマンゼロとダークロプスゼロとの戦いも遂にクライマックスだ!
俺そっくりに造られたロボット ダークロプスゼロ。サロメ星人の科学技術を持ってしても奴を手なずける事はできなかった。
その記憶に残る奴の本当の支柱。それは・・・」
レオの助力で異次元空間から帰還したゼロ。
「ウルトラマンゼロ!」「メカゴモラは任せろ!」
「「立ち上がれ、ゴモラァァー!!」」
「へっ、よぉし! 行こうぜゴモラァッ!!」
ゼロ&ゴモラVSダークロプスゼロ&メカゴモラのタッグバトルが始まった。
「フンッ!」「フッ、怖いのか? 刃先が震えてるぞ!!」
ゼロスラッガーでの鍔迫り合いから破壊光線ダークロプスメイザーを発射し、ゼロを葬ったと思い勝ち誇るダークロプスゼロだが・・・。
「!!?」「当たらなきゃ意味ねえぜ!!」
「ムゥゥ~!!」「テヤッ!!」
「行けぇぇー!!」「ゴモラァァー!!」
メカゴモラに得意技のテイルウイップを食らわすゴモラ。
「止めだ!」「「超振動波ァァッ!!」」
「宇宙の漢の・・・勲章か」「レイ!?」
「胸の傷だよ」
「あ・・・うっうぅ・・・ぅ・・バトルナイザーに触れた時、お前の記憶が…俺の中に…記憶を共有できたお陰で…俺は…レイブラッドから解放された気がする」
「レイ…」手を触れる寸前に別次元のレイは光の塵となって消滅した。
「負ケハシナイ…貴様ナドニ…負ケハシナイ!!」
「やっと本気か。遅ぇンだよ!
俺のビッグバンは、もう止められないぜぇッ!!
フゥアアアアアアアア…ッ!!」
手刀でダークロプスゼロのスラッガーを打ち砕くゼロ。
こうなったらと奥の手であるディメンジョンストームで再び異次元に飛ばそうとするダークロプスゼロ。
「同じ手は通用しねえぞ!!」
ゼロツインソードでディメンジョンストームが発射される前にダークロプスゼロのボディを両断するゼロ。
「よしっ!」「うん!」
「お前の必殺技はなぁ、とっくに見切ってンだよ」
「コレデ勝ッタト思ウナ…宇宙ヲ揺ガス…恐怖ト絶望ノカウントダウンハ…既二始マッテイル…ヤガテ我々ノ宇宙カラ…強大ナッ…!!」
「!!?」ダークロプスゼロは謎の言葉を残して自らのディメンジョンコアを暴走させ、惑星諸共自爆する。
急いで脱出するゼロとペンドラゴンだが爆発の影響で拡がったディメンジョンコアのエネルギーに巻き込まれてしまう。
しかし、ZAP SPACYの行く所必ず惑星がブッ壊れますねヾ(- -;)
気がつくと歪みに吸収される前の場所に戻っていた。
「今までのは夢だったのか・・・?」
そこへ別次元のヒュウガから通信が入る。
『聞こえているか? ペンドラゴン…こちらはペンドラゴン、船長のヒュウガだ』
「無事だったのか!」
『ああ、こちらは全員無事だ。俺もクマノもハルナもオキも、それからレイも。歪められた次元が元通りに修整されたお陰でな。ありがとう!…』
歪みが消えたと同時に別次元との通信も途絶えた。
「ヒュウガ船長!? ボスッ!?…ありがとう! 多次元宇宙も我々の宇宙も消滅の危機は救われた。さあ、俺達も帰ろう。・・・どうした?」
「いや、ウルトラマンゼロは・・・」
「なぁに、きっと大丈夫さ」
ゼロの無事を信じて帰路に発つペンドラゴン。
そして、それを見送るゼロ。
「こうして俺達は激闘に勝利する事ができた。だが、これで完全に平和になった訳じゃなかったんだ。
巨大な陰謀が、うねりを上げようとしていた・・・」
「ダークロプスゼロとの一連の戦いは前哨戦でしかなかったんだ。そう、俺とあの男との決戦の火蓋はあの時既に切られていた」
アナザースペースにある惑星エスメラルダは銀河帝国を名乗る軍団から侵略を受けていた。
その魔の手から逃げ延びたエスメラルダ王家の王女エメラナはロボット兵士レギオノイドに襲われそうになる。
エメラナのティアラからエスメラルダ王家を守護する鏡の騎士 ミラーナイトか現れた。
「ミラーナイト!」
レギオノイドを倒したミラーナイトはエメラナをティアラを媒体に安全な場所へ移動させる。
「姫様、ご無事で!・・・」
侵略を指揮していたのはあのウルトラマンベリアルだった。怪獣墓場での戦いを生き延びたベリアルはカイザーベリアルとして君臨し、惑星エスメラルダのエメラル鉱石を狙い全ての多次元宇宙をも支配しようと企んでいた。
まるで巨大な手が惑星を掴まんとしているかのようにエメラル鉱石を採掘する銀河帝国の旗艦。
旗艦の爪から王宮を守るミラーナイト。だがその背後からカイザーベリアルの凶爪がミラーナイトを襲う。
「うっ!! …く…くっ…貴様っ!…く…うぅ…ううっ!」
「俺の下僕になれぇ!! ヒハハハハハ…フハハハハハハ…!! 」
「それは、突然やって来た」
謎の飛行物体が光の国を襲撃する。宇宙警備隊の攻撃をものともせず進行する飛行物体に新たな光 ウルトラマンゼロが立ちはだかる。
「へへっ、呆気なかったぜ」
破壊した飛行物体から3体のダーロプスが出現した。
「ダークロプス部隊ヨリ報告。光ノ国ヲ確認」
「ダ…ダークロプスだと!?」
「ウルトラマンゼロヲ確認。破壊スル」
なんかここの台詞、刹那っぽいw
「てめえら、誰に送り込まれたァッ!! ウアッ!…放せぇえっ!…うっ!」
「ジェアアァッ!!」
息子の危機に父ウルトラセブンが駆け付けた。
「ゼロッ!」「親父っ!」
ダークロプス部隊と戦う光の国の親子鷹。
アイスラッガーとツインゼロスラッガーによる連携攻撃でダークロプスを倒すが残りの1体を取り逃がしてしまう。
「逃がすかよっ!!」
ゼロツインシュートで最後の1体を倒すゼロ。
ダークロプスの残骸から回収したコアを宇宙警備隊本部で分析した結果・・・。
ゾフィー「この緑の鉱石は我々の宇宙には存在しない物質だ。とてつもないエネルギーを感じる」
80「うん。この装置はそれをマイナスエネルギーに変換し、何処かに送信している」
「謎の物体から出ている波動は別の宇宙へ向けて送信されていた」
「別の宇宙か」「誰の仕業だ」
「何故光の国を?」「調べる必要があるな」
「別の宇宙の旅となると・・・」
「光の国の全エネルギーを集めても送り込めるのは恐らく1人・・・」
「俺が行く! その謎は俺が解く!」
「こうして俺は別の宇宙に旅立つ事になった。あの時の俺はこの先に巨大な運命の輪が待っているなんて、考えもしていなかった・・・」
「さぁ、今日もUPG怪獣極秘ファイルを使って怪獣の分析よ!」
「よっしゃぁああ、気合い入れていくぜっ!」
「今回はダークロプスゼロよ」
「ちょっと待て! どっかで見た事ある姿だぞ。そうだ、ウルトラマンゼロに似てやがるぜ!」
「そう。プロトタイプのダークロプスゼロがゼロと互角の戦いをしたんだけど、その量産型のダークロプス部隊が複数で光の国を襲撃したんだって」
「これは…あのゼロでも苦戦しそうね」
「フッ大丈夫さ」「えっ?」
「ヒカルとショウを鍛え上げた師匠だぜ。そう簡単に負ける訳がねえ!」
「確かにそうね。ヒカル、ショウ、ゼロも頑張ってるわ。あなた達も負けないでね!」
「この後はウルトラファイトビクトリーだ!」
ヒカルとショウはギンガビクトリーとなって巨大ヤプールと互角の戦いを繰り広げる。
「おのれっ!私の復讐の力はこんなものではないっ!!」
「恨みだとか…復讐だとか…そんな力に負ける訳がない!!」
「俺達は常に前を向いて進んでいる!!」
レオ兄弟はダブルキック、エースはウルトラギロチンと決め技で超獣軍団を倒す。
ギンガビクトリーもウルトラフュージョンシュートでヤプールに引導を渡す。
「フッフッフッフ…フッハハハハハハッ!! これで勝ったと思うなよ。もう帝王の復活は止められん。全宇宙は終りを告げるのだァァッ!!」
ヤプールは最後に自らの恨みの力を使い、帝王復活の糧にした。
「フフハハッハッハッハッハ…」
「帝王が復活する・・・」「間に合わなかったっていうのか・・・」
「我が名は帝王ジュダスペクター! 我は数万年ぶりに蘇った」
「コイツは・・・!?」「全てを破壊せよ。スーパーグランドキングスペクター!!」
宇宙はこのままジュダスペクターの手に落ちてしまうのか!?
つづく!
「光の国を襲撃した奴の正体を探る為、俺は別の宇宙へ旅立った。
そしてそこである兄弟と出会ったんだ。
次回新ウルトラマン列伝『激闘ウルトラマンゼロ 運命の出会い』
ウルトラファイトビクトリーも見逃すな!」