「ルイルイ、何それ?」
「新発明の綿菓子銃だっポン♪ エイッ」
「うーん…いちご味だねぇ(*°▽°*)」
「いいかねぇこの一枚が我々の住んでいる三次元の世界だ。だが、こうすればその壁を通り抜け二枚のパンを繋げる事ができる」
「超時空理論…父も同じ研究をしていました。博士、次元を貫く方法はあるのでしょうか? おっ!」
「スマン。四次元と五次元と六次元は今食ってしまった(^▽^;)ゞ ハッハッハアッハハハハ…」
「博士ー」「ン?」「研究所の準備が整ったそうです」
「おおぉそうか。ルイ君、準備を頼む」
「ガッテンテン。さあエレちゃんみんな、お出かけよー♪」
「スパークドールズをどうするの?」
「ウルトラマンエックスのザナディウム光線には未知の粒子が含まれてて、それが怪獣を人形にしちゃうの。って事は逆にそれを測定器にかければその粒子を検出できる筈♪」
「…要するにあたし達にも怪獣をスパークドールズにできるかもって事?」
「ピンポーン♪」
スパークドールズの素粒子研究所輸送任務につくXio。
「こちら異状ないか?」
「ああ。天気は快晴、雲ひと…ン?」
突然、岩山から怪獣ブラックキングが現れた。
「エリアT-9に怪獣出現! こっちに向かってきます!」
「怪獣はタイプG!推定、体長55メートル!」
「怪獣の市街地への接近を阻止しろ!」
「ハヤトは上空から怪獣を牽制しなさい!」
「了解!」「アスナは地上から援護、ワタルはスパークドールズを保護せよ」
「了解!」
「今度はあたしの番よ!」
ブラックキングはスカイマスケッティとランドマスケッティの攻撃を物ともせず、火炎放射でジオアラミスを集中的に狙う。
「ちょっとすいません!」
「おい大地!? あぁもう」
『ウルトライザーモード起動します。チャージ完了』
「トアアァァァー!!」
ウルトライザーのエネルギー弾をいとも簡単に跳ね返すブラックキング。
「なんて奴だ!」「えええ~」
「ンン、大地? 」
「ユナイトだ、エックス!」
「よぉし、いくぞ!」
『ウルトラマンエックスとユナイトします』
「エックスゥ━━!!」
『エックス、ユナイテッド』
「おおお…おおぉ。おおぉお!(°Д°;)」
ブラックキングを止める為、エックスにユナイトする大地だが、その様子を偶然にもグルマン博士に見られてしまう。
って案外早く正体バレましたねw
「エックスクロスチョップ!!」
「小僧、いい玩具持ってんな」
「お前は誰だ!?」「俺はナックル星人。バンデロと呼んでくれ」
ワタルをあっさり倒してしまうバンデロ。
「もうおねんねか?」
アラミスの中でじっと身を隠すルイ。
「ヒュゥゥウ♪ お宝がザクザクだぜェ」
「ブラックキングめ、手間取ってんな」
バンデロは自らも巨大化し、加勢に入る。
「お前は誰だ!?」「もうその質問は聞き飽きた。オラァァッ!!」
石を投げつけたり、卓越した格闘能力でエックスを翻弄するバンデロ。
「コイツはできるぞ。油断するな大地!」
「分かってる!」
バンデロ&ブラックキングのタッグ攻撃に大ピンチのエックス。
「お宝は戴いてくぜェ」
「目的は…スパークドールズか!」
その時、空から次元を越えて我々が知っているあのウルトラ戦士が現れた!
「チッ、面倒な奴が来やがった(ー̀дー́)」
ゼロたん、キタ━━(°∀°)━━!!
「ナックル星人バンデロ、やっと見つけたぜ」
「新たなタイプAが出現です!」
「あれが噂に名高いウルトラマンゼロ!(°д°)」
「ブラックキング、やってしまえ!」
ツインゼロスラッガーを構え、ブラックキングと戦うゼロ。
やったれーゼロォォ!(≧∇≦)/
「ウルトラゼロキィックッ!!」
ゼロキックがブラックキングの角を叩き折る。
「ふんっ!」
その間に退却用の次元穴を作るバンデロ。
「さてと…」バンデロはルイごとスパークドールズを乗せたジオアラミスを奪っていく。
「ワアァァァァ!!」「ルイ!!」
「チィ逃がすかよっ!!」
「待ってくれ!! 車の中に人がいる!!」
「何っ!? ああぁあっ(°д°;) 放せっ!! チィッ待て!!」
目覚めると見知らぬ星に連れて来られていたルイ。アラミスから覗き込むと取引相手と連絡を取り合っているバンデロがいた。武器商人であるバンデロはスパークドールズを高く売りつけようとしていたのだ。
ルイは戦利品にワタルから奪ったウルトライザーを見つける。
「よしっ。動かないで!!」
「むっ!?」「スパークドールズを返して!」
「ハハハハハ。どうしたお嬢さん、震えてんじゃねえか。まともに撃てんのかぁ?」
「当たり前よ! だってこれ作ったの、私…わっ、わああ!わあぁああ!」
「おおぉおおっ」
「ええっ、わああっ! どうやって止めるんだっけぇ!?」
「俺が知るかっ!! アチィッ!!」
「よいしょっ」「ン? あっ! おい、待ちやがれっ!!(`□´;)」
「はあっ、ああヤバイヤバイヤバイ! もう分かんない!!」
「ワアアアアァッ!! おおっ!? ああっ俺の盗みやがって! 泥棒め!!(`□´;)」
いや、泥棒はアンタです
「こちらルイです…聞こえますか?…」
「ルイルイ!!」「聞こえますー?」
「無事だったのルイ! 大丈夫!?」
「あんまり大丈夫じゃないよぉぉ」
「何処だ、今何処にいる!?」
「分かんない。太陽が3つもあって…地球じゃないみたい」
「最も近い三連恒星ですら6.4光年だ」
「じゃあルイルイは…」
「帰りたいよ…ウッフウッフあーウッフウフ」
「発信源が分かりました! エリアT-9C」
「宇宙の彼方じゃないのかよ」
「エリアT-9Cって…」
「ここは?」「かつて母さんの研究所があった場所だ。ルイの電波が何故この場所から…?」
「ここは三次元宇宙との平行世界を繋ぐ特異点の1つかも知れないな」
「じゃあここからルイを助けに行けるのか!?」
「残念だが大地、我々にまだその力はない」
「湿気た顔してるなぁ。お二人さん」
「ちょっちょっちょっと、何するんだっアンタ!?Σ(°Д°;)」
「成層圏で待ってる。ちょっと顔貸しな」
途方に暮れている大地とエックスにゼロがエクスデバイザーに割り込んで話しかけてきた。
「お前らがこの星のウルトラマンかぁ?」
「あなたは一体誰なんだ!?」
「俺は宇宙警備隊のゼロ」
「宇宙警備隊?」「奴を追ってこの地球に来たのか」
「バンデロは今、惑星ゲリロウにいる。アンタの友達の電波で分かった。礼を言うぜ」
「待ってくれ!! ルイを…友達を助けたいんだ。一緒に連れてってくれ!」
「二万年早いぜ、お前らにゃ。俺に任せな。あばよ!」
「急げ急げぇ…よぉしできた。OK」
「博士」「ン?」「この荷物、何処に置けばいいですか?」
「陽子分析機の隣に頼む。さぁて諸君、今私の脳細胞は糖分とコーヒーを必要としている。パンケーキはまだか? 私の一世一代の発明だ。作ってやろうじゃないか! ルイの電波を辿って次元の穴を飛ばすぞゼロのカードを!」
「みんな…」「大地、一緒に手伝ってくれ」
「はい!」
「マミーの焼いてくれたチェリーパイが食べたい…」
欧米か!? Σ\(-Д-)
「アンタにゃ才能がある。素晴らしい兵器を作る才能がな」
「そんなの作らないもん!」
「なあお嬢ちゃん。この宇宙にゃあなぁ恐ろしければ恐ろしいほど売れるモンがある。結局はぁ強い奴が生き残るんだよぉ」
「力の強い者が…勝つとは限らないよ」
「何だと!?」「例え弱くても、命は色々な方法で生きていこうとする。可能性を捨てないで、努力していく者が最後には勝つんだもん。力こそ全てなんて、そんなの子供みたい!!」
「下手に出てれば付け上がりやがって!!」
「!!」「フフフフ、エネルギー切れか! そう何発も撃てねえ事と思ったぜ! オラァッ!」
容赦なくルイを痛め付けるバンデロ。
「ケースは戴いてくぜ。ムッ、何っ!? そのバッグの中か!!」
「ポンッ!」綿菓子銃でバンデロの顔を塞ぎ、その隙に逃げるルイ。
「己れェェエエ!! このバンデロ様を舐めるなよ! 俺は宇宙最強の…ン?」
ルイの危機にゼロが颯爽と駆け付けた。
「お待たせ」「カッコいいィィ~」
「ブラックキング・ドリルカスタム!!」
「上等じゃねえかっ!!」
「食らえ、ドリルブラスター!!」
「だぁ! 危ねぇ!!」
「エメリウムスラッシュ!!」
バンデロ&ブラックキングに果敢に立ち向かうゼロ。
「完成です!」「わあぁぁ♪」
「よぉし! さぁて、私達は飯でも食いに行こう。まあいいからいいから、久しぶりにヨーグルトで1杯やって酔っ払うぞぉ! 大地、後片付け頼んだよ。さぁさぁ、行くぞ行くぞ。急いで急いでヨーグルトが私を呼んでいる」
「博士…」
大地が行きやすいように人払いをし、さり気なくウルティメイトゼロカードをエクスデバイザーに送信するグルマン博士。
「ユナイトだ!エックス」
「よぉし、いくぞ!」
『エックス、ユナイテッド』
『ウルティメイトゼロ、ロードします。ウルティメイトゼロアーマー、アクティブ』
「へっ、こっちだ!」「デアァァッ!!」
「それ俺のぉ~」「ン!?」
「あーっエックスも来たー!♪」
「よくここまで来られたな」
「二万年も待ってられないんでね」
「いくぞぉ!!」「いくぜ!」「おう!」
『サイバーゴモラ、ロードします。サイバーゴモラアーマー、アクティブ』
「ゴモラ震動波!!」
『サイバーエレキング、ロードします。サイバーエレキングアーマー、アクティブ』
「エレキング電撃波!!」
「ストロングコロナゼロ!! ウルトラハリケェェンッ!!」
「己れっ!!」「ガァルネイトォォバスタァァ━━━っ!! ルナミラクルゼロ! ミラクルゼロスラッガー」
ルナミラクルゼロとバンデロの早撃ち勝負。軍配は先にゼロが膝をついてしまうが…。
「フフフッ結局は強い者が勝つ。それが宇宙の掟なのだ! ン?」
その前にミラクルゼロスラッガーがバンデロの身体を貫いていた。
「!! そんなバカな!? ハッ!」
「シャアッ! ゼロツインシュートォッ!!」
「ウワァァアアアアアァァァ!!」
「わああカッコいい~」
「「ザナディウム光線!!」」
エックスとゼロ。二人のウルトラマンの活躍でバンデロの野望は潰えた。
「ヨイショオ。ゼロ様ぁ~」
「ゼロ様!?」「ゼロ様超カッコいい。トサカも2本あるし」
「トサカって」「素敵過ぎるぅぅ~ウフフフ(≧∇≦)♪」
「よせよ。俺に惚れると火傷するぜ」
「ジャンッ! 一緒にお写真いいですか?」
「えっ!?」「あっエックスゥ、ちょっとフレームから外れてて貰える?」
「何だよ!? 私も結構頑張っただろ!」
「フフッ」
「ハイ、ポーズ」「あっ、ああ…」
「「フィニッシュ!」」
「ウルトラマンエックスか。また次元の何処かで会える日を楽しみにしてるぜ」
「ああ。私もだ」「へへっ」
「「大地の怪獣ラボ」」
「今回の怪獣はこれだ!」
『エレキング解析中』
「宇宙怪獣エレキング。ルイがお気に入りの怪獣だ。デートしたい程可愛いんだって」
「そして今日のサイバーカードはウルトラマンゼロだ。ゼロは宇宙警備隊員の頼れるウルトラマン。このアーマーを装着すると次元の壁をも越える事ができるんだ」
「次回も」「観てくれよな!」」
「惑星ゴールドから地球にやって来た謎の青年。そして彼が呼び出した巨大なロボットが俺とエックスの前に立ち塞がる。
待ってくれ! ゴールド星人は他の星を侵略しない平和な種族の筈だろ!?
次回ウルトラマンX『星の記憶を持つ男』」
「新発明の綿菓子銃だっポン♪ エイッ」
「うーん…いちご味だねぇ(*°▽°*)」
「いいかねぇこの一枚が我々の住んでいる三次元の世界だ。だが、こうすればその壁を通り抜け二枚のパンを繋げる事ができる」
「超時空理論…父も同じ研究をしていました。博士、次元を貫く方法はあるのでしょうか? おっ!」
「スマン。四次元と五次元と六次元は今食ってしまった(^▽^;)ゞ ハッハッハアッハハハハ…」
「博士ー」「ン?」「研究所の準備が整ったそうです」
「おおぉそうか。ルイ君、準備を頼む」
「ガッテンテン。さあエレちゃんみんな、お出かけよー♪」
「スパークドールズをどうするの?」
「ウルトラマンエックスのザナディウム光線には未知の粒子が含まれてて、それが怪獣を人形にしちゃうの。って事は逆にそれを測定器にかければその粒子を検出できる筈♪」
「…要するにあたし達にも怪獣をスパークドールズにできるかもって事?」
「ピンポーン♪」
スパークドールズの素粒子研究所輸送任務につくXio。
「こちら異状ないか?」
「ああ。天気は快晴、雲ひと…ン?」
突然、岩山から怪獣ブラックキングが現れた。
「エリアT-9に怪獣出現! こっちに向かってきます!」
「怪獣はタイプG!推定、体長55メートル!」
「怪獣の市街地への接近を阻止しろ!」
「ハヤトは上空から怪獣を牽制しなさい!」
「了解!」「アスナは地上から援護、ワタルはスパークドールズを保護せよ」
「了解!」
「今度はあたしの番よ!」
ブラックキングはスカイマスケッティとランドマスケッティの攻撃を物ともせず、火炎放射でジオアラミスを集中的に狙う。
「ちょっとすいません!」
「おい大地!? あぁもう」
『ウルトライザーモード起動します。チャージ完了』
「トアアァァァー!!」
ウルトライザーのエネルギー弾をいとも簡単に跳ね返すブラックキング。
「なんて奴だ!」「えええ~」
「ンン、大地? 」
「ユナイトだ、エックス!」
「よぉし、いくぞ!」
『ウルトラマンエックスとユナイトします』
「エックスゥ━━!!」
『エックス、ユナイテッド』
「おおお…おおぉ。おおぉお!(°Д°;)」
ブラックキングを止める為、エックスにユナイトする大地だが、その様子を偶然にもグルマン博士に見られてしまう。
って案外早く正体バレましたねw
「エックスクロスチョップ!!」
「小僧、いい玩具持ってんな」
「お前は誰だ!?」「俺はナックル星人。バンデロと呼んでくれ」
ワタルをあっさり倒してしまうバンデロ。
「もうおねんねか?」
アラミスの中でじっと身を隠すルイ。
「ヒュゥゥウ♪ お宝がザクザクだぜェ」
「ブラックキングめ、手間取ってんな」
バンデロは自らも巨大化し、加勢に入る。
「お前は誰だ!?」「もうその質問は聞き飽きた。オラァァッ!!」
石を投げつけたり、卓越した格闘能力でエックスを翻弄するバンデロ。
「コイツはできるぞ。油断するな大地!」
「分かってる!」
バンデロ&ブラックキングのタッグ攻撃に大ピンチのエックス。
「お宝は戴いてくぜェ」
「目的は…スパークドールズか!」
その時、空から次元を越えて我々が知っているあのウルトラ戦士が現れた!
「チッ、面倒な奴が来やがった(ー̀дー́)」
ゼロたん、キタ━━(°∀°)━━!!
「ナックル星人バンデロ、やっと見つけたぜ」
「新たなタイプAが出現です!」
「あれが噂に名高いウルトラマンゼロ!(°д°)」
「ブラックキング、やってしまえ!」
ツインゼロスラッガーを構え、ブラックキングと戦うゼロ。
やったれーゼロォォ!(≧∇≦)/
「ウルトラゼロキィックッ!!」
ゼロキックがブラックキングの角を叩き折る。
「ふんっ!」
その間に退却用の次元穴を作るバンデロ。
「さてと…」バンデロはルイごとスパークドールズを乗せたジオアラミスを奪っていく。
「ワアァァァァ!!」「ルイ!!」
「チィ逃がすかよっ!!」
「待ってくれ!! 車の中に人がいる!!」
「何っ!? ああぁあっ(°д°;) 放せっ!! チィッ待て!!」
目覚めると見知らぬ星に連れて来られていたルイ。アラミスから覗き込むと取引相手と連絡を取り合っているバンデロがいた。武器商人であるバンデロはスパークドールズを高く売りつけようとしていたのだ。
ルイは戦利品にワタルから奪ったウルトライザーを見つける。
「よしっ。動かないで!!」
「むっ!?」「スパークドールズを返して!」
「ハハハハハ。どうしたお嬢さん、震えてんじゃねえか。まともに撃てんのかぁ?」
「当たり前よ! だってこれ作ったの、私…わっ、わああ!わあぁああ!」
「おおぉおおっ」
「ええっ、わああっ! どうやって止めるんだっけぇ!?」
「俺が知るかっ!! アチィッ!!」
「よいしょっ」「ン? あっ! おい、待ちやがれっ!!(`□´;)」
「はあっ、ああヤバイヤバイヤバイ! もう分かんない!!」
「ワアアアアァッ!! おおっ!? ああっ俺の盗みやがって! 泥棒め!!(`□´;)」
いや、泥棒はアンタです
「こちらルイです…聞こえますか?…」
「ルイルイ!!」「聞こえますー?」
「無事だったのルイ! 大丈夫!?」
「あんまり大丈夫じゃないよぉぉ」
「何処だ、今何処にいる!?」
「分かんない。太陽が3つもあって…地球じゃないみたい」
「最も近い三連恒星ですら6.4光年だ」
「じゃあルイルイは…」
「帰りたいよ…ウッフウッフあーウッフウフ」
「発信源が分かりました! エリアT-9C」
「宇宙の彼方じゃないのかよ」
「エリアT-9Cって…」
「ここは?」「かつて母さんの研究所があった場所だ。ルイの電波が何故この場所から…?」
「ここは三次元宇宙との平行世界を繋ぐ特異点の1つかも知れないな」
「じゃあここからルイを助けに行けるのか!?」
「残念だが大地、我々にまだその力はない」
「湿気た顔してるなぁ。お二人さん」
「ちょっちょっちょっと、何するんだっアンタ!?Σ(°Д°;)」
「成層圏で待ってる。ちょっと顔貸しな」
途方に暮れている大地とエックスにゼロがエクスデバイザーに割り込んで話しかけてきた。
「お前らがこの星のウルトラマンかぁ?」
「あなたは一体誰なんだ!?」
「俺は宇宙警備隊のゼロ」
「宇宙警備隊?」「奴を追ってこの地球に来たのか」
「バンデロは今、惑星ゲリロウにいる。アンタの友達の電波で分かった。礼を言うぜ」
「待ってくれ!! ルイを…友達を助けたいんだ。一緒に連れてってくれ!」
「二万年早いぜ、お前らにゃ。俺に任せな。あばよ!」
「急げ急げぇ…よぉしできた。OK」
「博士」「ン?」「この荷物、何処に置けばいいですか?」
「陽子分析機の隣に頼む。さぁて諸君、今私の脳細胞は糖分とコーヒーを必要としている。パンケーキはまだか? 私の一世一代の発明だ。作ってやろうじゃないか! ルイの電波を辿って次元の穴を飛ばすぞゼロのカードを!」
「みんな…」「大地、一緒に手伝ってくれ」
「はい!」
「マミーの焼いてくれたチェリーパイが食べたい…」
欧米か!? Σ\(-Д-)
「アンタにゃ才能がある。素晴らしい兵器を作る才能がな」
「そんなの作らないもん!」
「なあお嬢ちゃん。この宇宙にゃあなぁ恐ろしければ恐ろしいほど売れるモンがある。結局はぁ強い奴が生き残るんだよぉ」
「力の強い者が…勝つとは限らないよ」
「何だと!?」「例え弱くても、命は色々な方法で生きていこうとする。可能性を捨てないで、努力していく者が最後には勝つんだもん。力こそ全てなんて、そんなの子供みたい!!」
「下手に出てれば付け上がりやがって!!」
「!!」「フフフフ、エネルギー切れか! そう何発も撃てねえ事と思ったぜ! オラァッ!」
容赦なくルイを痛め付けるバンデロ。
「ケースは戴いてくぜ。ムッ、何っ!? そのバッグの中か!!」
「ポンッ!」綿菓子銃でバンデロの顔を塞ぎ、その隙に逃げるルイ。
「己れェェエエ!! このバンデロ様を舐めるなよ! 俺は宇宙最強の…ン?」
ルイの危機にゼロが颯爽と駆け付けた。
「お待たせ」「カッコいいィィ~」
「ブラックキング・ドリルカスタム!!」
「上等じゃねえかっ!!」
「食らえ、ドリルブラスター!!」
「だぁ! 危ねぇ!!」
「エメリウムスラッシュ!!」
バンデロ&ブラックキングに果敢に立ち向かうゼロ。
「完成です!」「わあぁぁ♪」
「よぉし! さぁて、私達は飯でも食いに行こう。まあいいからいいから、久しぶりにヨーグルトで1杯やって酔っ払うぞぉ! 大地、後片付け頼んだよ。さぁさぁ、行くぞ行くぞ。急いで急いでヨーグルトが私を呼んでいる」
「博士…」
大地が行きやすいように人払いをし、さり気なくウルティメイトゼロカードをエクスデバイザーに送信するグルマン博士。
「ユナイトだ!エックス」
「よぉし、いくぞ!」
『エックス、ユナイテッド』
『ウルティメイトゼロ、ロードします。ウルティメイトゼロアーマー、アクティブ』
「へっ、こっちだ!」「デアァァッ!!」
「それ俺のぉ~」「ン!?」
「あーっエックスも来たー!♪」
「よくここまで来られたな」
「二万年も待ってられないんでね」
「いくぞぉ!!」「いくぜ!」「おう!」
『サイバーゴモラ、ロードします。サイバーゴモラアーマー、アクティブ』
「ゴモラ震動波!!」
『サイバーエレキング、ロードします。サイバーエレキングアーマー、アクティブ』
「エレキング電撃波!!」
「ストロングコロナゼロ!! ウルトラハリケェェンッ!!」
「己れっ!!」「ガァルネイトォォバスタァァ━━━っ!! ルナミラクルゼロ! ミラクルゼロスラッガー」
ルナミラクルゼロとバンデロの早撃ち勝負。軍配は先にゼロが膝をついてしまうが…。
「フフフッ結局は強い者が勝つ。それが宇宙の掟なのだ! ン?」
その前にミラクルゼロスラッガーがバンデロの身体を貫いていた。
「!! そんなバカな!? ハッ!」
「シャアッ! ゼロツインシュートォッ!!」
「ウワァァアアアアアァァァ!!」
「わああカッコいい~」
「「ザナディウム光線!!」」
エックスとゼロ。二人のウルトラマンの活躍でバンデロの野望は潰えた。
「ヨイショオ。ゼロ様ぁ~」
「ゼロ様!?」「ゼロ様超カッコいい。トサカも2本あるし」
「トサカって」「素敵過ぎるぅぅ~ウフフフ(≧∇≦)♪」
「よせよ。俺に惚れると火傷するぜ」
「ジャンッ! 一緒にお写真いいですか?」
「えっ!?」「あっエックスゥ、ちょっとフレームから外れてて貰える?」
「何だよ!? 私も結構頑張っただろ!」
「フフッ」
「ハイ、ポーズ」「あっ、ああ…」
「「フィニッシュ!」」
「ウルトラマンエックスか。また次元の何処かで会える日を楽しみにしてるぜ」
「ああ。私もだ」「へへっ」
「「大地の怪獣ラボ」」
「今回の怪獣はこれだ!」
『エレキング解析中』
「宇宙怪獣エレキング。ルイがお気に入りの怪獣だ。デートしたい程可愛いんだって」
「そして今日のサイバーカードはウルトラマンゼロだ。ゼロは宇宙警備隊員の頼れるウルトラマン。このアーマーを装着すると次元の壁をも越える事ができるんだ」
「次回も」「観てくれよな!」」
「惑星ゴールドから地球にやって来た謎の青年。そして彼が呼び出した巨大なロボットが俺とエックスの前に立ち塞がる。
待ってくれ! ゴールド星人は他の星を侵略しない平和な種族の筈だろ!?
次回ウルトラマンX『星の記憶を持つ男』」