「この地球は侵略者バット星人によって、最強の怪獣ゼットンを生み出す為の実験場にされていた。
殆ど全ての命が消し去られ、僅かに残っていた子供達とチームUという防衛チームが襲い来る怪獣達と戦いながら必死に生きていたんだ。だがそんな彼らを守る為、俺以外のウルトラマンもこの地球にやって来ていた。
春野ムサシが変身するウルトラマンコスモス。暴れる怪獣でさえ無闇に倒さない優しさを持った慈愛の勇者だ。
伝説の英雄アスカ・シンが変身するウルトラマンダイナ。一番最初にこの地球を訪れ、子供達を助けて戦っていたが今は行方不明になってしまった」
「そしてこいつが今俺と一体化している人間 タイガ・ノゾム。元々はウルトラマンダイナがいた宇宙からやって来たらしい。自分の命も顧みずに子供を助ける勇敢な奴だと思ったんだが…何故かウルトラマンの力を使って戦う事をとんでもなく嫌がっている。
タイガが心を開かないせいで俺は中途半端な変身しかできず、挙句の果てには子供達にもバカにされる始末だ(―˘△˘―)
なぁタイガ、何がお前の心をそこまで閉ざしているんだ…?」
アスカの無事を祈りながら歌うリーサ。こんな過酷な世界でもアスカはチームUや子供達に勇気と笑顔を与えてくれていた。そのアスカも今はいない。
「また脱走か? タケル。そんなにアスカに会いたいのか? ん?」
「ううっ!(`□´)」「オォオッ!💦 おいちょっとタケル、おい、ちょっと!」
「誰!? タイガ?」「ああ…いい歌だね」
「アスカが教えてくれたんです。心が折れそうになった時、そっと口ずさめばいいって」
「フッ、誰も彼もホントにアスカが好きなんだなっ」
「タイガは…嫌いなの?」「・・・・」
「お休みなさい」
「お前、何にそんな拘ってんだ? ま、言いたくなきゃいいさ」
「ガキの頃さ、俺が住んでた町が怪獣に襲われて…親とはぐれて逃げ回ってる内にダイナが現れて怪獣を退治してくれた。みんな大喜び、ありがとうウルトラマン! でも…ダイナの事は恨んじゃいないよ。でも、ずっと独りぼっちで生きてきて…」
「今更ウルトラマンに頼りたくはない、か…」
「もしかしたら運命かも知れないな」
「え、運命?」「君がゼロというウルトラマンに出会ったのも、そして僕らがこの地球に来たのも。みんな一生懸命生きてる、僕らもやれる事をやろう。
それじゃあね、みんなは何から聞きたいのかなぁ?」
「ねぇねぇ」「ん?」
「ムサシは何処から来たの?」
「開拓惑星のジュラン」「へぇぇ」
「ジュランって、どんなとこ?」
「怪獣と人間が仲良く暮らす星」
「「「「ええ〜、嘘っ!(°д°)」」」」
「ジュランではね、色んな生命が支え合って生きてるんだよ。たくさんの怪獣達とカオスヘッダー、嘗ては人間の敵だった彼らとも今は一緒に生きてる…」
「いいなぁジュラン、本当に夢のような世界を作ったんですね(*°▽°*)」
「それと可愛い子供も。ああぁあ、あたしもいつか結婚したぁい!いい男GETしたぁい!」
「「「「ハハハハハハハ(^▽^)」」」」
「じゃあさ、ヒナちゃんの夢は?」
「ん~この子達をパパとママに会わせてあげたいかな」
「ちょっ、ヒナ!(•˘△˘•)」「あ…💧」
「大丈夫。みんなで力を合わせて夢を叶えよう!」
「「「「うん!」」」」
「よぅし頑張れる人ぉ?」
「「「「「ハァーイ!♪」」」」」
「じゃ明日も頑張るんだぞぉ」
「今日は記念すべき日、ゼットンの目覚めの日だ!」
「何、あれ!?」「何?…」
「「!!Σ(°□°;)」」
「キャアァァー!!💦」「ダイナ!?💦」
「嘘や、どうしてダイナがあんな所にいるの!?💦」
「フッフッフッフ、いやはやダイナには参ったよ。ゼットンの誕生を阻止する為に自らの命を捨てて卵の中に飛び込んでくるとは。
人類の救世主、実に素晴らしい。だが全ては無駄に終わったのだ! ゼットンは完全に目覚めた! これはその祝砲だァァ!!」
「あの火の玉は…まさか!?(°`□´°;)」
「みんな、ここから逃げるんだ!」
「早く!」「ほら急いで!早く!」
「ダメだ、止まれぇー!!💦」
「コスモォォス!!」
ムサシはコスモスに変身して火球から子供達を守るが…。
「カナタ!」「ケンがいない!」
「ええっ!? 分かった!」
「ケーン!! ケン、もう大丈夫!…」
怯えるケンを見て、燃える町の中を両親を探して彷徨う幼き自分の姿と重ねてしまうタイガ。
「おいどうした!?」
「助けて…ウルトラマァァン!!💦 ウルトラマァァン!!💦 助けてっウルトラマァァン!! ウルトラマン、早く、早くぅぅ!!💦」
「しっかりしろ!! 今はお前がウルトラマンだろ!! タイガ!!(°`□´°;)」
「何で…何の為にこんな!!💦」
ハイパーゼットン(ギカント)の火球の雨はキャンプで楽しく過ごした思い出をも焼き尽くし、チームUと子供達の心に深い絶望をもたらした。
「タイガ、お前情けなくないのか? こんな事になって…お前、悔しくないのかよ!?」
「これが…本当の俺だァァ!!(>□<;)」
「・・・・」
「これは…まさか!?(;°д°)」
「そうよ…全部嘘やねん。うちら、地球防衛隊なんかとちゃう!」
「ほぼ全員ど素人、真っ赤な偽モノなんだ」
チームUは補助隊員のミサト以外、民間人の集団だった。人間達が殆ど消え、世界も何もかも終わりだと自暴自棄になっていた彼女達の元に両親とはぐれた子供達が訪ねて来た。
「お姉ちゃん達、地球防衛隊の人?」
「みんなを守ってくれる?」
「いや、私達はね…」
「そうよ! 私達は地球防衛隊。もう大丈夫よ…」
「さぁ中に入って」
「お頭の嘘は、あたしらみんなの嘘になった」
「頑張ったで。ホンマみんなめっちゃ頑張った。ただの整備工やOLや看護師(あとレディースw)…」
「けど…けどやっぱ偽モノは偽モノ…何も守れなかった💦」
「サワ…」
「違うよ。アンタらは…立派だ」
「タイガ…」
民間人でありながら偽りの防衛隊として子供達の為に戦ってきた彼女達の思いがタイガの心にウルトラマンとして戦う事を決意させる。
「行かないで!!」「どうして?」
「ゼットンには誰も敵わない。ダイナだって負けたのよ! あたしの目の前で…」
「怪獣からずっと子供達を守ってきたチームU。彼女達は子供達を安心させる為に地球防衛隊のふりをしていた。
だけどチームUは命懸けで子供達を守り抜いてきた事には一つの嘘もない。
そんな彼女達の姿を知って、タイガの心にも光が差したようだぜ。
さあ、いよいよ最終決戦だ! この星の未来は俺達が取り戻す!」
「フンッ! ここか。ウュジイカ・レェガミヨ…さぁ現れろ、ギガバトルナイザー!
フッフッハッハッハ遂に手に入れたぞ。 かのウルトラマンベリアルですら成し遂げられなかった全宇宙の支配をこのレイバトスが実現するのだ!」
「そうはさせんぞ!」
「宇宙警備隊か」「我々がいる限り、お前の思う通りにはいかん!」
「面白い。ならば! ウュジイカ・レェガミヨ…タイラント!」
「タイラント!」
「さあ、ギガバトルナイザーの力を味わえ!」
「この力は…!」「奴の魔力にギガバトルナイザーが共鳴している!(°`□´°;)」
「フフフフフ、これより暗黒の儀式を始める。100体の怪獣軍団が平穏な宇宙を焼き尽くすのだ!」
「待て!」「ウュジイカ・レェガミヨ」
「怪獣の魂達が!(°`□´°;)💦」
「うわっ!💦」
「ぐうっ!💦 ハァ…ハァ…💧」
「見事だ!」「フゥ…」
「遂に物にしたな、オーブ」
「いえ、もう10年もとっくに付き合っていただいてますから」
「これだけ鍛え上げれば使いこなせるかもな。新しい力を」
「新しい力?」「うっ!?」「むんっ!」
「あぁっ! これは…そうか、俺が見ていたのは未来のビジョンだったのか」
「シャイニングフィールドを通して、お前の時間が逆行して流れ込んでいたのかもな。さぁ使ってみろよ、俺と親父の力を」
「うん」「はい! セブンさん!」
『ウルトラセブン!』
「ゼロさん!」『ウルトラマンゼロ!』
「親子の力、お借りします!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ エメリウムスラッガー!』
「それがお前の」「新たな力だ」
「いよいよ始まったハイパーゼットンとの最終決戦!
奴の力に苦戦する俺達の元にあの男が帰って来る!
次回ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE ウルトラマンサーガ 第4章『復活の英雄』
ウルトラファイトオーブも見逃すなよ!」
殆ど全ての命が消し去られ、僅かに残っていた子供達とチームUという防衛チームが襲い来る怪獣達と戦いながら必死に生きていたんだ。だがそんな彼らを守る為、俺以外のウルトラマンもこの地球にやって来ていた。
春野ムサシが変身するウルトラマンコスモス。暴れる怪獣でさえ無闇に倒さない優しさを持った慈愛の勇者だ。
伝説の英雄アスカ・シンが変身するウルトラマンダイナ。一番最初にこの地球を訪れ、子供達を助けて戦っていたが今は行方不明になってしまった」
「そしてこいつが今俺と一体化している人間 タイガ・ノゾム。元々はウルトラマンダイナがいた宇宙からやって来たらしい。自分の命も顧みずに子供を助ける勇敢な奴だと思ったんだが…何故かウルトラマンの力を使って戦う事をとんでもなく嫌がっている。
タイガが心を開かないせいで俺は中途半端な変身しかできず、挙句の果てには子供達にもバカにされる始末だ(―˘△˘―)
なぁタイガ、何がお前の心をそこまで閉ざしているんだ…?」
アスカの無事を祈りながら歌うリーサ。こんな過酷な世界でもアスカはチームUや子供達に勇気と笑顔を与えてくれていた。そのアスカも今はいない。
「また脱走か? タケル。そんなにアスカに会いたいのか? ん?」
「ううっ!(`□´)」「オォオッ!💦 おいちょっとタケル、おい、ちょっと!」
「誰!? タイガ?」「ああ…いい歌だね」
「アスカが教えてくれたんです。心が折れそうになった時、そっと口ずさめばいいって」
「フッ、誰も彼もホントにアスカが好きなんだなっ」
「タイガは…嫌いなの?」「・・・・」
「お休みなさい」
「お前、何にそんな拘ってんだ? ま、言いたくなきゃいいさ」
「ガキの頃さ、俺が住んでた町が怪獣に襲われて…親とはぐれて逃げ回ってる内にダイナが現れて怪獣を退治してくれた。みんな大喜び、ありがとうウルトラマン! でも…ダイナの事は恨んじゃいないよ。でも、ずっと独りぼっちで生きてきて…」
「今更ウルトラマンに頼りたくはない、か…」
「もしかしたら運命かも知れないな」
「え、運命?」「君がゼロというウルトラマンに出会ったのも、そして僕らがこの地球に来たのも。みんな一生懸命生きてる、僕らもやれる事をやろう。
それじゃあね、みんなは何から聞きたいのかなぁ?」
「ねぇねぇ」「ん?」
「ムサシは何処から来たの?」
「開拓惑星のジュラン」「へぇぇ」
「ジュランって、どんなとこ?」
「怪獣と人間が仲良く暮らす星」
「「「「ええ〜、嘘っ!(°д°)」」」」
「ジュランではね、色んな生命が支え合って生きてるんだよ。たくさんの怪獣達とカオスヘッダー、嘗ては人間の敵だった彼らとも今は一緒に生きてる…」
「いいなぁジュラン、本当に夢のような世界を作ったんですね(*°▽°*)」
「それと可愛い子供も。ああぁあ、あたしもいつか結婚したぁい!いい男GETしたぁい!」
「「「「ハハハハハハハ(^▽^)」」」」
「じゃあさ、ヒナちゃんの夢は?」
「ん~この子達をパパとママに会わせてあげたいかな」
「ちょっ、ヒナ!(•˘△˘•)」「あ…💧」
「大丈夫。みんなで力を合わせて夢を叶えよう!」
「「「「うん!」」」」
「よぅし頑張れる人ぉ?」
「「「「「ハァーイ!♪」」」」」
「じゃ明日も頑張るんだぞぉ」
「今日は記念すべき日、ゼットンの目覚めの日だ!」
「何、あれ!?」「何?…」
「「!!Σ(°□°;)」」
「キャアァァー!!💦」「ダイナ!?💦」
「嘘や、どうしてダイナがあんな所にいるの!?💦」
「フッフッフッフ、いやはやダイナには参ったよ。ゼットンの誕生を阻止する為に自らの命を捨てて卵の中に飛び込んでくるとは。
人類の救世主、実に素晴らしい。だが全ては無駄に終わったのだ! ゼットンは完全に目覚めた! これはその祝砲だァァ!!」
「あの火の玉は…まさか!?(°`□´°;)」
「みんな、ここから逃げるんだ!」
「早く!」「ほら急いで!早く!」
「ダメだ、止まれぇー!!💦」
「コスモォォス!!」
ムサシはコスモスに変身して火球から子供達を守るが…。
「カナタ!」「ケンがいない!」
「ええっ!? 分かった!」
「ケーン!! ケン、もう大丈夫!…」
怯えるケンを見て、燃える町の中を両親を探して彷徨う幼き自分の姿と重ねてしまうタイガ。
「おいどうした!?」
「助けて…ウルトラマァァン!!💦 ウルトラマァァン!!💦 助けてっウルトラマァァン!! ウルトラマン、早く、早くぅぅ!!💦」
「しっかりしろ!! 今はお前がウルトラマンだろ!! タイガ!!(°`□´°;)」
「何で…何の為にこんな!!💦」
ハイパーゼットン(ギカント)の火球の雨はキャンプで楽しく過ごした思い出をも焼き尽くし、チームUと子供達の心に深い絶望をもたらした。
「タイガ、お前情けなくないのか? こんな事になって…お前、悔しくないのかよ!?」
「これが…本当の俺だァァ!!(>□<;)」
「・・・・」
「これは…まさか!?(;°д°)」
「そうよ…全部嘘やねん。うちら、地球防衛隊なんかとちゃう!」
「ほぼ全員ど素人、真っ赤な偽モノなんだ」
チームUは補助隊員のミサト以外、民間人の集団だった。人間達が殆ど消え、世界も何もかも終わりだと自暴自棄になっていた彼女達の元に両親とはぐれた子供達が訪ねて来た。
「お姉ちゃん達、地球防衛隊の人?」
「みんなを守ってくれる?」
「いや、私達はね…」
「そうよ! 私達は地球防衛隊。もう大丈夫よ…」
「さぁ中に入って」
「お頭の嘘は、あたしらみんなの嘘になった」
「頑張ったで。ホンマみんなめっちゃ頑張った。ただの整備工やOLや看護師(あとレディースw)…」
「けど…けどやっぱ偽モノは偽モノ…何も守れなかった💦」
「サワ…」
「違うよ。アンタらは…立派だ」
「タイガ…」
民間人でありながら偽りの防衛隊として子供達の為に戦ってきた彼女達の思いがタイガの心にウルトラマンとして戦う事を決意させる。
「行かないで!!」「どうして?」
「ゼットンには誰も敵わない。ダイナだって負けたのよ! あたしの目の前で…」
「怪獣からずっと子供達を守ってきたチームU。彼女達は子供達を安心させる為に地球防衛隊のふりをしていた。
だけどチームUは命懸けで子供達を守り抜いてきた事には一つの嘘もない。
そんな彼女達の姿を知って、タイガの心にも光が差したようだぜ。
さあ、いよいよ最終決戦だ! この星の未来は俺達が取り戻す!」
「フンッ! ここか。ウュジイカ・レェガミヨ…さぁ現れろ、ギガバトルナイザー!
フッフッハッハッハ遂に手に入れたぞ。 かのウルトラマンベリアルですら成し遂げられなかった全宇宙の支配をこのレイバトスが実現するのだ!」
「そうはさせんぞ!」
「宇宙警備隊か」「我々がいる限り、お前の思う通りにはいかん!」
「面白い。ならば! ウュジイカ・レェガミヨ…タイラント!」
「タイラント!」
「さあ、ギガバトルナイザーの力を味わえ!」
「この力は…!」「奴の魔力にギガバトルナイザーが共鳴している!(°`□´°;)」
「フフフフフ、これより暗黒の儀式を始める。100体の怪獣軍団が平穏な宇宙を焼き尽くすのだ!」
「待て!」「ウュジイカ・レェガミヨ」
「怪獣の魂達が!(°`□´°;)💦」
「うわっ!💦」
「ぐうっ!💦 ハァ…ハァ…💧」
「見事だ!」「フゥ…」
「遂に物にしたな、オーブ」
「いえ、もう10年もとっくに付き合っていただいてますから」
「これだけ鍛え上げれば使いこなせるかもな。新しい力を」
「新しい力?」「うっ!?」「むんっ!」
「あぁっ! これは…そうか、俺が見ていたのは未来のビジョンだったのか」
「シャイニングフィールドを通して、お前の時間が逆行して流れ込んでいたのかもな。さぁ使ってみろよ、俺と親父の力を」
「うん」「はい! セブンさん!」
『ウルトラセブン!』
「ゼロさん!」『ウルトラマンゼロ!』
「親子の力、お借りします!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ エメリウムスラッガー!』
「それがお前の」「新たな力だ」
「いよいよ始まったハイパーゼットンとの最終決戦!
奴の力に苦戦する俺達の元にあの男が帰って来る!
次回ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE ウルトラマンサーガ 第4章『復活の英雄』
ウルトラファイトオーブも見逃すなよ!」