復活したウルトラマンベリアルにより、宇宙は騒乱の渦中にあった。
戦いに終止符を打つ為、科学者でもあるウルトラマンヒカリはウルトラカプセルを開発する。カプセルにはウルトラマン達の強大な力が宿っていた。
掌に収まる程の大きさしかなかったが、たった一つの戦局を覆す程の可能性を秘めていた。しかし…
「超時空消滅爆弾、起動!」
「何っ!?(;°`□´°)💦」
「フフハハハハハハ、精々足掻くがいい! アハハハハハハ!!」
「何とかしないと!!💦」
「行くなっ!! この宇宙はもう持たない…」
「そんな…💧」
地球を中心に生じた次元の断層は宇宙全体に広がり、星々を消滅した…かに思われた。
と、衝撃のアバンから始まりましたウルトラマンジード。
OPは朝倉リク with ボイジャーが歌う「GEEDの証」。ウルトラマンゼロ THE MOVIEから6年、ナオを演じた濱田龍臣君がウルトラマンの主役となって戻ってきました。あれから大きくなったねぇ( =▽=)。
冒頭にあったクライシスインパクトの後にウルトラマンキングがその消滅しかけた宇宙と融合したという流れは作中の世界観がどんななのか理解できますね。
ベリアルが起こしたクライシスインパクトが今や都市伝説となった地球。
天涯孤独の青年 朝倉リクは駄菓子屋を営む銀河マーケットに住み込みでバイト生活を送っていた。
「あ…イッテェ~💧」
「どうした?」「あぁ、あれ取ろうとしてジャンプしたら…天井に頭ぶつけちゃって💧」
「頭!? 天井にか」「はい」
「ってか店長、これ売り物…💦」
「ナハハ、ごめんごめん💧 これホント美味くてさぁ」
「全くもう💧」「ほら」
「あ、いいんスか。ん、美味いっスね♪」
「なぁ。ハハハハ」「お兄ちゃん」
そこへハルヲの妹 良子と娘のエリが来店した。
「リク兄ちゃん、こんにちは」
「エリちゃんお出かけ?」
「うん、お爺ちゃんち。あっねえねえ、アイスちょうだい」
「いいぞぉ、持ってけ持ってけぇ」
「やったぁ♪」
「リク君、大きくなったねぇ。まだここに住んでるの?」
「引っ越したいんですけどね、中々…」
「叔父ちゃん、これ」「おう」
「あ、そうだ」
「まぁいいからいいから」
「あれ? でもこれ、溶けてる」
「「えっ!?」」
「バイバーイ」「店長」「あ?」
「壊れてないですよ」
「ええっ!? おかしいなぁ、何でだろ?」
リクの影(ダークゾーン)に潜んでいるのは、ペガッサ星人の少年ペガ。リクは銀河マーケットの2階にある星雲荘にペガと共に暮らしているのだ。
「ヨイショッ。冷凍庫、夜にペガが見るよ。機械弄り得意だし」
「やめとこうぜ。気づかれたらお終いだ。それに…宇宙人と同居してるなんてバレたら大騒ぎになる」
「店長は君が一人で住んでると思っている。そもそも君は自分が地球人だと思い込んでる」
「僕は地球人だ」「ペガの助けを求める声、聞こえたのは君だけだ。それにあのジャンプ力…」
リクは特撮ヒーローの銀河戦士ドンシャインの大ファンで、正義のヒーローにいつも憧れていた。
「本当にいるのかな」
「何が?」「ウルトラマン。宇宙の平和を守る為にベリアルと戦ったっていう…」
「都市伝説だよ。ウルトラマンもベリアルも」
「えっ地震!?」「あ…何だろう?」
窓の外を見ると町に怪獣が暴れていた。
「ヤバい、こっちに来る! 逃げよう💦」
「うわぁっ!!💦」「うわぁぁああっ!!💦」
「やめろぉぉぉ!! 来るなァァァ!!💦」
「店長、危ない!」「うるせぇぇ!!」
銀河マーケットはあえなく怪獣に踏み潰され、一瞬にして棲家を失ってしまうリク。
「リクゥ」「あ、どうでした? エリちゃん達」
「連絡ついたよ。無事だって」
「上遠野町のお爺ちゃんとこにいるってさ。俺もそこへ向かう。リク、お前は?」
「友達が泊めてくれるって」
「分かった。それにしても本当にいたんだなぁ…怪獣」
「僕に力があったら、町を守れたのに…」
「ペガ、付いてきてるか?」
「友達の家に止まるんじゃなかったのかい?」
「みんな無理だって」
「本当は友達なんかじゃなかったのかも知れない」
「こういう時はジードだ」
「またぁ💧」「ジーッとしてても、ドーにもなんない。野宿も案外楽しいよ」
「どうだかねぇ…💧ヨイショッ、天文台か。星を観る所だ」
「僕、赤ちゃんの時ここで保護されたんだ。赤ちゃんの泣き声がするって通報があったんだって」
「君のお父さんとお母さん、どんな人だったのかな?」
そんな二人の様子を謎の球体が監視する。
「はい、ペガ」「ありがとう。ふう…ふう(°о°)」
ラジオから怪獣の進路が上遠野町に達するとのニュースが流れる。
「上遠野町!? エリちゃん達のある所だ」
「ペガ達にできる事、何もないよ…」
「何だこれ? イッテ!💦 刺された💧」
『Bの因子、確認。基地をスリープモードから通常モードへ移行します』
「おっ!?」「うわぁっ💦」
『権限が上書きされました。マスター、エレベーターにお乗り下さい』
「「??」」
『お乗り下さい』
「聞こえるの、僕だけ…聞こえる?」
「うんうんうん!(。_。)(°―°)」
『到着まで残り30秒』
「あなたは?」『報告管理システム。声だけの存在です』
「この下には何があるの?」
『基地です』「基地?」
怪獣=スカルゴモラをまるで導かれたかのように見つめる剣を携えた少女と二人の男女。
「はっ…先輩、怪獣! 消えた! ああぁ…やったぁ――!!♪ 本部に連絡しましょう」
「終わった気がしない。こいつは何かある」
「ねえ、リク💦」
『ここは天文台の地下500mに位置する中央司令室です。この基地はマスター、あなたに譲渡されました』
「僕の事、誰かと勘違いしてる」
「フゥン┐(´°~°`)┌」
『誤認ではありません。既に血液の採取を行い、DNA検査を終了させています』
「いつの間に💧」
『お渡しする物があります。フュージョンライズ用マシン ライザーです』
「リク💦」「僕にくれるの。何で?」
『これはあなたの運命です。ライザーを使用する事であなたは本来の姿に戻り、力を行使する事ができるでしょう』
「本来の姿…?」
『あなたはこの星の住人ではありません』
「リク…(;´°□°`)」
「いいんだ、今大事なのは力の事だ。例えばさ、本来の姿に戻ったとして…ピアノを持ち上げたりできる?」
『可能です』
「ダンプカーは?」『可能です』
「じゃあ怪獣は?」「ええっ!?💦」
『可能です』「よし分かった。これの使い方教えて!」
「何する気!?💦」
「怪獣を止めるんだ。このまま放っておいたら市街地に入る。人が死ぬんだ!」
「無理だよ!!」『できます』
「嘘だ!!(°`□´°;)」
『嘘ではありません。何故ならマスターはウルトラマンの遺伝子を受け継いでいますから』
「おあぁっ…💧」
「冷却完了。次の行動に移らせてもらおう。ハァアアアッ!! オオォォアァッ!!」
謎の男は冷却の為にカプセルに戻していたスカルゴモラをリクの持つ同型のライザーで召喚し、暴れさせる。
「わあぁ…💧」「これ、誰が撮ってるの?」
『球体型偵察機ユートムによる映像です。マスター、現場までエレベーターで向かいますか?』
「行けるの!?」『座標を設定できます。通信には先程のマシン、ライザーを。触れていれば会話は可能です』
「リク…」「心配するな。ジーッとしててもドーにもならない。あいつを止めなくちゃ。行くぞ、レム」
『レムとは私の事ですか?』
「ああぁ…名前がないとぉ~やりづらいんだよな」
『REPORT MANEGEMENTのイニシャルですね』
「えっ、あっ…えーと…そう。うん…ああぁ僕の事はリクって呼んでくれ」
『分かりました、リク。転送を開始します。聞こえますか? リク』
「ああ。OKだ」
『怪獣は進路を変えました。進行方向にまだ避難している人々がいます』
スカルゴモラは逃げ惑う市民の中から何らかの強力なエネルギーを感知する。
「マズい💦 ここで食い止めないと!」
『やり方、覚えていますね?』
「あ…えーっと、どれだっけ?💧」
『フュージョンライズ後の名称を教えてください』
「ああ…えーとジードだ、ウルトラマンジード! そしてこれは…ジードライザーだ!」
「ジーッとしてても、ドーにもならねえ! 融合! アイゴー! ヒアウィゴー!」
『フュージョンライズ!』
「決めるぜ、覚悟! ハァアアア! ハッ! ジィィ━━ド!!」
『ウルトラマン! ウルトラマンベリアル! ウルトラマンジード プリミティブ!』
『フュージョンライズ、成功しました』
「ああっ、あれは!💦」
「何だあれ!? あの目の感じ、どこかで…」
リクが変身したその巨人の瞳は、嘗てクライシスインパクトを引き起こしたあの闇の戦士に似ていた。
「僕、今どんな恰好なんだ?」
「リク、聞こえる!?」
「ペガ、どうなっちまったんだ!? 建物も道路も柔らかい💧 砂で作ったみたいだ」
「今の君、まるで…」
「行くぞ!」
初めて変身し、不慣れながらも果敢にスカルゴモラに立ち向かうリク=ジード。
スカルゴモラの超振動波により吹き飛ばされるジード。
「リク!!(;´°□°`)💦」
「何て破壊力だ…(;>□°)💧」
『間もなく活動限界時間です』
「えっ!?」『この星でウルトラマンジードでいられるのはおよそ3分間。次に変身できるのはおよそ20時間後です』
「来るな、来るな💧 来るなよ💦」
「ダメだ、みんなが危ない!💦 今何とかしないと💦」
『光子エネルギーを放射しますか?』
「やり方は!?」
『既に知っている筈です』
「お前何言って…Σ(°д°)!! いや、頭に浮かんだ!」
ジードは自分の中に宿る光のエネルギーを解き放ち、必殺光線でスカルゴモラを倒す。
巨人の勝利に喜ぶ子供達とエリ。
「勝った…!」『はい。先程の光線はレッキングバーストです』
「でも…リクのあの姿、まるで…」
カプセルを回収する謎の男 伏井出ケイ。彼の目的とは?
「あれが僕?」「レム、リクの中にある強大な力って…?」
『血液からBの因子が確認されました。リクはこの基地の本来のマスターと99.9%の確率で親子関係にあります』
「親子!? リクが誰の子か知ってるの!?」
『はい。彼の父親はベリアル、ウルトラマンベリアルです』
ベリアルの息子という衝撃の事実にリクの心中や如何に。
「ウルトラカプセルナビ! 今日のカプセルは、これだ!」
『ウルトラマン!』
『栄光の初代ウルトラマン。身長40メートル、体重35000t。得意技はスペシウム光線です』
「次は、これだ!」『ゴモラ!』
『古代怪獣ゴモラ。身長40メートル、体重2万t。古代の恐竜ゴモラザウルスの生き残りと言われています』
「次回も観てくれよな!」
「火を操る少女。その超能力の源には神秘の光の力が隠されていた。
そしてそれを狙う怪しい三面怪人。僕も迷ってる場合じゃない、ジーッとしててもドーにもならないんだ!
次回ウルトラマンジード 『怪獣を斬る少女』
決めるぜ、覚悟!」
戦いに終止符を打つ為、科学者でもあるウルトラマンヒカリはウルトラカプセルを開発する。カプセルにはウルトラマン達の強大な力が宿っていた。
掌に収まる程の大きさしかなかったが、たった一つの戦局を覆す程の可能性を秘めていた。しかし…
「超時空消滅爆弾、起動!」
「何っ!?(;°`□´°)💦」
「フフハハハハハハ、精々足掻くがいい! アハハハハハハ!!」
「何とかしないと!!💦」
「行くなっ!! この宇宙はもう持たない…」
「そんな…💧」
地球を中心に生じた次元の断層は宇宙全体に広がり、星々を消滅した…かに思われた。
と、衝撃のアバンから始まりましたウルトラマンジード。
OPは朝倉リク with ボイジャーが歌う「GEEDの証」。ウルトラマンゼロ THE MOVIEから6年、ナオを演じた濱田龍臣君がウルトラマンの主役となって戻ってきました。あれから大きくなったねぇ( =▽=)。
冒頭にあったクライシスインパクトの後にウルトラマンキングがその消滅しかけた宇宙と融合したという流れは作中の世界観がどんななのか理解できますね。
ベリアルが起こしたクライシスインパクトが今や都市伝説となった地球。
天涯孤独の青年 朝倉リクは駄菓子屋を営む銀河マーケットに住み込みでバイト生活を送っていた。
「あ…イッテェ~💧」
「どうした?」「あぁ、あれ取ろうとしてジャンプしたら…天井に頭ぶつけちゃって💧」
「頭!? 天井にか」「はい」
「ってか店長、これ売り物…💦」
「ナハハ、ごめんごめん💧 これホント美味くてさぁ」
「全くもう💧」「ほら」
「あ、いいんスか。ん、美味いっスね♪」
「なぁ。ハハハハ」「お兄ちゃん」
そこへハルヲの妹 良子と娘のエリが来店した。
「リク兄ちゃん、こんにちは」
「エリちゃんお出かけ?」
「うん、お爺ちゃんち。あっねえねえ、アイスちょうだい」
「いいぞぉ、持ってけ持ってけぇ」
「やったぁ♪」
「リク君、大きくなったねぇ。まだここに住んでるの?」
「引っ越したいんですけどね、中々…」
「叔父ちゃん、これ」「おう」
「あ、そうだ」
「まぁいいからいいから」
「あれ? でもこれ、溶けてる」
「「えっ!?」」
「バイバーイ」「店長」「あ?」
「壊れてないですよ」
「ええっ!? おかしいなぁ、何でだろ?」
リクの影(ダークゾーン)に潜んでいるのは、ペガッサ星人の少年ペガ。リクは銀河マーケットの2階にある星雲荘にペガと共に暮らしているのだ。
「ヨイショッ。冷凍庫、夜にペガが見るよ。機械弄り得意だし」
「やめとこうぜ。気づかれたらお終いだ。それに…宇宙人と同居してるなんてバレたら大騒ぎになる」
「店長は君が一人で住んでると思っている。そもそも君は自分が地球人だと思い込んでる」
「僕は地球人だ」「ペガの助けを求める声、聞こえたのは君だけだ。それにあのジャンプ力…」
リクは特撮ヒーローの銀河戦士ドンシャインの大ファンで、正義のヒーローにいつも憧れていた。
「本当にいるのかな」
「何が?」「ウルトラマン。宇宙の平和を守る為にベリアルと戦ったっていう…」
「都市伝説だよ。ウルトラマンもベリアルも」
「えっ地震!?」「あ…何だろう?」
窓の外を見ると町に怪獣が暴れていた。
「ヤバい、こっちに来る! 逃げよう💦」
「うわぁっ!!💦」「うわぁぁああっ!!💦」
「やめろぉぉぉ!! 来るなァァァ!!💦」
「店長、危ない!」「うるせぇぇ!!」
銀河マーケットはあえなく怪獣に踏み潰され、一瞬にして棲家を失ってしまうリク。
「リクゥ」「あ、どうでした? エリちゃん達」
「連絡ついたよ。無事だって」
「上遠野町のお爺ちゃんとこにいるってさ。俺もそこへ向かう。リク、お前は?」
「友達が泊めてくれるって」
「分かった。それにしても本当にいたんだなぁ…怪獣」
「僕に力があったら、町を守れたのに…」
「ペガ、付いてきてるか?」
「友達の家に止まるんじゃなかったのかい?」
「みんな無理だって」
「本当は友達なんかじゃなかったのかも知れない」
「こういう時はジードだ」
「またぁ💧」「ジーッとしてても、ドーにもなんない。野宿も案外楽しいよ」
「どうだかねぇ…💧ヨイショッ、天文台か。星を観る所だ」
「僕、赤ちゃんの時ここで保護されたんだ。赤ちゃんの泣き声がするって通報があったんだって」
「君のお父さんとお母さん、どんな人だったのかな?」
そんな二人の様子を謎の球体が監視する。
「はい、ペガ」「ありがとう。ふう…ふう(°о°)」
ラジオから怪獣の進路が上遠野町に達するとのニュースが流れる。
「上遠野町!? エリちゃん達のある所だ」
「ペガ達にできる事、何もないよ…」
「何だこれ? イッテ!💦 刺された💧」
『Bの因子、確認。基地をスリープモードから通常モードへ移行します』
「おっ!?」「うわぁっ💦」
『権限が上書きされました。マスター、エレベーターにお乗り下さい』
「「??」」
『お乗り下さい』
「聞こえるの、僕だけ…聞こえる?」
「うんうんうん!(。_。)(°―°)」
『到着まで残り30秒』
「あなたは?」『報告管理システム。声だけの存在です』
「この下には何があるの?」
『基地です』「基地?」
怪獣=スカルゴモラをまるで導かれたかのように見つめる剣を携えた少女と二人の男女。
「はっ…先輩、怪獣! 消えた! ああぁ…やったぁ――!!♪ 本部に連絡しましょう」
「終わった気がしない。こいつは何かある」
「ねえ、リク💦」
『ここは天文台の地下500mに位置する中央司令室です。この基地はマスター、あなたに譲渡されました』
「僕の事、誰かと勘違いしてる」
「フゥン┐(´°~°`)┌」
『誤認ではありません。既に血液の採取を行い、DNA検査を終了させています』
「いつの間に💧」
『お渡しする物があります。フュージョンライズ用マシン ライザーです』
「リク💦」「僕にくれるの。何で?」
『これはあなたの運命です。ライザーを使用する事であなたは本来の姿に戻り、力を行使する事ができるでしょう』
「本来の姿…?」
『あなたはこの星の住人ではありません』
「リク…(;´°□°`)」
「いいんだ、今大事なのは力の事だ。例えばさ、本来の姿に戻ったとして…ピアノを持ち上げたりできる?」
『可能です』
「ダンプカーは?」『可能です』
「じゃあ怪獣は?」「ええっ!?💦」
『可能です』「よし分かった。これの使い方教えて!」
「何する気!?💦」
「怪獣を止めるんだ。このまま放っておいたら市街地に入る。人が死ぬんだ!」
「無理だよ!!」『できます』
「嘘だ!!(°`□´°;)」
『嘘ではありません。何故ならマスターはウルトラマンの遺伝子を受け継いでいますから』
「おあぁっ…💧」
「冷却完了。次の行動に移らせてもらおう。ハァアアアッ!! オオォォアァッ!!」
謎の男は冷却の為にカプセルに戻していたスカルゴモラをリクの持つ同型のライザーで召喚し、暴れさせる。
「わあぁ…💧」「これ、誰が撮ってるの?」
『球体型偵察機ユートムによる映像です。マスター、現場までエレベーターで向かいますか?』
「行けるの!?」『座標を設定できます。通信には先程のマシン、ライザーを。触れていれば会話は可能です』
「リク…」「心配するな。ジーッとしててもドーにもならない。あいつを止めなくちゃ。行くぞ、レム」
『レムとは私の事ですか?』
「ああぁ…名前がないとぉ~やりづらいんだよな」
『REPORT MANEGEMENTのイニシャルですね』
「えっ、あっ…えーと…そう。うん…ああぁ僕の事はリクって呼んでくれ」
『分かりました、リク。転送を開始します。聞こえますか? リク』
「ああ。OKだ」
『怪獣は進路を変えました。進行方向にまだ避難している人々がいます』
スカルゴモラは逃げ惑う市民の中から何らかの強力なエネルギーを感知する。
「マズい💦 ここで食い止めないと!」
『やり方、覚えていますね?』
「あ…えーっと、どれだっけ?💧」
『フュージョンライズ後の名称を教えてください』
「ああ…えーとジードだ、ウルトラマンジード! そしてこれは…ジードライザーだ!」
「ジーッとしてても、ドーにもならねえ! 融合! アイゴー! ヒアウィゴー!」
『フュージョンライズ!』
「決めるぜ、覚悟! ハァアアア! ハッ! ジィィ━━ド!!」
『ウルトラマン! ウルトラマンベリアル! ウルトラマンジード プリミティブ!』
『フュージョンライズ、成功しました』
「ああっ、あれは!💦」
「何だあれ!? あの目の感じ、どこかで…」
リクが変身したその巨人の瞳は、嘗てクライシスインパクトを引き起こしたあの闇の戦士に似ていた。
「僕、今どんな恰好なんだ?」
「リク、聞こえる!?」
「ペガ、どうなっちまったんだ!? 建物も道路も柔らかい💧 砂で作ったみたいだ」
「今の君、まるで…」
「行くぞ!」
初めて変身し、不慣れながらも果敢にスカルゴモラに立ち向かうリク=ジード。
スカルゴモラの超振動波により吹き飛ばされるジード。
「リク!!(;´°□°`)💦」
「何て破壊力だ…(;>□°)💧」
『間もなく活動限界時間です』
「えっ!?」『この星でウルトラマンジードでいられるのはおよそ3分間。次に変身できるのはおよそ20時間後です』
「来るな、来るな💧 来るなよ💦」
「ダメだ、みんなが危ない!💦 今何とかしないと💦」
『光子エネルギーを放射しますか?』
「やり方は!?」
『既に知っている筈です』
「お前何言って…Σ(°д°)!! いや、頭に浮かんだ!」
ジードは自分の中に宿る光のエネルギーを解き放ち、必殺光線でスカルゴモラを倒す。
巨人の勝利に喜ぶ子供達とエリ。
「勝った…!」『はい。先程の光線はレッキングバーストです』
「でも…リクのあの姿、まるで…」
カプセルを回収する謎の男 伏井出ケイ。彼の目的とは?
「あれが僕?」「レム、リクの中にある強大な力って…?」
『血液からBの因子が確認されました。リクはこの基地の本来のマスターと99.9%の確率で親子関係にあります』
「親子!? リクが誰の子か知ってるの!?」
『はい。彼の父親はベリアル、ウルトラマンベリアルです』
ベリアルの息子という衝撃の事実にリクの心中や如何に。
「ウルトラカプセルナビ! 今日のカプセルは、これだ!」
『ウルトラマン!』
『栄光の初代ウルトラマン。身長40メートル、体重35000t。得意技はスペシウム光線です』
「次は、これだ!」『ゴモラ!』
『古代怪獣ゴモラ。身長40メートル、体重2万t。古代の恐竜ゴモラザウルスの生き残りと言われています』
「次回も観てくれよな!」
「火を操る少女。その超能力の源には神秘の光の力が隠されていた。
そしてそれを狙う怪しい三面怪人。僕も迷ってる場合じゃない、ジーッとしててもドーにもならないんだ!
次回ウルトラマンジード 『怪獣を斬る少女』
決めるぜ、覚悟!」