キングの爺さん、久し振りだな。俺の声、聞こえてるか?」
その頃、地球ではジードとダークロプスゼロの戦闘が繰り広げられていた。
「痛ってぇぇ💦 なんて硬いんだ!💧 うっ、それに動きが読まれる💦 うわぁぁっ!(>□<;)💦」
「何でてめぇがいる! ベリアルは生きているのか!?(;°`□´°)
ワイドゼロショット!! ああっ、く…いつもなら余裕なんだが💧 おい、大丈夫か?」
「あなたは?…」「おい、待て!」
「リク、大丈夫?💦」
「仲間がいるのか…」「ねぇ、行こう!」
その時、崩壊寸前のビルの瓦礫が下にいる少年目掛けて落下する。
「危ない!!」
『データベースを参照しました。名前はウルトラマンゼロ、ベリアルと敵対するウルトラの星の戦士です』
「えっ、て事は僕の事捕まえに来たのかな? ベリアルの息子だから…」
「あっ、あれは? ウルトラマンゼロに似てる。親戚かな?」
『ダークロプスゼロ。嘗てゼロを模して造られたロボット兵器です』
「通りで硬いと思ったァ(°△°)」
「勝てない相手よ。あなたは戦いの素人だもん」
「となると、今の僕にできる事は一つだけだ・・・おやすみなさい♪」
「(‐△´‐)=З」
「ご家族には? もう連絡した? ちょっと急がないとぉ💧」
「見てたぞ。お前は少年を助けようした。見かけに寄らず度胸あるな(°▽°)」
「ああっ、ヤバい💦 はっ、何だこれ!? ああっ! それどころじゃない、営業に遅れちゃう💦」
ついさっきまで死にそうになってたのに、それでも仕事優先とはサラリーマンの鑑ですねw
「ハァァ…ああぁあぁぁ(´△`)…💦」
「何でしょげてんだ?(°д°)」
「営業先の人にね」「うん」
「怒られたんですよ…えっ!?(°д°;)」
「えっ?」「ン???」
「あ…あぁ俺はゼロ、ウルトラマンゼロだ」
「何だ、この声? えっ?💧」
「生命を助けるにはこうするしかなかった。身体を一体化させ、傷を癒している」
「耳塞いでも聞こえる💦」「そうだよ」
「何これ、怖い💦(||°д°||)」
「一体化には俺にも利点がある。前の戦闘で深いダメージを負い、まだ治ってない。お前の身体に入らなければ俺はこの惑星で長時間活動できないんだ。
あーだからそのつまりぃ…ウィンウィンの関係だなd(‐△°)」
「何言ってるんですか、この人💧」
「す、すいません💦 ゴメンなさい💦」
「足踏んだやろ! 踏んだやろコラァァ!!」
「ヒィィ💧 た、助けてぇぇ💦」
「敵意を感じるな。戦ってもいいか? 身体借りんぞ」
「な、何言って…」
(宮野真守声で)「そこのお前、靴なんか踏んでねぇ。言いがかりすんな。踏むのは…今からだ!」
「だァアア💦 痛い痛い痛いっ💦アイタイタイタイ💦」
「俺に喧嘩を売るのはなぁ、二万年早いぜ!」
我に返ったレイトはいつの間に倒れているチンピラ達を見て、何が起こったのか訳が分からず逃げるようにその場から立ち去る。
日夜欠かさず鍛錬に励むライハ。
『彼の名はウルトラマンジード。敵ではありません。運命に逆らい、立ち上がる者です。
リク、これでいいですか?』
「大変結構」
『マスコミ宛にこのメッセージを送信します』
「今の何?」
「僕が敵じゃないって事を世間に知らせる為のメッセージ。後ウルトラマンゼロにも。あの人、僕の父さん…ベリアルと何かあったんでしょ?」
『はい』「クライシスインパクトって、二人が戦ったのが原因?」
『この宇宙はその影響で崩壊寸前の状態に陥りました』
「じゃあ、この子にもあの光が!」
「リトルスター…探さないと危険ね」
「うん」
「ただいまぁ」「あぁお帰り。もうちょっと早く帰ってきて欲しかったけど」
「ああ…うん。いやちょっと、その・・・はい、分かりました。バレないように」
「何か言った?」
「あっ、あぁこっちの話。あ~あ…お腹減った。ヨイショ、あれマユは?」
「寝てる。あ、起こさないでよ。早く手洗ってきて」
「あっマユというのは僕の娘で…」
「レイト君?」「ああっ!(°□°;)💦」
「はっ!(;°д°)💦」
「あ…ありがとう」「あ、いやその…💧」
「アハハハ…」「ママー」
「あぁもう大きい声出すから起きちゃったでしょう(•́△•̀) ハイハイハイお早う」
「あのぉ…不審がられてますぅ💧」
テレビでゼロについての解説が入ると瞬時に意識がゼロに変わり、絶妙のコントロールでペンを投げて、リモコンの電源を切る。
「パパ、お帰り♪」「おおぉー、よぉぉし…よぉしよぉし、起こしてゴメンねぇ」
「何て柔らかくて、あったかいんだ…(*°△°*)」
レイトを通して、初めて触れる人間の子供の温もりに心が和むゼロ。
「先生、重版決まりました。おめでとうございます(*^▽^*)」
「そうですか」
「編集長も喜んでました。・・・あのぉ、何か嫌な事でも?」
「気の合わない相手と久し振りに会うかも知れないのです」
「・・・?」
ケイの怪しく光る赤い眼光がリトルスターの位置を特定する。
「気分次第で点いたり消えたり…」
リトルスターの保持者であるトオル少年と接触するリクとライハ。
「探したぞ、少年…あっ!」
「待って!…手が熱い」
「離して!」「ああぁ待つんだ、少年! 聞きたい事がある! そのキーホルダー、何処で買った!? 教えてくれ!(*°▽°*)」
ドンシャイン好きに悪い奴はいないw
「フッハハ…(´^▽^`)」
「この星に破壊の後はもうすっかり見当たらないな」
「破壊?」「ああ。この宇宙は嘗て崩壊寸前の状態に追い込まれたんだ。それを救ったのがウルトラマンキングの爺さんだ。この宇宙はお前の身体と一緒でもう一息で死ぬところだった。
俺達ウルトラマンは身体を一体化させる事で相手の傷を癒す事ができる。しかし宇宙はデカ過ぎた。宇宙の崩壊は免れたがキングの爺さんは宇宙全体に拡散し、呼び掛けても返事がない」
「知らなかったぁ。テレビで言ってたベリアルの事って…」
「全部本当だ。だがまだ終わってない…騒動の最中、光の国で開発された強力なアイテムが何者かに盗まれて行方不明だ。俺はそいつを探しに来た」
「ダークロプスゼロ。エンドマークを打ってこい」
『ダークロプスゼロ!』
「あいつだ! 少年、君は狙われている。早く逃げろ!」
「嫌だ! この力でみんなを守るんだ!」
「子供は面倒ね💧」
「僕があいつを止める、その子を頼む! ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」
『フュージョンライズ!』
「決めるぜ、覚悟! ハァアア、ハッ! ジィィ━━━ド!!」
『ウルトラマン!ウルトラマンベリアル! ウルトラマンジード プリミティブ!』
「いくぞ!」
「硬い💦 こっちの手が砕ける💧」
「ウルトラマンゼロ、何処に隠れている。そちらが出ないのであれば…こうするまでだ」
『ダークロプスゼロ!』
「増えた!(;°□°)💦」
『残存していた試作機か、もしくは量産された個体と推測されます』
「ヒィィ~凄い…💧 あっ、あなたは行かないんですか?」
「様子見だ。古傷のせいで俺の変身時間は限られている。それにあいつを見極めたい」
「無理よ…ここは危険! 行こう、早く!」
「嫌だ! 僕は知ってるんだ、ウルトラマンは必ず勝つって。立って、立ってウルトラマンジード! 立ってぇぇ!!」
『リク、撤退を提案します』
「待って、聞こえる…」
「立って! ジード、立って!」
「僕を…呼んでる!」
「立ってよ、ウルトラマンジード!!」
「名前だ、僕の名前を呼んでる!」
「立って!!」
その時、トオルの身体からリトルスターの光が抜け出し、ジードの元へ飛んでいく。
『セブンカプセルの起動を確認。新しいカプセルが二つ揃いました。リク、カプセルの交換を』
「カプセルを交換…よし、ジーッとしててもドーにもならねぇ!」
『フュージョンライズ!』
「燃やすぜ、勇気! ハァアア、ハッ! ジィィ━━━ド!!」
『ウルトラセブン!ウルトラマンレオ! ウルトラマンジード ソリッドバーニング!』
「これならイケるかも!(°▽°)」
「全然痛くない。鎧を着てるみたいだ!(°▽°)
オーロラブースト!!」
「ブーストスラッガーキック!!」
「勝ったァァ!!\(^▽^)/ 凄い攻撃力だァ♪」
「いやったァ!!(°▽°) ヒーローはね、必ず勝つんだよ」
「彼はヒーローだと思う?」
「勿論♪」「ウフッ」
「またひとつ起動したか…あと4つ」
「あっ、あの時の!」「おぉー久し振り」
「ドンシャインごっこ、やる?」
「少年の身体からリトルスターは消えていた。不思議な力もなくなっていたが気にしてはいないようだ。ウルトラマンを間近で見たと興奮したように語ってくれた。
情報を検討した結果、あの光が受け渡されてウルトラカプセルが起動しているらしい。
リトルスターと呼ばれるあの光が何なのかはまだ不明。そしてウルトラマンゼロは今、何処で何をしているんだろう」
「あ…ああ…あああ(;°д°)💧」
「「「「すいませんしたァァ!!(((>□<;)💦」」」」
「ちょ…💧 はぁぁ?」
『ウルトラマンレオ!』
『ウルトラマンレオ。身長52メートル 体重4万8千t。宇宙拳法を駆使して戦う戦士です』
「次は、これだ!」『ダークロプスゼロ!』
『ダークロプスゼロ。身長45メートル 体重3万5千t。ウルトラマンゼロを模して造られたロボット戦士です』
「次回も観てくれよな!」
彼女が使う超能力、もしかしてピット星人の中にもリトルスターが!?
次回ウルトラマンジード『星人を追う仕事』
ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」