「今、地球は狙われている! いつ襲ってくるか分からない怪獣災害! 悪質宇宙人による犯罪ネットワーク!
今夜の火曜チューズデーは続発する怪獣災害や宇宙人の侵略から市民の安全を守る特殊防衛部隊Xio、その知られざる活動に完全密着する!
東京郊外に聳えるXioの基地。周辺設備を含めて2,700人の人員が働く地球防衛の一大拠点だ。神木正太郎隊長率いるXio特捜班は総勢8人。怪獣や宇宙人と最前線で渡り合う精鋭部隊だ」
「山瀬アスナ隊員。地元の高校卒業後、訓練生として入隊、優秀な成績で特捜班に昇格した」
「んー…普通に大学に行ってぇ平凡な女の子だったかなぁって思います。でも地球の平和って男の子だけに任せちゃおけないんですよ。やっぱ女の子も戦わなきゃいけないなって思います」
「風間ワタル隊員。高校時代ラグビーの日本代表にも選ばれたスポーツ青年。隊員歴6年になる猛者である。
貴島ハヤト隊員。スカイマスケッティを操るXio特捜班の切り込み隊長だ」
「映画とか観てますかねぇ…」「フッ」
「何だよぉ」「こんな顔して恋愛ものが好きなんですよ」
「いやぁそんな事言わなくてもいいと思うんだよねぇ」
「一番ですか?『ローマの休日』とかですかね。王女とその新聞記者のこの恋愛のお話なんですけどぉ…恋愛くらい普通にさせてあげたらいいのになぁとは思うんですよねぇ。
何だろな…いやもうスポーツいっててぇ…あぁぁつつつ…ちょちょちょ…ああぁイテッ ちょっとほんとすいませんごめんなさい…あぁやっちゃった ハヤトお前スマの話にしろ…」
「熱い男なんですよ。アイツは」
「何故怪獣はこうも頻繁に出現するのか? ラボチームの大空大地隊員に話を聞いた」
「こちらがXio日本支部のラボです。地球上のスパークドールズの多くは日本海溝付近で確認されているんですよ。
日本とその周辺海域の怪獣出現率は地球全体の20%、他の地域の平均に比べると87倍です」
その後ろでさり気なくカメラに映ろうとするルイルイw
「我々はこれまで撮影された事のないエリアの取材を許された」
「こちらがスパークドールズのスタンバットです。ここでスパークドールズの怪獣達の研究をしています」
「エレキング気持ち良さそうだなぁ。 よしバードン…うちのバードンは腹の中に子供がいるんで一番大変なんですよ。ん? ちょっと今動きましたよ♪
あ、ゴモラ…一番仲のいいゴモラです。ゴモラ、こっち向いてゴモラ…ちょっとゴモラ緊張してますね」
「これが巨大化して怪獣になるんでしょ?」
「あ、はい」「こんな扱いでいいんですか?」
「と言うと?」「何か遊んでるようにしか見えないかなって」
「いいえ、これはれっきとした研究です。この様に本来の生息環境に似た場所に置いてやる事でかなり感情が安定する事が解ったんです」
「怪獣に感情があるんですか?」
「はい勿論。ほら」
『キシャアァァァァアアア』
「ほら、楽しそうでしょう?(*^▽^*)」
「橘さゆり副隊長。神木隊長の右腕となって情報分析・作戦立案を担当するベテランだ」
「地球を守ろうっていう熱意が凄いので…ともすればその熱意が一人走りする時があるので…その熱意を大切にしつつ、やはり私であったり隊長であったりが何処かちょっと冷静に…判断できるように見守っていきたいなと。スパークドールズが怪獣となって、えー…地球でこう…すいません もう一回最初からいいですか? d(*´^▽^`*) 攻撃的な…生命体なのかを判断し…」
「その時、一本の通報が本部にもたらされた!」
「正体不明の宇宙人が出現? 分かりました、ありがとうございます。エリアT9-6に正体不明の宇宙人が出現との通報がありました!」
「ワタルとハヤトはアトスで現場に急行、大地とアスナは至急現場の保全と鑑識活動に移りなさい」
「「「「了解!」」」」
「通報したのは大学生のA子さん。授業が終わり部屋に戻った所、宇宙人と出くわしたという」
「部屋に入ってみたんです。そしたら…扉の陰に真っ黒な宇宙人が」
「特徴とか覚えてない?」
「分からないです」
「目はいくつあった?」
「怖くて…よく見えなかったです」
「A子さんの叫び声に宇宙人は何も取らずに逃げたという。犯人はまだ遠くへは行っていない筈だ。ハヤト・ワタル両隊員は姿なき宇宙人を追う。
その時、ワタル隊員の目が何かを捉えた!」
「あれ? あれ怪しくね?」「どれ?」
「あれあれあのほら…お兄さんお兄さん、ちょっといいかな? Xioの者だけと。これから何処行くの?」
「え?」「これから何処行くの?」
「銭湯に行くんです」
「銭湯って、この辺あったっけ?」
「あっちに銭湯があるんです」
「どうも怪しい。この男の受け答えからは悪のシグナルが滲み出ている」
「あっちに住んでるんです」
「あっちって、あっちってどっち? 何丁目に住んでるの?」
「何丁目って…4丁目…4丁目だよ…5丁目だよ5丁目」
「何持ってんの?」「いやいやいや」
「ねえ、ちょちょちょっちょっと見せて」
「だからお銭湯行くから…」
「お銭湯? お銭湯関係ないから、ちょっと見せてよちょっと」
「銭湯行くんだって!」
「この後、男はとんでもない行動に出る!」
「コラァァ!!」「ワタル、乗れ!」
「速っ!Σ(°д°;)」
「こちらジオアトス。逃走中の宇宙人を発見、現在追跡中!」
『こちら本部了解、自傷事故防止に配慮して。アスナと大地も合流させる』
「了解」「はーい緊急車両通りまーす! この先の交差点を左折しまーす!」
まんま警察24時w
「そこの宇宙人、止まりなさーい!」
「宇宙人は依然として狭い路地を逃げ続ける! Xioの追跡は続く!」
「大地、逃走している宇宙人の動きを察知した! その階段を降りろ!」
「分かった!」「何処行くの!?」
「すいませんすいません! 失礼します、すいません!」
「ここでストップ! 隠れろ!」
「えっ?」「三一で飛び出すぞ!」
「ちょっと待って 息が(>ロ<;)зз」
「3、2、1!」「あっ! 痛っ!」
「待ちなさい!」「アスナ、早く!」
「大地隊員の機転により犯人は御用となった!」
正確にはエックスのサポートのお陰だけど、声そのまま入っちゃってますよw
エクスデバイザーのナビシステムと思われたからセーフか。
「20時41分、公務執行妨害で逮捕!」
「もぉぉいい加減疲れンだろう ハヤト出せ」
「平和な日常生活に侵入したケムール人。その目的は何なのか? 調べが進むに連れとんでもない事実が明らかになった!」
「これは! 厄介な物が出てきたな」
「何ですかこれ?」「物質縮小機だ。恐らく奴は女子大生を縮小させ、誘拐するつもりだったのだ」
「何故そんな事を?」
「人間標本を作る試さ」「人間標本?」
「グルマン博士の言う人間標本とは何か? ケムール人に対する取調べは連日長時間に渡って行われた」
「ダメです。完全黙秘ですね」
「私が代わろう」「お願いします」
「なぁ腹減ってんだろ。食えよ」
「神木隊長が入ってるんですよ」
「神ちゃん入ってんの?」
「入ってるの」「あいやぁ長くなるよぉ~(´^△^`)」
このおっさん誰?w
「お袋さん元気か? 最近お前、連絡もとってないんだろ?いかんなぁ…ちゃんとぉたまには手紙の一つでも書いてやれよぉ」
「待つ事、6時間」「自供したよ」
「完オチですか? どうやって(°д°)」
「いや何、彼の故郷の話を聴いてやっただけだ」
「神木正太郎隊長…その柔和な笑顔の陰にプロフェッショナルな誇りが見える」
「我々の仕事はただ怪獣を倒したり、宇宙人を捕まえたりするだけじゃないですからね。『地球人である自分達が正義』っていう考えで固まっちゃうと、かえって本質が見えなくなる事もあるんですよ」
「ここは伊香川市の郊外。ケムール人の自供によるとここに人間標本製造組織のアジトがあるらしいというのだが…張り込み開始から2時間が経過した」
「ん? 何か出てきた」
「出てきた出てきた!」「おおぉ!」
『こっちで追跡する』「了解」
「女は赤いレインコート。どうも様子がおかしい。仕切りに辺りを見回している」
「何やってんの、あれ?(°д°;)」
「樹液を吸ってるみたいだ」
「やっぱり宇宙人?」「うーん」
「気づかれると証拠隠滅の恐れがある。隊員達に緊張の色が走った」
「女がアジトに戻った」
「15時30分突入でいこう」「了解」
「すいませーん。あのー」
「あんた誰や?」「(放送禁止音)に聞いてきたんですけど。ここで高額のバイトがあるって」
「・・・入り」「突入!!」「突入!」
「突入ぅぅ!」「動くなXioだ!」
「大人しくしろォォォ!」
「あんたら何やぁ!? 放せ…放せ!」
「黒幕は何処だ!」
「うちは何も知らんがな! 放せ! この(放送禁止音)!…」
「セミ女だったのか! 待て!」
「逃がすな逃がすな逃がすな! もう終わりだ! 観念しろ!」
「ダダもいたぁ!」「ハヤト、追え追え追え!」
「助けてくださぁい!」
「救出に来ました!」「助けて、助けてぇ!」
「安心してください」
「15時40分、銃刀法で逮捕ォォォ!! シャアァァァ!」
「15時40分、公務執行妨害で逮捕」
「三面怪人ダダに捕われていた女性達が解放されたのは言うまでもない」
「この星が滅びる?」
「そうだ、人類は絶滅する。その前にせめて可愛い女の子だけでもサンプルを残してやろうという計画だ。私はこう見えても人間が好きだからな」
「ふざけんなっ!!」
「おい、お前は知ってるだろう? ある日突然、地上に暗黒の稲妻が落ちてくる」
「稲妻に打たれた怪獣達は凶暴化し、全てを破壊するようになる」
「君はダークサンダーエナジーの事を知っているのか?(°д°;)」
「そこまでは知らないさ。だがこのままでは確実にこの星は滅ぶ。確かな情報筋の話だ」
「確かな情報筋の話だとぉぉ!? この三面記事野郎ォォ!!(°Д°╬)」
「ワタルさんワタルさん、落ち着いてください ハヤトさん!」
「おい、顔変えんな」
「カランコロンコローン! ルイです♪」
「マモルです。最近頻発している謎の放電現象ダークサンダーエナジーについて説明します。じゃルイさん」
「ガッテンテン! あ、因みに『ガッテンテン』っていうのは『了解しました』っていう意味です。覚えといてね~ウフフフ♪」
「ルイルイが勝手に作った言葉なんで別に覚えなくてもいいです」
「何で? ン!? キャアァ!!」「うわぁ!!」
「ダークサンダーエナジーが落ちました。見に行ってみましょう! アハハハ♪」
「ちょちょちょっおいルイ! ちょっとおい」
「あ━━超マズい! 怪獣だぁ!」
「逃げて逃げて! 早く逃げて!」
「T-3BにタイプF出現! 推定体長55メートル、深海怪獣グビラと思われます!」
「フェイズ4発令!」「ハヤトとワタルは怪獣を牽制、被害を最小限に食い止める事! アスナは逃げ遅れた人達の避難誘導、大地は怪獣の分析!」
「「「「了解!」」」」
「すいませんすいません!」
「ウルトライザー全然効かねえじゃねーかよォォ!」
「グビラってどんな怪獣なんですか?」
「ええぇ!?」「いけません! 危険ですから下がってください! 下がって早く!」
「あの怪獣めちゃくちゃ怒ってますよ?」
「ダークサンダーエナジーで凶暴化してるんです!」
「大地! あそこにルイとマモルがいる!」
「助けなきゃ!」「みんなァー!」
「エックス、ユナイトだ!」
「よし、いくぞ大地!」
「ユナイトって何ですか!?」
「ゆ…ゆかないとぉって言ったんですよ」
カメラ入ってると変身しづらいよねw
「いいから下がって!」「ユナイトって…」
「下がってください!」
「キャアァー! 見えた? グビラちゃんのお腹ってタップタプして超可愛いよね♪ キャッ♡」
「なんだ君、カメラマンからどいてくれ!」
「ン? えっ? わあぁぁぁ━━━!!」
ルイが割り込んでくれたお陰でw ユナイトできました。
「「エクシードエーックス!!」」
「ほらっ高橋さんもちゃんと撮って! ウルトラマンが超デコってんだよ! デコトラマンだよぉ♪ イエイイエーイv(*^▽^*)v」
「す、すいません!(>ロ<)」
現場をも引っ掻き回すルイルイのミーハー魂w
「「エクスラッガー! エクシードォォエクスラッシュ!!」」
グビラ三枚おろしィィ!!
いくら場所が鮮魚市場だからってw
「「ザナディウム光線!!」」
「エックスさん! インタビューいいですか? 視聴者の皆さんに何か一言お願いします!」
「何やってんだエックスもう時間がない」
「でも無愛想な宇宙人と思われたくないし(´•△•`;)」
「いいからいくぞ」
「エックスさん、最後に一言だけ!」
すいません。ノーコメントって事でw
「シュウゥワァッ!」
「ああああっ… エックスさぁぁぁん!!」
「ありがとぉぉウルトラマァァァン! ウフフフフ♪」
「怪獣を凶暴化させるダークサンダーエナジーとは何なのか? ダダの予言『人類滅亡』の真相とは? 現在も尚、捜査は続行中である」
「一言で言うと…愛ですかね」
何?そのカメラ目線でのドヤ顔w
「青く美しい地球…今日もこの星の何処かで悪質宇宙人の陰謀や巨大怪獣が蠢く。
人々の平和と安全を守るXioに休息の時はない。昨日から今日、今日から明日へ彼らの戦いは続く!」
「・・・ねえ、昨日の放送観た? あたしさぁ、すっごい顔パンパンに映ってなかった?」
「それを言うなら俺だって。ちゃんとした研究なのにあれじゃ子供の遊んでるみたいですって…」
「大体な、俺のインタビューなんだよ。何であんなところ使うかな…」
「俺なんて殆ど喋ってねえよ」
「それ、いつもの…」「それより副隊長、めっちゃ目泳いでなかった?ww」
「「「アハハハww」」」
「鬼の橘もあれで可愛い所があるっつー事だよねー…」
「緊張してたよなぁw」
「ウッウゥゥン! エリアO-2の電磁波調査は終わったの?」
「はい! 今から現場に向かいます!」
「・・・了解!」
「母さん」「お母さん」
「テレビ観たよ。がんばってたね」
「凄くカッコよかったよ、お母さん」
「ありがと♪」
「「大地の怪獣ラボ」」
「今回の怪獣はこれだ!」
『ケムール人解析中』
「誘拐怪人ケムール人。ダダに協力していた犯罪者だ。逃げ足が速くて捕まえるのに苦労したよ」
「そして今回紹介するのはウルトラマンビクトリーナイトのカードだ。ビクトリーに変身するショウは大地の剣の師匠でもある。お陰で我々はエクスラッガーを使いこなせるようになったんだ」
「ショウの特訓は凄く厳しかったけどねσ(´^▽^`;) 次回も」
「「観てくれよな!」」
「少女が出会った小さな怪獣ピグモン。人知れず友情が育まれていく。
でも町中に姿を見せたピグモンに人々は大騒ぎ。その時、キングゲスラが町を襲う!
いくぞエックス、あの子達の未来を守る為に!
次回ウルトラマンX『ともだちは怪獣』」
今夜の火曜チューズデーは続発する怪獣災害や宇宙人の侵略から市民の安全を守る特殊防衛部隊Xio、その知られざる活動に完全密着する!
東京郊外に聳えるXioの基地。周辺設備を含めて2,700人の人員が働く地球防衛の一大拠点だ。神木正太郎隊長率いるXio特捜班は総勢8人。怪獣や宇宙人と最前線で渡り合う精鋭部隊だ」
「山瀬アスナ隊員。地元の高校卒業後、訓練生として入隊、優秀な成績で特捜班に昇格した」
「んー…普通に大学に行ってぇ平凡な女の子だったかなぁって思います。でも地球の平和って男の子だけに任せちゃおけないんですよ。やっぱ女の子も戦わなきゃいけないなって思います」
「風間ワタル隊員。高校時代ラグビーの日本代表にも選ばれたスポーツ青年。隊員歴6年になる猛者である。
貴島ハヤト隊員。スカイマスケッティを操るXio特捜班の切り込み隊長だ」
「映画とか観てますかねぇ…」「フッ」
「何だよぉ」「こんな顔して恋愛ものが好きなんですよ」
「いやぁそんな事言わなくてもいいと思うんだよねぇ」
「一番ですか?『ローマの休日』とかですかね。王女とその新聞記者のこの恋愛のお話なんですけどぉ…恋愛くらい普通にさせてあげたらいいのになぁとは思うんですよねぇ。
何だろな…いやもうスポーツいっててぇ…あぁぁつつつ…ちょちょちょ…ああぁイテッ ちょっとほんとすいませんごめんなさい…あぁやっちゃった ハヤトお前スマの話にしろ…」
「熱い男なんですよ。アイツは」
「何故怪獣はこうも頻繁に出現するのか? ラボチームの大空大地隊員に話を聞いた」
「こちらがXio日本支部のラボです。地球上のスパークドールズの多くは日本海溝付近で確認されているんですよ。
日本とその周辺海域の怪獣出現率は地球全体の20%、他の地域の平均に比べると87倍です」
その後ろでさり気なくカメラに映ろうとするルイルイw
「我々はこれまで撮影された事のないエリアの取材を許された」
「こちらがスパークドールズのスタンバットです。ここでスパークドールズの怪獣達の研究をしています」
「エレキング気持ち良さそうだなぁ。 よしバードン…うちのバードンは腹の中に子供がいるんで一番大変なんですよ。ん? ちょっと今動きましたよ♪
あ、ゴモラ…一番仲のいいゴモラです。ゴモラ、こっち向いてゴモラ…ちょっとゴモラ緊張してますね」
「これが巨大化して怪獣になるんでしょ?」
「あ、はい」「こんな扱いでいいんですか?」
「と言うと?」「何か遊んでるようにしか見えないかなって」
「いいえ、これはれっきとした研究です。この様に本来の生息環境に似た場所に置いてやる事でかなり感情が安定する事が解ったんです」
「怪獣に感情があるんですか?」
「はい勿論。ほら」
『キシャアァァァァアアア』
「ほら、楽しそうでしょう?(*^▽^*)」
「橘さゆり副隊長。神木隊長の右腕となって情報分析・作戦立案を担当するベテランだ」
「地球を守ろうっていう熱意が凄いので…ともすればその熱意が一人走りする時があるので…その熱意を大切にしつつ、やはり私であったり隊長であったりが何処かちょっと冷静に…判断できるように見守っていきたいなと。スパークドールズが怪獣となって、えー…地球でこう…すいません もう一回最初からいいですか? d(*´^▽^`*) 攻撃的な…生命体なのかを判断し…」
「その時、一本の通報が本部にもたらされた!」
「正体不明の宇宙人が出現? 分かりました、ありがとうございます。エリアT9-6に正体不明の宇宙人が出現との通報がありました!」
「ワタルとハヤトはアトスで現場に急行、大地とアスナは至急現場の保全と鑑識活動に移りなさい」
「「「「了解!」」」」
「通報したのは大学生のA子さん。授業が終わり部屋に戻った所、宇宙人と出くわしたという」
「部屋に入ってみたんです。そしたら…扉の陰に真っ黒な宇宙人が」
「特徴とか覚えてない?」
「分からないです」
「目はいくつあった?」
「怖くて…よく見えなかったです」
「A子さんの叫び声に宇宙人は何も取らずに逃げたという。犯人はまだ遠くへは行っていない筈だ。ハヤト・ワタル両隊員は姿なき宇宙人を追う。
その時、ワタル隊員の目が何かを捉えた!」
「あれ? あれ怪しくね?」「どれ?」
「あれあれあのほら…お兄さんお兄さん、ちょっといいかな? Xioの者だけと。これから何処行くの?」
「え?」「これから何処行くの?」
「銭湯に行くんです」
「銭湯って、この辺あったっけ?」
「あっちに銭湯があるんです」
「どうも怪しい。この男の受け答えからは悪のシグナルが滲み出ている」
「あっちに住んでるんです」
「あっちって、あっちってどっち? 何丁目に住んでるの?」
「何丁目って…4丁目…4丁目だよ…5丁目だよ5丁目」
「何持ってんの?」「いやいやいや」
「ねえ、ちょちょちょっちょっと見せて」
「だからお銭湯行くから…」
「お銭湯? お銭湯関係ないから、ちょっと見せてよちょっと」
「銭湯行くんだって!」
「この後、男はとんでもない行動に出る!」
「コラァァ!!」「ワタル、乗れ!」
「速っ!Σ(°д°;)」
「こちらジオアトス。逃走中の宇宙人を発見、現在追跡中!」
『こちら本部了解、自傷事故防止に配慮して。アスナと大地も合流させる』
「了解」「はーい緊急車両通りまーす! この先の交差点を左折しまーす!」
まんま警察24時w
「そこの宇宙人、止まりなさーい!」
「宇宙人は依然として狭い路地を逃げ続ける! Xioの追跡は続く!」
「大地、逃走している宇宙人の動きを察知した! その階段を降りろ!」
「分かった!」「何処行くの!?」
「すいませんすいません! 失礼します、すいません!」
「ここでストップ! 隠れろ!」
「えっ?」「三一で飛び出すぞ!」
「ちょっと待って 息が(>ロ<;)зз」
「3、2、1!」「あっ! 痛っ!」
「待ちなさい!」「アスナ、早く!」
「大地隊員の機転により犯人は御用となった!」
正確にはエックスのサポートのお陰だけど、声そのまま入っちゃってますよw
エクスデバイザーのナビシステムと思われたからセーフか。
「20時41分、公務執行妨害で逮捕!」
「もぉぉいい加減疲れンだろう ハヤト出せ」
「平和な日常生活に侵入したケムール人。その目的は何なのか? 調べが進むに連れとんでもない事実が明らかになった!」
「これは! 厄介な物が出てきたな」
「何ですかこれ?」「物質縮小機だ。恐らく奴は女子大生を縮小させ、誘拐するつもりだったのだ」
「何故そんな事を?」
「人間標本を作る試さ」「人間標本?」
「グルマン博士の言う人間標本とは何か? ケムール人に対する取調べは連日長時間に渡って行われた」
「ダメです。完全黙秘ですね」
「私が代わろう」「お願いします」
「なぁ腹減ってんだろ。食えよ」
「神木隊長が入ってるんですよ」
「神ちゃん入ってんの?」
「入ってるの」「あいやぁ長くなるよぉ~(´^△^`)」
このおっさん誰?w
「お袋さん元気か? 最近お前、連絡もとってないんだろ?いかんなぁ…ちゃんとぉたまには手紙の一つでも書いてやれよぉ」
「待つ事、6時間」「自供したよ」
「完オチですか? どうやって(°д°)」
「いや何、彼の故郷の話を聴いてやっただけだ」
「神木正太郎隊長…その柔和な笑顔の陰にプロフェッショナルな誇りが見える」
「我々の仕事はただ怪獣を倒したり、宇宙人を捕まえたりするだけじゃないですからね。『地球人である自分達が正義』っていう考えで固まっちゃうと、かえって本質が見えなくなる事もあるんですよ」
「ここは伊香川市の郊外。ケムール人の自供によるとここに人間標本製造組織のアジトがあるらしいというのだが…張り込み開始から2時間が経過した」
「ん? 何か出てきた」
「出てきた出てきた!」「おおぉ!」
『こっちで追跡する』「了解」
「女は赤いレインコート。どうも様子がおかしい。仕切りに辺りを見回している」
「何やってんの、あれ?(°д°;)」
「樹液を吸ってるみたいだ」
「やっぱり宇宙人?」「うーん」
「気づかれると証拠隠滅の恐れがある。隊員達に緊張の色が走った」
「女がアジトに戻った」
「15時30分突入でいこう」「了解」
「すいませーん。あのー」
「あんた誰や?」「(放送禁止音)に聞いてきたんですけど。ここで高額のバイトがあるって」
「・・・入り」「突入!!」「突入!」
「突入ぅぅ!」「動くなXioだ!」
「大人しくしろォォォ!」
「あんたら何やぁ!? 放せ…放せ!」
「黒幕は何処だ!」
「うちは何も知らんがな! 放せ! この(放送禁止音)!…」
「セミ女だったのか! 待て!」
「逃がすな逃がすな逃がすな! もう終わりだ! 観念しろ!」
「ダダもいたぁ!」「ハヤト、追え追え追え!」
「助けてくださぁい!」
「救出に来ました!」「助けて、助けてぇ!」
「安心してください」
「15時40分、銃刀法で逮捕ォォォ!! シャアァァァ!」
「15時40分、公務執行妨害で逮捕」
「三面怪人ダダに捕われていた女性達が解放されたのは言うまでもない」
「この星が滅びる?」
「そうだ、人類は絶滅する。その前にせめて可愛い女の子だけでもサンプルを残してやろうという計画だ。私はこう見えても人間が好きだからな」
「ふざけんなっ!!」
「おい、お前は知ってるだろう? ある日突然、地上に暗黒の稲妻が落ちてくる」
「稲妻に打たれた怪獣達は凶暴化し、全てを破壊するようになる」
「君はダークサンダーエナジーの事を知っているのか?(°д°;)」
「そこまでは知らないさ。だがこのままでは確実にこの星は滅ぶ。確かな情報筋の話だ」
「確かな情報筋の話だとぉぉ!? この三面記事野郎ォォ!!(°Д°╬)」
「ワタルさんワタルさん、落ち着いてください ハヤトさん!」
「おい、顔変えんな」
「カランコロンコローン! ルイです♪」
「マモルです。最近頻発している謎の放電現象ダークサンダーエナジーについて説明します。じゃルイさん」
「ガッテンテン! あ、因みに『ガッテンテン』っていうのは『了解しました』っていう意味です。覚えといてね~ウフフフ♪」
「ルイルイが勝手に作った言葉なんで別に覚えなくてもいいです」
「何で? ン!? キャアァ!!」「うわぁ!!」
「ダークサンダーエナジーが落ちました。見に行ってみましょう! アハハハ♪」
「ちょちょちょっおいルイ! ちょっとおい」
「あ━━超マズい! 怪獣だぁ!」
「逃げて逃げて! 早く逃げて!」
「T-3BにタイプF出現! 推定体長55メートル、深海怪獣グビラと思われます!」
「フェイズ4発令!」「ハヤトとワタルは怪獣を牽制、被害を最小限に食い止める事! アスナは逃げ遅れた人達の避難誘導、大地は怪獣の分析!」
「「「「了解!」」」」
「すいませんすいません!」
「ウルトライザー全然効かねえじゃねーかよォォ!」
「グビラってどんな怪獣なんですか?」
「ええぇ!?」「いけません! 危険ですから下がってください! 下がって早く!」
「あの怪獣めちゃくちゃ怒ってますよ?」
「ダークサンダーエナジーで凶暴化してるんです!」
「大地! あそこにルイとマモルがいる!」
「助けなきゃ!」「みんなァー!」
「エックス、ユナイトだ!」
「よし、いくぞ大地!」
「ユナイトって何ですか!?」
「ゆ…ゆかないとぉって言ったんですよ」
カメラ入ってると変身しづらいよねw
「いいから下がって!」「ユナイトって…」
「下がってください!」
「キャアァー! 見えた? グビラちゃんのお腹ってタップタプして超可愛いよね♪ キャッ♡」
「なんだ君、カメラマンからどいてくれ!」
「ン? えっ? わあぁぁぁ━━━!!」
ルイが割り込んでくれたお陰でw ユナイトできました。
「「エクシードエーックス!!」」
「ほらっ高橋さんもちゃんと撮って! ウルトラマンが超デコってんだよ! デコトラマンだよぉ♪ イエイイエーイv(*^▽^*)v」
「す、すいません!(>ロ<)」
現場をも引っ掻き回すルイルイのミーハー魂w
「「エクスラッガー! エクシードォォエクスラッシュ!!」」
グビラ三枚おろしィィ!!
いくら場所が鮮魚市場だからってw
「「ザナディウム光線!!」」
「エックスさん! インタビューいいですか? 視聴者の皆さんに何か一言お願いします!」
「何やってんだエックスもう時間がない」
「でも無愛想な宇宙人と思われたくないし(´•△•`;)」
「いいからいくぞ」
「エックスさん、最後に一言だけ!」
すいません。ノーコメントって事でw
「シュウゥワァッ!」
「ああああっ… エックスさぁぁぁん!!」
「ありがとぉぉウルトラマァァァン! ウフフフフ♪」
「怪獣を凶暴化させるダークサンダーエナジーとは何なのか? ダダの予言『人類滅亡』の真相とは? 現在も尚、捜査は続行中である」
「一言で言うと…愛ですかね」
何?そのカメラ目線でのドヤ顔w
「青く美しい地球…今日もこの星の何処かで悪質宇宙人の陰謀や巨大怪獣が蠢く。
人々の平和と安全を守るXioに休息の時はない。昨日から今日、今日から明日へ彼らの戦いは続く!」
「・・・ねえ、昨日の放送観た? あたしさぁ、すっごい顔パンパンに映ってなかった?」
「それを言うなら俺だって。ちゃんとした研究なのにあれじゃ子供の遊んでるみたいですって…」
「大体な、俺のインタビューなんだよ。何であんなところ使うかな…」
「俺なんて殆ど喋ってねえよ」
「それ、いつもの…」「それより副隊長、めっちゃ目泳いでなかった?ww」
「「「アハハハww」」」
「鬼の橘もあれで可愛い所があるっつー事だよねー…」
「緊張してたよなぁw」
「ウッウゥゥン! エリアO-2の電磁波調査は終わったの?」
「はい! 今から現場に向かいます!」
「・・・了解!」
「母さん」「お母さん」
「テレビ観たよ。がんばってたね」
「凄くカッコよかったよ、お母さん」
「ありがと♪」
「「大地の怪獣ラボ」」
「今回の怪獣はこれだ!」
『ケムール人解析中』
「誘拐怪人ケムール人。ダダに協力していた犯罪者だ。逃げ足が速くて捕まえるのに苦労したよ」
「そして今回紹介するのはウルトラマンビクトリーナイトのカードだ。ビクトリーに変身するショウは大地の剣の師匠でもある。お陰で我々はエクスラッガーを使いこなせるようになったんだ」
「ショウの特訓は凄く厳しかったけどねσ(´^▽^`;) 次回も」
「「観てくれよな!」」
「少女が出会った小さな怪獣ピグモン。人知れず友情が育まれていく。
でも町中に姿を見せたピグモンに人々は大騒ぎ。その時、キングゲスラが町を襲う!
いくぞエックス、あの子達の未来を守る為に!
次回ウルトラマンX『ともだちは怪獣』」