「では、状況を聞こう」
「偉大なるドン・ノストラ、煙草を吸う人間は減少の一途を辿っております。幻覚煙草作戦は中止せざるを得ません」
まだその作戦やってたの!? タルデさんw
「時代は変わったな…。自分の快楽の為には星を売ってもいいと思う奴らばかりだ」
「いっそひと思いにブッ壊してやりますか?」
「だが、地球にはウルトラマンオーブがいます。早く奴を何とかしなければ…」
「誰だ!?」「うぅっ!?」
「惑星侵略連合の皆様、お初にお目にかかります。私の名はジャグラー」
「君の噂は聞いている。我々に何の用だ?」
「奴は私にお任せ下さい」
「ガイさんの事、なんか分かった?」
「顔認証システムでネットの画像を検索してみたんですが…」
「ガイさんだ(°□°)」「ふふんでもそんな訳ないんですよ。これは19世紀の写真です。同一人物だとしたら100歳以上の人になりますね」
「でも、ガイさんそっくりだよ」
という事はあの少女とは19世紀頃に知り合った訳ね。
「えっ、またお見合いの話!? もうママうまい事言って断ってよ。仕事が忙しくてそれどころじゃないとか、フッそんな訳ないでしょ。ママこそ気をつけてね。うん、じゃあね。バイバーイ。
ちょっと、何か着てよ」
「おう…おっ今日のラッキーカラー、ブルーかぁ」
「あれ、叔父さん」「よっナオミちゃん」
「どうしたの?」
「ちょっと。そこを拡大してくれ」
「はい」「ハッ、これは!?」
「空飛ぶ円盤だ!(*°▽°*)」
「綺麗に撮れてんなぁ」
「ハァッちょっとステテコ一枚でうろうろしないでよ もう(;>□<)」
「ちょっと、この場所は!?」
「はい。えーと…」
「ここなぁ、市民公園に隣接する小さな森だよ。行政の開発地域で立入禁止なんだけどここはなぁ、昔から妙な噂があってな」
「妙な噂?」「その森はさる高貴な方のお墓だという言い伝えがあります。江戸時代から入らずの森と呼ばれ、誰も立ち入らないんです」
「スッゲ! その噂聞いた事ある! 入った人は誰も出て来れなくなるって!」
「出て来れなくなるって、100m四方ぐらいしかないみたいだけど」
「これこそ正に現代のダークゾーンだよ! 調査しに行こう、キャップ!」
「あぁ…うぅん、まぁ」
「ガイさんも一緒にさ!…」
「ン?」「また消えた…」
「こちらが情報をくれたダイキ君とケンジ君だ」
「「「こんにちはぁ」」」
「「こんにちは」」
「SSPのサイト、時々見てます」
「「「ほほほぉ♪」」」
「殆どガセばっかりだけど、たまぁに面白いよね」
「アハ…」「「「ハハハハ八」」」
「あっそう」「君、UFO見たの?」
「ボクは見てないけど、友達の兄さんの友達が見たって」
「「「友達…友達の…?」」」
「この森には色んな噂があるんだ。昔、ある中学生がこの森で肝試ししたんだけど…そしたら白い服を着た女の姿を見たんだって」
「この森には絶対UFOや幽霊がいるんだよ」
「いるいる」「UFOなのか、幽霊なのかハッキリして欲しいわね」
「どっちでもいいじゃんか。なんか撮れれば俺達にとっちゃ大成功だよ」
「まぁね」「おい、とにかく調査は早い方がいいな。この辺りは行政の再開発地域に入ってるからな」
「どういう事?」「ン? もうじきこの森が消えるって事だよ」
「消える?」「ああ」
「再開発だか何だか知らんが、調査が入ればこの基地の存在が知られてしまうぞぉ。俺達の方が人間に侵略されるとはぁどういう事だぁ!」
「ここから見る夕焼けは綺麗だ…。この自然を壊すとは、本当に人間というのは傲慢だな」
「おっと、戴きだァ! 風属性のフォーカードだ。へへっ(°`▽´°)」
「ちょっと待った」「何っ!?」
「レットキング・エレキング・キングゲスラ・キングオブモンス・キングジョー、キングのファイブカード」
「そんな手、アリかよ!」
「いつの間に!」「くそぉ!」
「皆さんのようなのんびりした侵略ゲームでは、まぁ居場所を割れるだけでしょうね」
「何だとぉ?…てめぇ!!」
「ううっ!! むうぅ…(°△°;≡;°△°)」
「面白い。あなたの銃と私の剣、どちらが速いか勝負してみますか?」
「ううっ…冗談だぁ(―`△´―)」
「なんか霧凄くて全然撮れないんだけど」
「ん~仕方ないですね」
「おい、先行くぞ」「あっ行ってください。あ、ちょっと気をつけて」
「どうもこの森は地磁気が乱れてますねぇ…何だこれは?」
「何?」「えっ、どうした?」
「見てください」「何?」
「この地下には空洞が幾つもあります」
「えっ?」「ちょっと見して」
「4世紀頃の円墳に酷似してます」
「おい、ていう事はこの森に古墳が眠ってるって事か」
「はい」「ホントかよぉ、おい」
ナオミは例の白い服を着た女の幽霊を目撃した。
「監視カメラが人間の姿を捕捉しました」
「うぅん」
「ほおぉ…奴らウルトラマンオーブの仲間ですよ」
「5人か」「5人? 4人じゃないかぁ」
「少し離れた所に白い服の女が」
「女ぁ? そんな者はいねえぞ」
「キャップ、どうかした?」
「そこに白い服の人が!」
「えっ? いや、俺には何も見えないけど」
「でも、いたんだもん」
「消えた!?Σ(°Д°;) どういう事だ!?」
「おいおいおい、気味の悪い事言うなよ ああ、奴らを空間偽造装置でこの森に閉じ込めろ! 久しぶりの人間狩りだぁ」
「!! あれ!?」「おい、大丈夫かよ」
「ハアァァ━━!!(°□°;)」「何?」
「ハハハハ」「わあぁ!」
「侵略宇宙人だ!!」「「わあっ!」」
「バカめ! そんな貧弱な銃で俺に適うと思うのか?」
「SSP、総員退避ィィ!! わぁーわぁー あっストップ」
「ハハハハハハハハ」
「早く早く早く」「ナオミちゃん!」
「フフフフフフ」「いつの間にィィ」
「おいちょっとぉ!」
「わっ、わあぁああぁぁ もぉ何これ…も…もぉ何これぇ?」
「おいナオミちゃん、大丈夫か!?」
「これ…」「これは、石碑の一部のようです。玉響比売命…玉響ってまさか、これは凄い発見かも!」
「そんな事より早く逃げないと奴らが!…ほら来たってぇ」
「フハハハハハ」
「おい、どうなってんだよ!? 逃げても逃げてもハックされてるぞ!おい」
「まるで空間全体が歪められてるみたいです!」
「はぁあっ!!」
「そろそろ終りにしようか」
「もうダメだ」「ハッあの人!」
「えっ!?」「こっちおいでって」
「幽霊だよ 」「行ってみよう!」
「マジで!? やっと抜けたァ」
「おい、もう大丈夫だ。おい来たぞぉ!」
「あらよっとぉ。どうやって幻惑装置を振り切ったぁ?まぁいい。行け」
「「「わあぁ~! ああぁ~!」」」
「下がれ下がれ下がれ下がれ!」
「お前らはもう袋のネズミだ」
「タァハハハハハ…ワッハハハハハハ、この私の柔道5段・空手3段の腕前を見せる時が来たようだな。おいお前達、危ないから下がってろ。いくぞぉ、手加減しねえぞ。ハアァァァ…フウゥゥゥゥ…おおぉっ!!」
「おぉらよっとぉ! おりゃあ!」
「全然ダメじゃん!」
「強ぇ強ぇ…強ぇよ、あいつ おい」
その時、どこからかオーブニカの音が聞こえてきた。
「何だ?」「うっ…何だ、この曲は!? 頭が痺れる 何処だ!? あそこだ!」
「お前は誰だ!?」「お前みたいな下衆野郎に名乗る名前は持っちゃいねえ!」
「舐めた口を聞きやがって! 俺は宇宙最強の…うわぁぁ!」
光線銃を素手で弾き返している時点で、ガイが只者じゃないって気づくと思うけどねw
「カッコいい…ガイさん(*°▽°*)」
「いいから早く逃げろ!」
「えっ?」「えっ?」「俺達?σ(°△°;)」
「ちょっと…取り敢えず」
「行こう」「行きましょ行きましょ」
「やっと現れたなぁ…オーブ」
『アリブンタ!』
「怪獣だぁ!♪」「おい逃げろ! 逃げろ逃げろ、おい!」
「怪獣じゃない。超獣アリブンタだ」
まあ、そこはしょうがないよねw
「くぅ、覚えてろ!」
「「「わあぁぁぁっ!!」」」
「わあっ!わあっ!」
「何?」「ガイさんは何処?」
「まさか渋川さんも!?」
「無事だといいけど」
「あれ…」「えっ?」「あれを見てください!」
「はあぁぁ!? UFOだ!! 早く撮って撮って!! カメラカメラ!! 回ってる?」
「揺らさないで」「回ってる? 回ってる?」
「ウルトラマンさん!」『ウルトラマン!』
「ティガさん!」『ウルトラマンティガ!』
「光の力、お借りします!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!』
「俺の名はオーブ。闇を照らして悪を討つ!」
「ウルトラマンオーブ! おぉぉほおぉ怪獣ぅぅ!♪」
だから超獣だってばw
「そこに白い着物の女性の幽霊が! あそこですあそこ!」
「そんなに一辺に撮れないって」
アリブンタの蟻酸攻撃と火炎放射がオーブに襲い掛かる。
「フウゥゥ…害虫駆除は大変だぜ!」
「タロウさん!」『ウルトラマンタロウ!』
「メビウスさん!」『ウルトラマンメビウス!』
「熱いヤツ、頼みます!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ バーンマイト!』
「紅に燃えるぜ! これが爆風消火ってヤツさ!」
「ジャックさん!」『ウルトラマンジャック!』
「ゼロさん!」『ウルトラマンゼロ!』
「キレのいいやつ、頼みます!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ ハリケーンスラッシュ!』
「光を超えて闇を斬る!」
オーブの動きを真似するアリブンタがなんか可愛いw
「オーブスラッガーランス!」
劣勢になったアリブンタは地中に逃げようとする。
「おい、この下には大事な古墳が埋まってるんだァ! うぅううううっ! 壊すんじゃねぇぇぇっ!!(°`□´°)」
「トライデントスラッシュ!!」
「「「わあぁ、ハハハハ♪」」」
「「やあったぁぁ♪」」「おいおい感想!」
「あ、とっても良かったと…」
「おぉ━━━い!」「あっ渋川さん」
「おーい! おい」
「二人共、心配したのよ。今まで何処行ってたの?」
「そっちこそ、怪我はないのか?」
「うん、まあ…今日も助けてくれてありがとう」
「ノオォォォッ!! どういう事!? 何も撮れてないんだけど!!」
「ああ、どうやら録画ボタンを逆に押してしまったようですぅ」
「そんなぁ(;´△`)…」
「まぁいいじゃない。この森はそっとしておきましょうよ」
「ああ。古墳が発見されてしまった以上、再開発計画は見直されんだろうなぁ」
「それにしても、あの女の人誰だったのかな?」
「石碑には玉響比売とありました。神話にある幻の姫君です。あれは彼女の残留思念かも知れません」
「そっかぁ…じゃあ帰って調べよう」
「はい」「行こ」「ああぁ…」
「おいシン、お前運転席」
「僕ぅ!?」「いいんだよ!」
再び現れた玉響比売はガイに向けて微笑みかける。
「森を守ってくれてありがとう」と。
「我が身内の為に貴重な超獣カードを使ってくれて…悪かったなぁ」
「ウルトラマンオーブ…聞きしに勝る力です」
「だが奴は決して無敵ではありません。本来の力を失ったオーブはウルトラマンの能力を宿したカード2枚を使って変身しています。
奴より強力な手札を持てば良いのです。では皆様、今宵はこれにて失礼」
「偉大なるドン・ノストラ、あのような者を仲間に加えてよろしいのですか?」
「ああ」「奴は元々、光の勢力に身を置いていたと聞きます。我々の寝首を掻くつもりかも知れません」
「うむ…最後に笑うのは、切り札を持つ者だ」
おおっと、あのカードはベリアル!?Σ(°Д°;)
「この宇宙には光と闇のカードが眠っている。ジャグラーは強力な魔王獣カードを6枚持っている。奴からそれを頂戴するのだ」
「さぁて、最後に笑うのは誰かな?」
「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローは、この人だ!」
『ウルトラマンギンガ!』
「遠い未来からやって来たギンガさん。クリスタルを様々な色に変化させ、多彩な必殺技を放つ事ができるんだ。
そして次に紹介するのは…」
『メフィラス星人!』
「メフィラス星人ドン・ノストラ。陰で何か企んでるらしいが、油断ならない奴だ。
次回も観てくれよな!」
「予知夢を見る謎の少女ハルカ。怪獣の出現を言い当てる彼女の出した次なる予言…それはオーブの敗北だ。
冗談じゃない! 未来は変えられるって事を俺が証明してやるぜ!
次回ウルトラマンオーブ『霧の中の明日』
紅に燃えるぜ!」
「偉大なるドン・ノストラ、煙草を吸う人間は減少の一途を辿っております。幻覚煙草作戦は中止せざるを得ません」
まだその作戦やってたの!? タルデさんw
「時代は変わったな…。自分の快楽の為には星を売ってもいいと思う奴らばかりだ」
「いっそひと思いにブッ壊してやりますか?」
「だが、地球にはウルトラマンオーブがいます。早く奴を何とかしなければ…」
「誰だ!?」「うぅっ!?」
「惑星侵略連合の皆様、お初にお目にかかります。私の名はジャグラー」
「君の噂は聞いている。我々に何の用だ?」
「奴は私にお任せ下さい」
「ガイさんの事、なんか分かった?」
「顔認証システムでネットの画像を検索してみたんですが…」
「ガイさんだ(°□°)」「ふふんでもそんな訳ないんですよ。これは19世紀の写真です。同一人物だとしたら100歳以上の人になりますね」
「でも、ガイさんそっくりだよ」
という事はあの少女とは19世紀頃に知り合った訳ね。
「えっ、またお見合いの話!? もうママうまい事言って断ってよ。仕事が忙しくてそれどころじゃないとか、フッそんな訳ないでしょ。ママこそ気をつけてね。うん、じゃあね。バイバーイ。
ちょっと、何か着てよ」
「おう…おっ今日のラッキーカラー、ブルーかぁ」
「あれ、叔父さん」「よっナオミちゃん」
「どうしたの?」
「ちょっと。そこを拡大してくれ」
「はい」「ハッ、これは!?」
「空飛ぶ円盤だ!(*°▽°*)」
「綺麗に撮れてんなぁ」
「ハァッちょっとステテコ一枚でうろうろしないでよ もう(;>□<)」
「ちょっと、この場所は!?」
「はい。えーと…」
「ここなぁ、市民公園に隣接する小さな森だよ。行政の開発地域で立入禁止なんだけどここはなぁ、昔から妙な噂があってな」
「妙な噂?」「その森はさる高貴な方のお墓だという言い伝えがあります。江戸時代から入らずの森と呼ばれ、誰も立ち入らないんです」
「スッゲ! その噂聞いた事ある! 入った人は誰も出て来れなくなるって!」
「出て来れなくなるって、100m四方ぐらいしかないみたいだけど」
「これこそ正に現代のダークゾーンだよ! 調査しに行こう、キャップ!」
「あぁ…うぅん、まぁ」
「ガイさんも一緒にさ!…」
「ン?」「また消えた…」
「こちらが情報をくれたダイキ君とケンジ君だ」
「「「こんにちはぁ」」」
「「こんにちは」」
「SSPのサイト、時々見てます」
「「「ほほほぉ♪」」」
「殆どガセばっかりだけど、たまぁに面白いよね」
「アハ…」「「「ハハハハ八」」」
「あっそう」「君、UFO見たの?」
「ボクは見てないけど、友達の兄さんの友達が見たって」
「「「友達…友達の…?」」」
「この森には色んな噂があるんだ。昔、ある中学生がこの森で肝試ししたんだけど…そしたら白い服を着た女の姿を見たんだって」
「この森には絶対UFOや幽霊がいるんだよ」
「いるいる」「UFOなのか、幽霊なのかハッキリして欲しいわね」
「どっちでもいいじゃんか。なんか撮れれば俺達にとっちゃ大成功だよ」
「まぁね」「おい、とにかく調査は早い方がいいな。この辺りは行政の再開発地域に入ってるからな」
「どういう事?」「ン? もうじきこの森が消えるって事だよ」
「消える?」「ああ」
「再開発だか何だか知らんが、調査が入ればこの基地の存在が知られてしまうぞぉ。俺達の方が人間に侵略されるとはぁどういう事だぁ!」
「ここから見る夕焼けは綺麗だ…。この自然を壊すとは、本当に人間というのは傲慢だな」
「おっと、戴きだァ! 風属性のフォーカードだ。へへっ(°`▽´°)」
「ちょっと待った」「何っ!?」
「レットキング・エレキング・キングゲスラ・キングオブモンス・キングジョー、キングのファイブカード」
「そんな手、アリかよ!」
「いつの間に!」「くそぉ!」
「皆さんのようなのんびりした侵略ゲームでは、まぁ居場所を割れるだけでしょうね」
「何だとぉ?…てめぇ!!」
「ううっ!! むうぅ…(°△°;≡;°△°)」
「面白い。あなたの銃と私の剣、どちらが速いか勝負してみますか?」
「ううっ…冗談だぁ(―`△´―)」
「なんか霧凄くて全然撮れないんだけど」
「ん~仕方ないですね」
「おい、先行くぞ」「あっ行ってください。あ、ちょっと気をつけて」
「どうもこの森は地磁気が乱れてますねぇ…何だこれは?」
「何?」「えっ、どうした?」
「見てください」「何?」
「この地下には空洞が幾つもあります」
「えっ?」「ちょっと見して」
「4世紀頃の円墳に酷似してます」
「おい、ていう事はこの森に古墳が眠ってるって事か」
「はい」「ホントかよぉ、おい」
ナオミは例の白い服を着た女の幽霊を目撃した。
「監視カメラが人間の姿を捕捉しました」
「うぅん」
「ほおぉ…奴らウルトラマンオーブの仲間ですよ」
「5人か」「5人? 4人じゃないかぁ」
「少し離れた所に白い服の女が」
「女ぁ? そんな者はいねえぞ」
「キャップ、どうかした?」
「そこに白い服の人が!」
「えっ? いや、俺には何も見えないけど」
「でも、いたんだもん」
「消えた!?Σ(°Д°;) どういう事だ!?」
「おいおいおい、気味の悪い事言うなよ ああ、奴らを空間偽造装置でこの森に閉じ込めろ! 久しぶりの人間狩りだぁ」
「!! あれ!?」「おい、大丈夫かよ」
「ハアァァ━━!!(°□°;)」「何?」
「ハハハハ」「わあぁ!」
「侵略宇宙人だ!!」「「わあっ!」」
「バカめ! そんな貧弱な銃で俺に適うと思うのか?」
「SSP、総員退避ィィ!! わぁーわぁー あっストップ」
「ハハハハハハハハ」
「早く早く早く」「ナオミちゃん!」
「フフフフフフ」「いつの間にィィ」
「おいちょっとぉ!」
「わっ、わあぁああぁぁ もぉ何これ…も…もぉ何これぇ?」
「おいナオミちゃん、大丈夫か!?」
「これ…」「これは、石碑の一部のようです。玉響比売命…玉響ってまさか、これは凄い発見かも!」
「そんな事より早く逃げないと奴らが!…ほら来たってぇ」
「フハハハハハ」
「おい、どうなってんだよ!? 逃げても逃げてもハックされてるぞ!おい」
「まるで空間全体が歪められてるみたいです!」
「はぁあっ!!」
「そろそろ終りにしようか」
「もうダメだ」「ハッあの人!」
「えっ!?」「こっちおいでって」
「幽霊だよ 」「行ってみよう!」
「マジで!? やっと抜けたァ」
「おい、もう大丈夫だ。おい来たぞぉ!」
「あらよっとぉ。どうやって幻惑装置を振り切ったぁ?まぁいい。行け」
「「「わあぁ~! ああぁ~!」」」
「下がれ下がれ下がれ下がれ!」
「お前らはもう袋のネズミだ」
「タァハハハハハ…ワッハハハハハハ、この私の柔道5段・空手3段の腕前を見せる時が来たようだな。おいお前達、危ないから下がってろ。いくぞぉ、手加減しねえぞ。ハアァァァ…フウゥゥゥゥ…おおぉっ!!」
「おぉらよっとぉ! おりゃあ!」
「全然ダメじゃん!」
「強ぇ強ぇ…強ぇよ、あいつ おい」
その時、どこからかオーブニカの音が聞こえてきた。
「何だ?」「うっ…何だ、この曲は!? 頭が痺れる 何処だ!? あそこだ!」
「お前は誰だ!?」「お前みたいな下衆野郎に名乗る名前は持っちゃいねえ!」
「舐めた口を聞きやがって! 俺は宇宙最強の…うわぁぁ!」
光線銃を素手で弾き返している時点で、ガイが只者じゃないって気づくと思うけどねw
「カッコいい…ガイさん(*°▽°*)」
「いいから早く逃げろ!」
「えっ?」「えっ?」「俺達?σ(°△°;)」
「ちょっと…取り敢えず」
「行こう」「行きましょ行きましょ」
「やっと現れたなぁ…オーブ」
『アリブンタ!』
「怪獣だぁ!♪」「おい逃げろ! 逃げろ逃げろ、おい!」
「怪獣じゃない。超獣アリブンタだ」
まあ、そこはしょうがないよねw
「くぅ、覚えてろ!」
「「「わあぁぁぁっ!!」」」
「わあっ!わあっ!」
「何?」「ガイさんは何処?」
「まさか渋川さんも!?」
「無事だといいけど」
「あれ…」「えっ?」「あれを見てください!」
「はあぁぁ!? UFOだ!! 早く撮って撮って!! カメラカメラ!! 回ってる?」
「揺らさないで」「回ってる? 回ってる?」
「ウルトラマンさん!」『ウルトラマン!』
「ティガさん!」『ウルトラマンティガ!』
「光の力、お借りします!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!』
「俺の名はオーブ。闇を照らして悪を討つ!」
「ウルトラマンオーブ! おぉぉほおぉ怪獣ぅぅ!♪」
だから超獣だってばw
「そこに白い着物の女性の幽霊が! あそこですあそこ!」
「そんなに一辺に撮れないって」
アリブンタの蟻酸攻撃と火炎放射がオーブに襲い掛かる。
「フウゥゥ…害虫駆除は大変だぜ!」
「タロウさん!」『ウルトラマンタロウ!』
「メビウスさん!」『ウルトラマンメビウス!』
「熱いヤツ、頼みます!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ バーンマイト!』
「紅に燃えるぜ! これが爆風消火ってヤツさ!」
「ジャックさん!」『ウルトラマンジャック!』
「ゼロさん!」『ウルトラマンゼロ!』
「キレのいいやつ、頼みます!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ ハリケーンスラッシュ!』
「光を超えて闇を斬る!」
オーブの動きを真似するアリブンタがなんか可愛いw
「オーブスラッガーランス!」
劣勢になったアリブンタは地中に逃げようとする。
「おい、この下には大事な古墳が埋まってるんだァ! うぅううううっ! 壊すんじゃねぇぇぇっ!!(°`□´°)」
「トライデントスラッシュ!!」
「「「わあぁ、ハハハハ♪」」」
「「やあったぁぁ♪」」「おいおい感想!」
「あ、とっても良かったと…」
「おぉ━━━い!」「あっ渋川さん」
「おーい! おい」
「二人共、心配したのよ。今まで何処行ってたの?」
「そっちこそ、怪我はないのか?」
「うん、まあ…今日も助けてくれてありがとう」
「ノオォォォッ!! どういう事!? 何も撮れてないんだけど!!」
「ああ、どうやら録画ボタンを逆に押してしまったようですぅ」
「そんなぁ(;´△`)…」
「まぁいいじゃない。この森はそっとしておきましょうよ」
「ああ。古墳が発見されてしまった以上、再開発計画は見直されんだろうなぁ」
「それにしても、あの女の人誰だったのかな?」
「石碑には玉響比売とありました。神話にある幻の姫君です。あれは彼女の残留思念かも知れません」
「そっかぁ…じゃあ帰って調べよう」
「はい」「行こ」「ああぁ…」
「おいシン、お前運転席」
「僕ぅ!?」「いいんだよ!」
再び現れた玉響比売はガイに向けて微笑みかける。
「森を守ってくれてありがとう」と。
「我が身内の為に貴重な超獣カードを使ってくれて…悪かったなぁ」
「ウルトラマンオーブ…聞きしに勝る力です」
「だが奴は決して無敵ではありません。本来の力を失ったオーブはウルトラマンの能力を宿したカード2枚を使って変身しています。
奴より強力な手札を持てば良いのです。では皆様、今宵はこれにて失礼」
「偉大なるドン・ノストラ、あのような者を仲間に加えてよろしいのですか?」
「ああ」「奴は元々、光の勢力に身を置いていたと聞きます。我々の寝首を掻くつもりかも知れません」
「うむ…最後に笑うのは、切り札を持つ者だ」
おおっと、あのカードはベリアル!?Σ(°Д°;)
「この宇宙には光と闇のカードが眠っている。ジャグラーは強力な魔王獣カードを6枚持っている。奴からそれを頂戴するのだ」
「さぁて、最後に笑うのは誰かな?」
「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローは、この人だ!」
『ウルトラマンギンガ!』
「遠い未来からやって来たギンガさん。クリスタルを様々な色に変化させ、多彩な必殺技を放つ事ができるんだ。
そして次に紹介するのは…」
『メフィラス星人!』
「メフィラス星人ドン・ノストラ。陰で何か企んでるらしいが、油断ならない奴だ。
次回も観てくれよな!」
「予知夢を見る謎の少女ハルカ。怪獣の出現を言い当てる彼女の出した次なる予言…それはオーブの敗北だ。
冗談じゃない! 未来は変えられるって事を俺が証明してやるぜ!
次回ウルトラマンオーブ『霧の中の明日』
紅に燃えるぜ!」