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Channel: yocchanの時々ブログ
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さぁて、今回のウルトラマンオーブは。

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ある朝、ハルカは夢を見た。8月20日のカレンダーにつばさ象、そして怪獣。

ハルカは夢に見た事を絵に描いて自分のサイトに更新した。

「8月20日、つばさぞう公園にて霧の中から巨大怪獣が出現」

「HARUKAの夢日記?」

「いいから見てよぉ」

「ああぁ、気持ちよかったなぁ♪」

「あ、ガイさん」

「ンッ僕のズボン!(;°□°)σ󾭛」

「借りるよー」「ちょっとそのベスト、俺のお気に入りなんだけど󾭛…ああ、ゴメンゴメン。これまで現れた怪獣の事、この日記に書かれてるんだよぉ」



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「空から巨大怪鳥、降臨…地を揺るがす獣がビルを沈める…水を汚す魔物、上陸」

「しかもどの日記も怪獣が現れる前の日に更新されているんだな」

「後から更新量改ざんしたとか?」

「いや、そう思ってサーバーの情報を調べてみましたが改ざんの痕跡は見つかりませんでした」

「じゃあ、この人は予め怪獣を夢で見てるって事!?」

「そう! 予知夢だよぉぉ♪」

「リンカーン大統領暗殺される二週間前に自分の葬儀を夢で見たと言われています。予知夢のメカニズムを解き明かす事ができれば、僕が開発中の未来予測システムに応用できるかもぉぉ♪」

「それでこれが最新の日記!」

「8月20日って、明日じゃない!」

「そうだよ♪」



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ハルカのパソコンにナオミからのメッセージが届く。

「ハルカ様、あなたの夢日記に興味を持ちました。私も幼い頃に不思議な夢を見て現在、頻発する怪獣出現とウルトラマンオーブについて調べています。あなたに特別なシンパシーを感じます。直接会ってお話しませんか?」

メッセージを承諾するハルカ。

「SAMETHING SEARCH PEOPLE…取材だなんて聞いてないんですけど」

「あっ記事にはしません。あたしの個人的な興味だから」

「SSP特製お紅茶でございまぁす♪」

「SSP特製シフォンケーク!でございます♪」

「二人共そんなキャラじゃないでしょ(^`△´^;) ほら下がって」

「「チョチョちょっとだけ!󾭛」」

「下がって」「はい󾭜」「はい󾭜」

「で、いつから予知夢を見るようになったの?」

「子供の頃から不吉な前兆をよく夢に見ていたんです。それが最近怪獣の夢ばっかり見るようになって…」

「じゃあ今朝の日記も?」「はい」

「夢の通りなら明日つばさぞう公園に怪獣が現れるって事よね」

「でしょうね」「でしょうねって?」

「それって、凄い力じゃんか!(°▽°)」

「怪獣の出現を予知できるなら犠牲者を減らせるかも知れません!(°▽°)」

「無理」「えっ?」「えっ?」

「明日は見えても明日を変える事なんてできない」

「どういう意味?」「運命には逆らえないって事。こんな力があっても今まで良い事なんて何もなかった…ナオミさん、あなたは違うんですか?」



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「あたしはね、小さい頃に光の巨人の夢を見たの。SSPを立ち上げたのもその不思議な夢がきっかけなの。あの夢にどんな意味があるのか、それはまだ分からないけどウルトラマンオーブとは何か運命的な繋がりを感じるの。

ハルカさん、あなたの見る予知夢ももしかして誰かの運命に関係があるんじゃないかな」

「お、明日の天気は晴れか。絶好の洗濯日和だぞ」

「ちょっと今、大事なお話してるんですけど󾭜」

「もういいですか? 学校行かなきゃいけないので」

「「「えっ!?」」」「失礼します」

「ちょっと待って󾭛」「チョッチョッああっ!󾭛」

「これだけでも食べない? これだけでも食べ…あっ󾭛」

また予知夢を見るハルカ。その内容は怪獣に立ち向かうべくオーブに変身するガイの姿であった。

「平和だなぁ。明日ここに怪獣が現れるなんて誰も知らない。こんな穏やかな日常が明日も明後日もずっと続けばいい…あんたもそう思わないか?」



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「ウルトラマンオーブ!(°□°)σ」

「ブゥゥッ! うっ…オホッ!󾭛 いきなり何言い出すんだ!!(;°Д°)󾭛」

「今夢で見たの! 明日あなたがウルトラマンオーブになって怪獣と戦う姿」

「それ、ただの夢だろ󾭜」

「あなた、不思議なリングを持ってた。その力でウルトラマンになるんでしょ」

「凄いな、そこまでお見通しとは󾭜」

「じゃあホントにウルトラマンなのね!」

「声がデカい!(°□°;)󾭛」

「凄い! みんなは救世主とか光の巨人と言ってるけどその正体は人間だったんだ!(°▽°) そりゃあ誰も気づかない訳よねぇ」

「何々? ウルトラマン!? ウルトラマンがどうしたの?」

「僕、ラムネのお兄さんだよ(;^□^)󾭛」

「変身して!」

「いやいやいや、違う󾭜 俺の名はクレナイ ガイ。あんたの力を借りたい」

「えっ!?」「明日現れる怪獣からこの町を救いたいんだ。君の事、詳しく聞かせてくれないか」

「言ったでしょ。明日は見えても明日を変える事はできないって」

「どうして言い切れる?」

「子供の頃から見るのは決まって不吉な夢ばっかりだった。初恋の男の子が転校して失恋する夢とか、パパとママが喧嘩して家族がバラバラになる夢とか…しかもそれは全部現実になった。運命は予め決まってるんだって思い知らされた。

どうせ運命を変えられないんならこんな力、初めからなければよかったのに」

「本当にそう思うか?」

「えっ!?」「だったら何故絵を描き続ける。何故夢日記のサイトを始めた? あんたは心の何処かで信じてるんじゃないのか。その絵がいつか誰かの運命を変えられるかも知れないって」

「あたしは救世主じゃない! あなたみたいに運命を変える力な…」

「俺だって同じだ! 救世主なんかじゃない…かつて救えなかった大切な命もある。その時に本当の姿も力も失っちまった」



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「今は他のウルトラマンの力を借りて戦ってる。過去は変えられない。けど…未来は変えられる。頼む、あんたの力が必要なんだ」

「へえぇぇぇ、夢日記ねぇ」

「叔父さん、ホントなんです。彼女の予知夢は当たります。VTL隊でも明日に備えて対策をお願いします」

「分かった分かった。上に報告しとくわ」

「お願いします」「似合ってるぞ、それ。モオォォー♪」

「ただ今戻りましたー」

「おぉ、お帰りお帰り」「お帰り」

「あっ渋川さん」「すんげぇ美味しかったぞぉシフォンケーキよぉ」

「フワフワでしょう♪」

「フワフワだったねぇ♪ お前達さぁ、いっその事転職した方がいいよ」

「いやちょっとそれだけは勘弁して貰いたい󾭜」

「それだけは勘弁して貰いてっ!」

「「ウッフフフフ」」

「お疲れ様です」「お疲れ」



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「もう本当お願いしますよぉー」

「・・・プッ、てぇ」「何よぉ」

「いやぁ(´^▽^`)」「何でもないです(*^~^*)」

「で、公園どうだったの?」

「ああ、怪獣が現れそうな兆候は見つかりませんでした」

「けぇどぉ、ガイさんとハルカさんがいたよ」

「えっ、何であの二人が一緒に!?」

「さあ、何かヒソヒソ話してました」

「いつの間に親しくなったのかねぇ、シンさぁん♪」

「はい」「うっ、どうしたのキャップ?」

「別に!(`△´) バイト行って来ます!」

「「フッハハハハ…(^▽^)」」

サイトを通してなるべくつばさぞう公園に近づかないよう訴えかけるハルカだが、ハルカの予知夢を気味悪がり批判するコメントが彼女の心を苦しめる。



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ハルカが新たに見た夢はなんとオーブの敗北のビジョンだった。

そして、8月20日運命の日。予告通りつばさぞう公園に硫酸怪獣ホーが出現した。

「急いで急いで! 早く、急いで! つばさぞう公園周辺、避難完了! 本当に現れやがったぁ󾭜 ナオミちゃんの言った通りだ」

「ハルカ!」「ガイさん!」

「奴は人間のマイナスエネルギーに反応して暴走する。早く止めないと!」

「待って! あなたはあの怪獣には勝てない!」

「何言ってる!?」「夢で見たの! あなたはあの怪獣に敗れて…やっぱり明日は変えられない! 運命には逆らえないの!」

「おい! ハルカ…いいかハルカよく聞け。奴が暴走させてるのはあんた自身、その悲しみと絶望なんだ。

運命には逆らえない…その思いこそがマイナスエネルギーの正体だったんだ!」



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「嘘よ…あたしがあの怪獣を」

「嘘なんかじゃない! しっかりしろ! あんた自身の心が明日を闇に染めてどうする!」

「待って…」

「あんたが夢に見た運命なんて、俺が変えてやる! タロウさん!」

『ウルトラマンタロウ!』

「メビウスさん!」『ウルトラマンメビウス!』

「熱いヤツ、頼みます!」

『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ バーンマイト!』

「紅に燃えるぜ! ああぁ…? うぅっ!󾭛 なろォォ!」



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「この野郎!

ホーの狡猾な戦闘スタイルにピンチに陥るオーブ。

「やっぱり勝てない! 運命を変えるなんて無理なのよ!󾭛」



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「このままじゃ…ガイさんが…󾭜」

その時、ナオミやガイの言葉を思い出すハルカ。

『ハルカさん、あなたの見る予知夢ももしかして誰かの運命に関係があるんじゃないかな』

『過去は変えられない。けど…未来は変えられる』

「運命を変えられる…変えなきゃ! 負けないで、オーブ!! 立って、ウルトラマンオーブ!!」

「ストビュームダイナマイトォォー!!」



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「後ろよ! 避けて!」

ハルカの機転により、後方からのホーの攻撃を回避したオーブ。

「運命が…変わった(°▽°)」

「俺も変わるぜ! フアッ! ウルトラマンさん!」

『ウルトラマン!』

「ティガさん!」『ウルトラマンティガ!』

「光の力、お借りします!」

『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!』



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「闇を照らして、悪を討つ!」

ハルカから悲しみと絶望が消えた今、ホーはただの抜け殻になっていた。ホーの涙が早く自分を消してくれと訴える。

「スペリオン光線!」

今回の件で自分の力で運命を変える勇気を取り戻したハルカ。

「カレー屋さん…不在連絡票…請求書…請求書…ン、ハルカさんからだぁ(°▽°)」

「ン!?」「ハルカさん!? ナニナニナニナニ!?」

「夢野ナオミ様、この前は急に出ていってしまってごめんなさい…」

『明日は見えても明日は変える事なんてできない…先日私がお伝えした言葉、この場を借りて撤回させていただきます』



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『私はある人と出会い、その人の運命を変える事ができました。

ナオミさんの幼い頃に見たという光の巨人の夢、きっとそれもあなたとウルトラマンオーブの運命に何らかの関係があるのだと思います。いつか真実が明らかになります様、祈っています』

「素敵な曲ね」「おおぉ。ハハ…元気にしてるか?」

「うん…あなたの未来を夢に見たの。とても不吉な夢…でも心配しないで。あなたが教えてくれた通り、どんな運命もきっと乗り越えられるから。あなたならきっと…」

「そいつは頼もしいな」

「ガイさんしっかりね」

「ああ。あんたも幸せになれよ」

「ありがとう…ウルトラマンオーブさん」

「ハルカ、もしも明日を見失ったら探せばいい。あんたの明日はそのスケッチブックみたいに真っ白だ」

「明日を探せ…素敵な言葉」



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「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローは、この人だ!」

『ウルトラマンビクトリー!』

「ビクトリーさんはギンガさんの頼もしいパートナー。怪獣の力を借りるウルトランスで地底を守護するぞ。

そして今日の怪獣は…」

『ホー!』「硫酸怪獣ホー。人の心のマイナスエネルギーが生み出した怪獣だ。硫酸攻撃にゃ俺も苦戦したぜ。

次回も観てくれよな!」



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「魚屋を訪れる親子…これが人間なら普通の光景だが、半魚人だって言うんだから町は大混乱だ。

しかも近海を荒らす怪獣まで出現してしまった! これじゃ魚が食えなくなっちまうぜ!

次回ウルトラマンオーブ『都会の半魚人


光を超えて闇を斬る!」

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