復活早々、暴れ回ったマガオロチは一時活動を停止する。
「踞っている怪獣は依然動きません。またいつ暴れ出すか分からない怪獣に怯え、東京から逃げ出す人が続出しています。正に怪獣無法地帯…。
ちょっ、何やってんのシンさん!?」
「何って、新しく発明した生体反応分析機です。怪獣に触れなくてもバイタルや脳波が分かるんでーす♪…不味いな」
「使う前から壊れた?」
「壊れてたらいいんですけど…」
「どうしたの?」
「バイタルも脳波も活性化してるんですよ」
「という事は?」「すぐ動き出してもおかしくない!」
「ちょっと静かにして」
その頃、ガイはあの少女の夢に苛まれていた。
「ナターシャ…」
ようやく名前が判明しましたね。
「ああ、よかったぁ(°▽°)」
「ありがとう…もう大丈夫だ。うっぐ…ううっ」
「大丈夫じゃないじゃない! やっぱり病院行こう。ねっ」
「ほんと大丈夫だから、もう少し休ましてくれ」
「でも…ねぇ、ナターシャって誰?」
「どうしてその名前を!?」
「無意識の中で呼ぶんだなんて、大事な人なんだね」
「あぁ…大事な人だった。助けられなかった…俺を助けてくれたのに俺は…」
「もういいよ、話さなくて。ホントごめん、余計な事聞いて…何か食べられそう? そうだ、スープ作ろっか。ねっ」
「盗み聞きする気はなかったんだけど…」
「ママ、もう帰って。ここは危ないから」
「あなたは?」「あたしはここに残る」
「どぉしてぇぇ、お願いだから一緒にパパんとこ帰ろう。もう無理矢理結婚させようとしたりしないからぁ」
「ねぇママ、あたしが見る不思議な夢の事覚えてる?」
「あの巨人が出てくるっていう?」
「うん。ここにはその夢の謎を解く鍵があるような気がするの。その謎に確かに近づいてる気がして…それにこんなに夢中になれる事、他にないの。だから…お願い」
「タマユラ姫だよ! タマユラ姫を探そう!」
「えっ!?」「怪獣がもうすぐ目覚めます!」
「オーブはもういないし、VTL隊も歯が立たないだろうし」
「準備完了です!」「行こう!」
「あぁああ、ちょっと待って!(;´°□°`)」
「何何何何何っ!?」
「SAMETHING SEARCH PEOPLE、出動ぉぉ!ウ~ウ~ウ~ウゥ…♪」
「ママ…何してんの?(;°д°)」
「あれ、間違ってた」
「いえ、バッチリです」「うん」
「じゃあ出動!」「「はい!」」
「ダメッ、ママはここにいて!」
「どぉしてぇぇ!? 何であなたがこんなに夢中になってるのか、ママも知りたいの。ナオミはガイ君に付いててあげなさい。OK?」
「俺は大丈夫だから」
「大人しく寝ててよ。絶対だからね!」
じっとしている訳もなく、出かけようとするガイだがいつも腰にぶら下げてたカードホルダーが紛失している事に気づく。
「タマユラ姫ぇぇ~助けてくださぁぁい! 出てきてくださいよぉぉー!」
「ダメです。全く反応がありません」
「ここじゃないのかなぁ」
「でもここじゃなきゃ何処にいるっていうの?…うわぁぁあっ!!\(>□<;\) ううっ…む"~」
「キャップ、またかよ 大丈夫?」
「大丈夫 あっ! これ…」
「「ああっ!(;°□°)」」
「タマユラ姫の石碑の破片ですぅ♪」
「あっここにもある。集めて復元してみよう」
「うん!」「はい!」「オイッシュ!」
「気をつけて」「うん」
「ママ、何してるの?」
「何って、お花の種を蒔いてるのよ」
「お、お花!?」「うん。この前ねぇ、珍しいお花の種をね買ったの。すっごく綺麗なお花が咲くのよぉ」
「でも今そんな事してる場合じゃないでしょ」
「ねえ君、お水持ってきて」
「えっ? う…えっ!?」
「入口の公園に水道があったでしょ。さぁああダァッシュ!」
「はい!」「ジェッタ!」「よしっ」
「もうママいい加減にしてよ!こんな事する為に来たんじゃないだって!」
「そぉんなにカリカリしないの、ほぉらあなたも手伝って。はい」
「え、でもぉ…」
「大地は、命を待ってるのよ」
「えっ!?」「どんなに破壊されても大地は諦めないの。いつだって新しい命を育てようって待ち構えてるのよ」
「(°▽°)!! やっぱりこの石! 石碑から磁気反応が!」
「はぁあ♪ 早く復元しよう。そしたらきっとタマユラ姫が復活してくれる筈!」
「ですね。急ぎましょう!」
「お待ちどう様です!」
「はい、ありがとう!」
「ジェッタ、そんなのいいから早くこっち来て!」
「えっ、おおっはは」
「ねぇ、これあげる」「何これ?」
「はい、あげるって」
「ちちち、ちょっとちょっと」
カードホルダーを探すガイの前にジャグラーが現れた。
「探し物は…これですか?」
「返せ!」
「何かお前カッコ悪いよ」
「お前ほんとカッコ悪いからさ、せめて自分の負けを認めて俺の勝ちを讃えろよ」
「ふざけるな!」
「フッ…ハハハハ。負け犬の遠吠えって奴か」
目覚めるマガオロチ。「始まりだ」
「できたァァ!♪」「できた!」
・・・・・。
「何でだよ、これで復活するんじゃなかったの!?」
「あ…」「あっちが復活しちゃいましたよ もう逃げましょう! こっちに向かってきます!」
「ねぇ、でもタマユラ姫が最後の希望なんじゃないの!?」
「だけどぉ!」
「あぁ…ママ、シン君達と一緒に逃げて! ここにいちゃ危ない!」
「ヤァダ怪獣こっちに来るの?」
「うん! 行きましょう!」
「ちょっと待ってね。今お水だけあげちゃうから」
「ちょ、ちょっと」
「もうそんな悠長な事…ああっもぉぉ」
その時、圭子の蒔いた種が突然発芽して周りの大地が輝きだしその芽からタマユラ姫が現れた。
「タマユラ姫!」
再び活動を開始するマガオロチ。
「タマユラ姫、無事だったのか!」
「これを渡しに来ました。この力がマガオロチを封印してくれていたのです」
「ゾフィーさんが守ってくれていたんですか」
「それからもう1枚…」
「これは…ベリアル」
「光ある所、必ず闇があります。しかしその力は余りにも強大…強すぎる力は災いをもたらす事もあります」
「ゾフィーさん!」『ゾフィー!』
「ベリアルさん!」
だがベリアルのカードはオーブリングにリードされず拒絶反応を起こす。
「ベリアルさん、お願いします!」
「その力が、最後の望みです」
「頼みます、ベリアルさん!」
タマユラ姫は迫るマガオロチから結界でガイを守るが…。
「タマユラ姫!」
「ガイ、早くカードを! その力を使いこなしなさい!」
頼みましたよ…ガイに全てを託し、タマユラ姫は爆発の中に消えた。
「うわああああああっ!!」
激しい怒りに支配されるガイ。
『ウルトラマンベリアル! フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ サンダーブレスター!』
ガイの怒りに反応したのかベリアルのカードはリードされ、サンダーブレスターへのフュージョンアップに成功する。
「あいつ、闇のカードを使いやがった!(°`□´°;)」
殴る蹴る、瓦礫を投げつける等、荒々しい戦闘スタイルでマガオロチを圧倒するオーブ サンダーブレスター。
「何か乱暴な人ねぇ」
「ちょっと怖いな」
マガオロチの巨大な尻尾を切断して叩きつけたり盾代わりにしたり、その巨体を片手でぶん投げたりと、サンダーブレスターの容赦のない攻撃が続く。
「何でだよガイ!! 何なんだよっ!! 一度ぐらい俺に勝たせろよ、この野郎ォォ!!٩(`□´; )ง」
止めのゼットシウム光線がマガオロチを葬る。
「うわあ"あ"ぁぁああああああっ!!((О□О;))」
こうして大魔王獣による地球破壊を目論んだジャグラーの野望は潰えた。
「俺を笑いに来たのか…カッコ良かったよ、お前。全てを破壊しつくお前の姿、惚れ惚れしたなぁ…俺は潔く負けを認める。
楽しかっただろ? 強大な力を手に入れて全てを破壊するのは」
「そんな事は…」「良い子ぶるな! 所詮お前も俺と同類だ。楽しめ…フフフ、ハハハハ、八ァッハハハハハ、ハハハハ…」
「ママ、帰ろう」「そうねぇ」
「握った手の中、愛が生まれる」
「何、それ?」
「ひいお婆ちゃんの遺言なんだって」
「ふーん」「あなたも頑張んなさいよぉ。ん?」
「うん…あ、送ってく」
「いいの。一徹さんが送ってくれるから。じゃあねぇ」
「じゃあね。ねぇママに何言われたの?」
「あ…うん。ありがとな。色々と」
「うん。ねぇだからママに何言われたの? もう」
「お待たせー。アチアチアチッ 姉さんはいっつも突然なんだからもう どうかしました?」
「このメロディー…」「えっ?」
「何か気持ちがザワザワするの」
「あ、これねガイ君が吹いてんスよ」
「ガイ君が?…帰ろ」「ええ」
「その前にね買い物付き合って」
「またですか!?(;°Д°)」
「ハーイ出発出発! OK!」
迷いのあるガイが奏でるメロディーに一抹の不安を覚える圭子であった。
「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローはこの人だ!」
『ウルトラマンベリアル!』
「ウルトラマンでありながら悪に堕ちた男、ベリアルさん。ゼロさんの宿敵として激闘を繰り広げたんだ。
そして、今日の怪獣は…」
『ブラックキング!』
「用心棒怪獣ブラックキング。どんなに攻撃しても応えないタフな怪獣だ。その腕力も侮れないぜ!
次回も観てくれよな!」
「マガオロチの脅威が去り、SSPに訪れた束の間の平穏。だが、彼らの戦いは終わらない。
そんなにオフィスが散らかってたら、戦いの記録も仲間との思い出もみんな埋もれちまうぜ。
次回ウルトラマンオーブ『心の大掃除』
闇を照らして悪を討つ!」
「踞っている怪獣は依然動きません。またいつ暴れ出すか分からない怪獣に怯え、東京から逃げ出す人が続出しています。正に怪獣無法地帯…。
ちょっ、何やってんのシンさん!?」
「何って、新しく発明した生体反応分析機です。怪獣に触れなくてもバイタルや脳波が分かるんでーす♪…不味いな」
「使う前から壊れた?」
「壊れてたらいいんですけど…」
「どうしたの?」
「バイタルも脳波も活性化してるんですよ」
「という事は?」「すぐ動き出してもおかしくない!」
「ちょっと静かにして」
その頃、ガイはあの少女の夢に苛まれていた。
「ナターシャ…」
ようやく名前が判明しましたね。
「ああ、よかったぁ(°▽°)」
「ありがとう…もう大丈夫だ。うっぐ…ううっ」
「大丈夫じゃないじゃない! やっぱり病院行こう。ねっ」
「ほんと大丈夫だから、もう少し休ましてくれ」
「でも…ねぇ、ナターシャって誰?」
「どうしてその名前を!?」
「無意識の中で呼ぶんだなんて、大事な人なんだね」
「あぁ…大事な人だった。助けられなかった…俺を助けてくれたのに俺は…」
「もういいよ、話さなくて。ホントごめん、余計な事聞いて…何か食べられそう? そうだ、スープ作ろっか。ねっ」
「盗み聞きする気はなかったんだけど…」
「ママ、もう帰って。ここは危ないから」
「あなたは?」「あたしはここに残る」
「どぉしてぇぇ、お願いだから一緒にパパんとこ帰ろう。もう無理矢理結婚させようとしたりしないからぁ」
「ねぇママ、あたしが見る不思議な夢の事覚えてる?」
「あの巨人が出てくるっていう?」
「うん。ここにはその夢の謎を解く鍵があるような気がするの。その謎に確かに近づいてる気がして…それにこんなに夢中になれる事、他にないの。だから…お願い」
「タマユラ姫だよ! タマユラ姫を探そう!」
「えっ!?」「怪獣がもうすぐ目覚めます!」
「オーブはもういないし、VTL隊も歯が立たないだろうし」
「準備完了です!」「行こう!」
「あぁああ、ちょっと待って!(;´°□°`)」
「何何何何何っ!?」
「SAMETHING SEARCH PEOPLE、出動ぉぉ!ウ~ウ~ウ~ウゥ…♪」
「ママ…何してんの?(;°д°)」
「あれ、間違ってた」
「いえ、バッチリです」「うん」
「じゃあ出動!」「「はい!」」
「ダメッ、ママはここにいて!」
「どぉしてぇぇ!? 何であなたがこんなに夢中になってるのか、ママも知りたいの。ナオミはガイ君に付いててあげなさい。OK?」
「俺は大丈夫だから」
「大人しく寝ててよ。絶対だからね!」
じっとしている訳もなく、出かけようとするガイだがいつも腰にぶら下げてたカードホルダーが紛失している事に気づく。
「タマユラ姫ぇぇ~助けてくださぁぁい! 出てきてくださいよぉぉー!」
「ダメです。全く反応がありません」
「ここじゃないのかなぁ」
「でもここじゃなきゃ何処にいるっていうの?…うわぁぁあっ!!\(>□<;\) ううっ…む"~」
「キャップ、またかよ 大丈夫?」
「大丈夫 あっ! これ…」
「「ああっ!(;°□°)」」
「タマユラ姫の石碑の破片ですぅ♪」
「あっここにもある。集めて復元してみよう」
「うん!」「はい!」「オイッシュ!」
「気をつけて」「うん」
「ママ、何してるの?」
「何って、お花の種を蒔いてるのよ」
「お、お花!?」「うん。この前ねぇ、珍しいお花の種をね買ったの。すっごく綺麗なお花が咲くのよぉ」
「でも今そんな事してる場合じゃないでしょ」
「ねえ君、お水持ってきて」
「えっ? う…えっ!?」
「入口の公園に水道があったでしょ。さぁああダァッシュ!」
「はい!」「ジェッタ!」「よしっ」
「もうママいい加減にしてよ!こんな事する為に来たんじゃないだって!」
「そぉんなにカリカリしないの、ほぉらあなたも手伝って。はい」
「え、でもぉ…」
「大地は、命を待ってるのよ」
「えっ!?」「どんなに破壊されても大地は諦めないの。いつだって新しい命を育てようって待ち構えてるのよ」
「(°▽°)!! やっぱりこの石! 石碑から磁気反応が!」
「はぁあ♪ 早く復元しよう。そしたらきっとタマユラ姫が復活してくれる筈!」
「ですね。急ぎましょう!」
「お待ちどう様です!」
「はい、ありがとう!」
「ジェッタ、そんなのいいから早くこっち来て!」
「えっ、おおっはは」
「ねぇ、これあげる」「何これ?」
「はい、あげるって」
「ちちち、ちょっとちょっと」
カードホルダーを探すガイの前にジャグラーが現れた。
「探し物は…これですか?」
「返せ!」
「何かお前カッコ悪いよ」
「お前ほんとカッコ悪いからさ、せめて自分の負けを認めて俺の勝ちを讃えろよ」
「ふざけるな!」
「フッ…ハハハハ。負け犬の遠吠えって奴か」
目覚めるマガオロチ。「始まりだ」
「できたァァ!♪」「できた!」
・・・・・。
「何でだよ、これで復活するんじゃなかったの!?」
「あ…」「あっちが復活しちゃいましたよ もう逃げましょう! こっちに向かってきます!」
「ねぇ、でもタマユラ姫が最後の希望なんじゃないの!?」
「だけどぉ!」
「あぁ…ママ、シン君達と一緒に逃げて! ここにいちゃ危ない!」
「ヤァダ怪獣こっちに来るの?」
「うん! 行きましょう!」
「ちょっと待ってね。今お水だけあげちゃうから」
「ちょ、ちょっと」
「もうそんな悠長な事…ああっもぉぉ」
その時、圭子の蒔いた種が突然発芽して周りの大地が輝きだしその芽からタマユラ姫が現れた。
「タマユラ姫!」
再び活動を開始するマガオロチ。
「タマユラ姫、無事だったのか!」
「これを渡しに来ました。この力がマガオロチを封印してくれていたのです」
「ゾフィーさんが守ってくれていたんですか」
「それからもう1枚…」
「これは…ベリアル」
「光ある所、必ず闇があります。しかしその力は余りにも強大…強すぎる力は災いをもたらす事もあります」
「ゾフィーさん!」『ゾフィー!』
「ベリアルさん!」
だがベリアルのカードはオーブリングにリードされず拒絶反応を起こす。
「ベリアルさん、お願いします!」
「その力が、最後の望みです」
「頼みます、ベリアルさん!」
タマユラ姫は迫るマガオロチから結界でガイを守るが…。
「タマユラ姫!」
「ガイ、早くカードを! その力を使いこなしなさい!」
頼みましたよ…ガイに全てを託し、タマユラ姫は爆発の中に消えた。
「うわああああああっ!!」
激しい怒りに支配されるガイ。
『ウルトラマンベリアル! フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ サンダーブレスター!』
ガイの怒りに反応したのかベリアルのカードはリードされ、サンダーブレスターへのフュージョンアップに成功する。
「あいつ、闇のカードを使いやがった!(°`□´°;)」
殴る蹴る、瓦礫を投げつける等、荒々しい戦闘スタイルでマガオロチを圧倒するオーブ サンダーブレスター。
「何か乱暴な人ねぇ」
「ちょっと怖いな」
マガオロチの巨大な尻尾を切断して叩きつけたり盾代わりにしたり、その巨体を片手でぶん投げたりと、サンダーブレスターの容赦のない攻撃が続く。
「何でだよガイ!! 何なんだよっ!! 一度ぐらい俺に勝たせろよ、この野郎ォォ!!٩(`□´; )ง」
止めのゼットシウム光線がマガオロチを葬る。
「うわあ"あ"ぁぁああああああっ!!((О□О;))」
こうして大魔王獣による地球破壊を目論んだジャグラーの野望は潰えた。
「俺を笑いに来たのか…カッコ良かったよ、お前。全てを破壊しつくお前の姿、惚れ惚れしたなぁ…俺は潔く負けを認める。
楽しかっただろ? 強大な力を手に入れて全てを破壊するのは」
「そんな事は…」「良い子ぶるな! 所詮お前も俺と同類だ。楽しめ…フフフ、ハハハハ、八ァッハハハハハ、ハハハハ…」
「ママ、帰ろう」「そうねぇ」
「握った手の中、愛が生まれる」
「何、それ?」
「ひいお婆ちゃんの遺言なんだって」
「ふーん」「あなたも頑張んなさいよぉ。ん?」
「うん…あ、送ってく」
「いいの。一徹さんが送ってくれるから。じゃあねぇ」
「じゃあね。ねぇママに何言われたの?」
「あ…うん。ありがとな。色々と」
「うん。ねぇだからママに何言われたの? もう」
「お待たせー。アチアチアチッ 姉さんはいっつも突然なんだからもう どうかしました?」
「このメロディー…」「えっ?」
「何か気持ちがザワザワするの」
「あ、これねガイ君が吹いてんスよ」
「ガイ君が?…帰ろ」「ええ」
「その前にね買い物付き合って」
「またですか!?(;°Д°)」
「ハーイ出発出発! OK!」
迷いのあるガイが奏でるメロディーに一抹の不安を覚える圭子であった。
「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローはこの人だ!」
『ウルトラマンベリアル!』
「ウルトラマンでありながら悪に堕ちた男、ベリアルさん。ゼロさんの宿敵として激闘を繰り広げたんだ。
そして、今日の怪獣は…」
『ブラックキング!』
「用心棒怪獣ブラックキング。どんなに攻撃しても応えないタフな怪獣だ。その腕力も侮れないぜ!
次回も観てくれよな!」
「マガオロチの脅威が去り、SSPに訪れた束の間の平穏。だが、彼らの戦いは終わらない。
そんなにオフィスが散らかってたら、戦いの記録も仲間との思い出もみんな埋もれちまうぜ。
次回ウルトラマンオーブ『心の大掃除』
闇を照らして悪を討つ!」