「ハァァ…あ~終わったぁぁ」
「ただいまぁ…ってぇ、ねえ…何であたしが出た時よりも散らかってんのぉ!?」
「あのね、俺は仕事。散らかってるのはそっちのせい」
「いやあの…片付けてたら懐かしい機材があれこれ出てきましてね あのいじくったらちょっと…」
「もう さっさとやっちゃおう! SAMETHING SEARCH PEOPLE、お掃除開始~♪」
「「おー…(―△―)」」
「張り切ってやっていこぉぉー!」
「「おぉー!」」
ナオミ達はそれぞれオフィスの大掃除を始める。
「ああ、ストームチェイサーだ。懐かしいね」
「でしょう♪」
「確かあの時は異常気象を追ってたのよね」
「SSP初の特ダネでしたからね♪」
「あの時ガイさんが助けに来てくれなかったら、今頃どうなっていた事か…」
「そう言えば、あの事件がガイさんとの初めての出会いだったよなぁ」
「そして、何と言ってもウルトラマンオーブの登場ですよ!(*°▽°*)」
「そうそう。あれこそ正に新しいヒーロー誕生って感じだったよ!(^▽°)و」
「あたしが見た光の巨人の夢、やっぱりオーブと関係あんのかなぁ?」
「そんな事よりキャップ、これ邪魔なんだけどぉ」
「ごめんごめん、それまだ配んなきゃいけないんだ」
「もうキャップはバイトに勤しみ過ぎじゃありませんかね」
「えっ」「そうそう。俺達に色んな事押し付けて肝心な時にいないんだよなぁ。あの時だってぇ…。
謎の地盤沈下を追ってた時だって一人でバイトに行っちゃって(―`△´―)」
「あたしはあたしで大変だったんだからァ(°`□´°;)
あの人、異常気象騒ぎの時にも現場にいたのよね」
「そう言えば、オーブの名前も知ってたふうだったよな」
「うん。謎の紳士って感じでしたね」
「あの時もガイさんに因縁があるみたいだったね」
「噂をすれば…」「何の騒ぎだ?」
「オフィスの大掃除ですって、昨日キャップが言ってましたよね」
「当然ガイさんにも手伝ってもらうからねぇ」
「はいバケツと雑巾。こっちお願いね」
「よろしく! ウッフフ♪」「よろしくお願いしまぁす」
「タダ飯を食う訳にもいかないか…」
「ねえジェッタ、この箱ロッカーに入れてとくよぉ」
「ああ、ちょっ」
「キャアァァ━━━ッ!! ああもう、何なのよ」
「あぁあぁあーあー」
「うっうっうっ臭ぁぁっ!!(;>Д<)」
「ちょっとぉ」「もう捨ててよ、それぇ」
「はぁぁ!? 何言ってんの、これ高校の時の大事なジャージで甘酸っぱい思い出がいっぱい詰まって…くぅっさァァ!!
超臭っ!」
「水を禍々すマガジャッパのせいで町中の水が臭くなってしまったんでしたねぇ」
「あの時は参ったよぉ シャワーもダメ、銭湯もダメ、お陰で俺の青春のジャージが…」
「流石のオーブもあの匂いは辛そうだったねぇ(´^□^`;)」
「しかしさぁ、最近多いよねぇ怪獣騒ぎ」
「アンバランスゾーンというのも冗談じゃなくなってきました(*°▽°*)」
「うん」「でも、その度にウルトラマンオーブが助けに来てくれる」
「凄いですよねぇぇ正に正義の味方!とでも言うべきかァ٩(*°▽°*)ง♪」
「アッハハハハ(^▽^)」
「正義の味方ねぇ…ウルトラマンさん!」
『ウルトラマン!』
「ティガさん!」『ウルトラマンティガ!』
「光の力、お借りします!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スペシウムゼぺリオン!』
「タロウさん!」『ウルトラマンタロウ!』
「メビウスさん!」『ウルトラマンメビウス!』
「熱いヤツ、頼みます!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ バーンマイト!』
「ジャックさん!」『ウルトラマンジャック!』
「ゼロさん!」『ウルトラマンゼロ!』
「キレのいいヤツ、頼みます!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ ハリケーンスラッシュ!』
「今の俺はウルトラマンさん達の力を借りなければ変身する事ができない。それでも俺は戦わなくちゃいけない。この世界の平和を守る為に」
「これからも力を貸してください」
「ああ! こんな所に埋れてたかぁ」
「ハルカさんからの手紙ですねぇ(*°▽°*)」
「思い出すなぁ…予知夢を見る儚げな美人」
「こんな手紙来てたのかァ(°О° )」
「そう言えばァ、あの時ィ」
「ガイさんとハルカさん、いい感じでしたよねぇぇ♪(*^▽^*)」
「「アハハハハハハ♪」」
「もう無駄話しないのォォ!!( ;`□´)」
「ちょっとぉぉ」
「俺の正体を言い当てた時は面食らったが…」
「夢で見たの! あなたはあの怪獣に敗れて…やっぱり明日は変えられない! 運命には逆らえないの!」
「あんたが夢に見た運命なんて、俺が変えてやる!」
「後ろよ、避けて! 運命が…変わった」
「ハルカは自分の未来を変えた」
「ナオミさんの幼い頃に見たという光の巨人の夢、きっとそれもあなたとウルトラマンオーブの運命に何らかの関係があるのだと思います」
「ねえねえガイさん」「ン?」
「馬場先輩、元気でやってるかな?」
「ああ…馬場先輩ねぇ」
「馬場竜次先輩…最初は興奮したんだけどなぁ。オーブの正体見つけたァって」
「そうだったなぁ。でも…彼な、ババルウ星人が化けた偽モンだった」
「そうだ…俺はウルトラマンじゃねえ。暗黒星人のババルウさ」
「あなたが誰だろうと関係ない。子供達に言ってくれたじゃないですか、夢を追いかければいつかはヒーローになれるって! あなたが…あなたが僕達に夢を見せてくれたんじゃないですか!」
「これで一巻の終わりか…はぁっ!? 」
「怪獣は本物のオーブがやっつけちゃったけど…結局オーブの正体も分からず終いだったなぁ」
「そうだな」「う~ん」
「あぁ~悪ぃ悪ぃ遅くなっちゃってぇ。なっ」
「遅ーい! 今日は非番だから手伝ってくれるって約束だったでしょう(°`О´°)」
「アハッあの、急にさ呼び出し食らっちゃって…」
「渋川さんが遅れるのなんて、いつもの事じゃん…」
「フッ」「!!Σ(°Д° ) もしかして、オーブの正体って…」
確かにマガジャッパの攻撃を食らいながら何故無事だったのかは謎だけど、それはないからw
ってゆーか、正体ならすぐ隣りにいるしw
「何二人でコソコソ話してんの?」
「あ、いやぁ別に」
「そう。じゃあジェッタはお風呂場」
「は~い」「えーと叔父さんはぁ…あっお皿洗いお願いね」
「えっボキが!?」「そう」
「ボキが皿を洗うの!?」「早く!」
「おかしくない? それ」
「ガイさんはぁ…あっSSP-7の洗車お願い」
「洗車?」「そっ洗車。はい、行った行った。さてと…」
「ウ~ウウフウゥゥウゥ~♪」
「その歌、確か半魚人騒動の時に歌ってましたよね」
「うん…」「キャップの歌声であの半魚人(ラドン)の子供が落ち着きを取り戻してました」
「あの時は必死だったからね」
「神秘的で不思議な旋律です。何の歌なんですか?」
「さあぁぁ? 何故か不思議と歌えちゃうのよねぇ…案外、夢野家に伝わる子守唄だったりして」
「あぁああ(°▽°)」
「あ、そう言えばそのマトリョーシカも実家から持ってきた物じゃなかったでしたっけ」
「あぁそうなの。ママが幸運のお守りにって持たせてくれたんだけど…」
「それはあなたと同じね。幾つものあなたがあなたの中に隠れてる感じ」
「最後の1つを開けてみれば、結局空っぽだって分かる」
「最後の1つは開けちゃダメなんだって。パンドラの箱みたいでしょ」
「キャップのお母さんって、あの強烈なキャラクターの?」
「強烈って失礼しちゃうわねぇ」
「まあ、えー確かに圭子姉さんは個性的な人だもんな」
「まあねぇ」
「キャップだって、ガイさんを恋人に仕立ててお母さん対策してた訳じゃないですかぁ(^▽^)」
「ああでもしないと納得してくれないんだもん。あの食事会もタマユラ姫が出てきた事で有耶無耶になったけどね」
「タマユラ姫か…入らずの森に存在する謎の霊体。宇宙人に襲われた時にも出現しましたが…」
「あたし達の事、助けてくれたっけ」
「そして、その正体は…」
「ちょっとまた散らかさないでよ」
「災いを封じていた太古の霊能力者だったんですよね」
「そうだねぇ」
「うわっ、お風呂掃除完了っと」
「お疲れ」「お疲れ様です」
「あれ、ガイさんは?」
洗車中のガイの前にあのジャグラーの影が散らつく。
その頃、惑星侵略連合の宇宙船では唯一生き残ったメトロン星人タルデがいた。
「偉大なるドン・ノストラ…何故この様な事に…。
我々の前に現れた男、ジャグラス ジャグラー。あの時点で奴の本性を見抜いてさえいれば…ドン・ノストラが死ぬような事もなかった筈だ。奴の真の目的を看破できなかったのも我々の失態だ」
「ドン・ノストラから奪った闇のカードをあの様に使おうとしていたとは! 大魔王獣マガオロチの復活…その為に我々は利用されていたという訳だ。
己れぇ、これで引き下がる惑星侵略連合ではないぞ! この怨み、晴らさでおくべきかァァ!」
いつかメトロンの逆襲やるんスかね。
「これを渡しに来ました。それからもう一枚…」
「ゾフィーさん!」『ゾフィー!』
「ベリアルさん! おぉっ、くぅぅ…!」
「強すぎる力は災いをもたらす事もあります」
「うわあぁぁぁああああっ!!」
『ウルトラマンベリアル!』
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ サンダーブレスター!』
「楽しかっただろ? 強大な力を手に入れて全てを破壊するのは」
「そんな事は…!」
「良い子ぶるな! 所詮お前も俺と同類だ。楽しめ…フフフ、ハハハハ…ハァッハハハハハ!」
「強すぎる力かぁ…」
オーブニカを吹く度にナターシャと過ごした日々を思い出すガイ。だがそれは同時に彼女を戦いに巻き込んでしまった事も引き出してしまう。それ以来、ガイは本来の姿への変身が不可能になってしまった。
「ガイさーん、上は粗方終りましたよぉ。シュワシュワコーヒーでもどうですか?」
「だからぁ、キャップがこんなバイトしなくっていいようにもっとアクセス数増やさないとぉ(´°□°`)」
「そうよねぇ…あ、CMでも作ろうかしらねぇ」
「おおっ!」「それは名案ですぅ!(°▽°)」
「でしょう?」
「おーいいじゃない、それぇ。うん」
「叔父さん、スポンサーになってよ」
「おおぉ!? えっいや、あの…あぁっ! いけねぇこんな時間だ」
ナオミ達SSPとの出会いが何もかも失っていたガイの心に再び安らぎを与えてくれた。今はこの平和な一時が楽しく思うガイであった。
「ねえガイさん! ガイさんもっ」
「座ってください!」
「何だこれ?」「あ、シュワシュワコーヒー」
「シュワシュワ?」「渋川さん!!」
「イタイタイタイタイタイ!!」
「また逃げようとしてぇ」「もう」
「えっ、サイダーの一種なのか?」
「まだ売ってないんだよ」
「突然SSPの前に出現した謎の巨大ロボ。
シンは平和を守るスーパーロボットだ! なぁんて騒いでいるが、果たしてこいつは敵か? 味方か?
次回ウルトラマンオーブ『暴走する正義』
闇を照らして悪を討つ!」
「ただいまぁ…ってぇ、ねえ…何であたしが出た時よりも散らかってんのぉ!?」
「あのね、俺は仕事。散らかってるのはそっちのせい」
「いやあの…片付けてたら懐かしい機材があれこれ出てきましてね あのいじくったらちょっと…」
「もう さっさとやっちゃおう! SAMETHING SEARCH PEOPLE、お掃除開始~♪」
「「おー…(―△―)」」
「張り切ってやっていこぉぉー!」
「「おぉー!」」
ナオミ達はそれぞれオフィスの大掃除を始める。
「ああ、ストームチェイサーだ。懐かしいね」
「でしょう♪」
「確かあの時は異常気象を追ってたのよね」
「SSP初の特ダネでしたからね♪」
「あの時ガイさんが助けに来てくれなかったら、今頃どうなっていた事か…」
「そう言えば、あの事件がガイさんとの初めての出会いだったよなぁ」
「そして、何と言ってもウルトラマンオーブの登場ですよ!(*°▽°*)」
「そうそう。あれこそ正に新しいヒーロー誕生って感じだったよ!(^▽°)و」
「あたしが見た光の巨人の夢、やっぱりオーブと関係あんのかなぁ?」
「そんな事よりキャップ、これ邪魔なんだけどぉ」
「ごめんごめん、それまだ配んなきゃいけないんだ」
「もうキャップはバイトに勤しみ過ぎじゃありませんかね」
「えっ」「そうそう。俺達に色んな事押し付けて肝心な時にいないんだよなぁ。あの時だってぇ…。
謎の地盤沈下を追ってた時だって一人でバイトに行っちゃって(―`△´―)」
「あたしはあたしで大変だったんだからァ(°`□´°;)
あの人、異常気象騒ぎの時にも現場にいたのよね」
「そう言えば、オーブの名前も知ってたふうだったよな」
「うん。謎の紳士って感じでしたね」
「あの時もガイさんに因縁があるみたいだったね」
「噂をすれば…」「何の騒ぎだ?」
「オフィスの大掃除ですって、昨日キャップが言ってましたよね」
「当然ガイさんにも手伝ってもらうからねぇ」
「はいバケツと雑巾。こっちお願いね」
「よろしく! ウッフフ♪」「よろしくお願いしまぁす」
「タダ飯を食う訳にもいかないか…」
「ねえジェッタ、この箱ロッカーに入れてとくよぉ」
「ああ、ちょっ」
「キャアァァ━━━ッ!! ああもう、何なのよ」
「あぁあぁあーあー」
「うっうっうっ臭ぁぁっ!!(;>Д<)」
「ちょっとぉ」「もう捨ててよ、それぇ」
「はぁぁ!? 何言ってんの、これ高校の時の大事なジャージで甘酸っぱい思い出がいっぱい詰まって…くぅっさァァ!!
超臭っ!」
「水を禍々すマガジャッパのせいで町中の水が臭くなってしまったんでしたねぇ」
「あの時は参ったよぉ シャワーもダメ、銭湯もダメ、お陰で俺の青春のジャージが…」
「流石のオーブもあの匂いは辛そうだったねぇ(´^□^`;)」
「しかしさぁ、最近多いよねぇ怪獣騒ぎ」
「アンバランスゾーンというのも冗談じゃなくなってきました(*°▽°*)」
「うん」「でも、その度にウルトラマンオーブが助けに来てくれる」
「凄いですよねぇぇ正に正義の味方!とでも言うべきかァ٩(*°▽°*)ง♪」
「アッハハハハ(^▽^)」
「正義の味方ねぇ…ウルトラマンさん!」
『ウルトラマン!』
「ティガさん!」『ウルトラマンティガ!』
「光の力、お借りします!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スペシウムゼぺリオン!』
「タロウさん!」『ウルトラマンタロウ!』
「メビウスさん!」『ウルトラマンメビウス!』
「熱いヤツ、頼みます!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ バーンマイト!』
「ジャックさん!」『ウルトラマンジャック!』
「ゼロさん!」『ウルトラマンゼロ!』
「キレのいいヤツ、頼みます!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ ハリケーンスラッシュ!』
「今の俺はウルトラマンさん達の力を借りなければ変身する事ができない。それでも俺は戦わなくちゃいけない。この世界の平和を守る為に」
「これからも力を貸してください」
「ああ! こんな所に埋れてたかぁ」
「ハルカさんからの手紙ですねぇ(*°▽°*)」
「思い出すなぁ…予知夢を見る儚げな美人」
「こんな手紙来てたのかァ(°О° )」
「そう言えばァ、あの時ィ」
「ガイさんとハルカさん、いい感じでしたよねぇぇ♪(*^▽^*)」
「「アハハハハハハ♪」」
「もう無駄話しないのォォ!!( ;`□´)」
「ちょっとぉぉ」
「俺の正体を言い当てた時は面食らったが…」
「夢で見たの! あなたはあの怪獣に敗れて…やっぱり明日は変えられない! 運命には逆らえないの!」
「あんたが夢に見た運命なんて、俺が変えてやる!」
「後ろよ、避けて! 運命が…変わった」
「ハルカは自分の未来を変えた」
「ナオミさんの幼い頃に見たという光の巨人の夢、きっとそれもあなたとウルトラマンオーブの運命に何らかの関係があるのだと思います」
「ねえねえガイさん」「ン?」
「馬場先輩、元気でやってるかな?」
「ああ…馬場先輩ねぇ」
「馬場竜次先輩…最初は興奮したんだけどなぁ。オーブの正体見つけたァって」
「そうだったなぁ。でも…彼な、ババルウ星人が化けた偽モンだった」
「そうだ…俺はウルトラマンじゃねえ。暗黒星人のババルウさ」
「あなたが誰だろうと関係ない。子供達に言ってくれたじゃないですか、夢を追いかければいつかはヒーローになれるって! あなたが…あなたが僕達に夢を見せてくれたんじゃないですか!」
「これで一巻の終わりか…はぁっ!? 」
「怪獣は本物のオーブがやっつけちゃったけど…結局オーブの正体も分からず終いだったなぁ」
「そうだな」「う~ん」
「あぁ~悪ぃ悪ぃ遅くなっちゃってぇ。なっ」
「遅ーい! 今日は非番だから手伝ってくれるって約束だったでしょう(°`О´°)」
「アハッあの、急にさ呼び出し食らっちゃって…」
「渋川さんが遅れるのなんて、いつもの事じゃん…」
「フッ」「!!Σ(°Д° ) もしかして、オーブの正体って…」
確かにマガジャッパの攻撃を食らいながら何故無事だったのかは謎だけど、それはないからw
ってゆーか、正体ならすぐ隣りにいるしw
「何二人でコソコソ話してんの?」
「あ、いやぁ別に」
「そう。じゃあジェッタはお風呂場」
「は~い」「えーと叔父さんはぁ…あっお皿洗いお願いね」
「えっボキが!?」「そう」
「ボキが皿を洗うの!?」「早く!」
「おかしくない? それ」
「ガイさんはぁ…あっSSP-7の洗車お願い」
「洗車?」「そっ洗車。はい、行った行った。さてと…」
「ウ~ウウフウゥゥウゥ~♪」
「その歌、確か半魚人騒動の時に歌ってましたよね」
「うん…」「キャップの歌声であの半魚人(ラドン)の子供が落ち着きを取り戻してました」
「あの時は必死だったからね」
「神秘的で不思議な旋律です。何の歌なんですか?」
「さあぁぁ? 何故か不思議と歌えちゃうのよねぇ…案外、夢野家に伝わる子守唄だったりして」
「あぁああ(°▽°)」
「あ、そう言えばそのマトリョーシカも実家から持ってきた物じゃなかったでしたっけ」
「あぁそうなの。ママが幸運のお守りにって持たせてくれたんだけど…」
「それはあなたと同じね。幾つものあなたがあなたの中に隠れてる感じ」
「最後の1つを開けてみれば、結局空っぽだって分かる」
「最後の1つは開けちゃダメなんだって。パンドラの箱みたいでしょ」
「キャップのお母さんって、あの強烈なキャラクターの?」
「強烈って失礼しちゃうわねぇ」
「まあ、えー確かに圭子姉さんは個性的な人だもんな」
「まあねぇ」
「キャップだって、ガイさんを恋人に仕立ててお母さん対策してた訳じゃないですかぁ(^▽^)」
「ああでもしないと納得してくれないんだもん。あの食事会もタマユラ姫が出てきた事で有耶無耶になったけどね」
「タマユラ姫か…入らずの森に存在する謎の霊体。宇宙人に襲われた時にも出現しましたが…」
「あたし達の事、助けてくれたっけ」
「そして、その正体は…」
「ちょっとまた散らかさないでよ」
「災いを封じていた太古の霊能力者だったんですよね」
「そうだねぇ」
「うわっ、お風呂掃除完了っと」
「お疲れ」「お疲れ様です」
「あれ、ガイさんは?」
洗車中のガイの前にあのジャグラーの影が散らつく。
その頃、惑星侵略連合の宇宙船では唯一生き残ったメトロン星人タルデがいた。
「偉大なるドン・ノストラ…何故この様な事に…。
我々の前に現れた男、ジャグラス ジャグラー。あの時点で奴の本性を見抜いてさえいれば…ドン・ノストラが死ぬような事もなかった筈だ。奴の真の目的を看破できなかったのも我々の失態だ」
「ドン・ノストラから奪った闇のカードをあの様に使おうとしていたとは! 大魔王獣マガオロチの復活…その為に我々は利用されていたという訳だ。
己れぇ、これで引き下がる惑星侵略連合ではないぞ! この怨み、晴らさでおくべきかァァ!」
いつかメトロンの逆襲やるんスかね。
「これを渡しに来ました。それからもう一枚…」
「ゾフィーさん!」『ゾフィー!』
「ベリアルさん! おぉっ、くぅぅ…!」
「強すぎる力は災いをもたらす事もあります」
「うわあぁぁぁああああっ!!」
『ウルトラマンベリアル!』
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ サンダーブレスター!』
「楽しかっただろ? 強大な力を手に入れて全てを破壊するのは」
「そんな事は…!」
「良い子ぶるな! 所詮お前も俺と同類だ。楽しめ…フフフ、ハハハハ…ハァッハハハハハ!」
「強すぎる力かぁ…」
オーブニカを吹く度にナターシャと過ごした日々を思い出すガイ。だがそれは同時に彼女を戦いに巻き込んでしまった事も引き出してしまう。それ以来、ガイは本来の姿への変身が不可能になってしまった。
「ガイさーん、上は粗方終りましたよぉ。シュワシュワコーヒーでもどうですか?」
「だからぁ、キャップがこんなバイトしなくっていいようにもっとアクセス数増やさないとぉ(´°□°`)」
「そうよねぇ…あ、CMでも作ろうかしらねぇ」
「おおっ!」「それは名案ですぅ!(°▽°)」
「でしょう?」
「おーいいじゃない、それぇ。うん」
「叔父さん、スポンサーになってよ」
「おおぉ!? えっいや、あの…あぁっ! いけねぇこんな時間だ」
ナオミ達SSPとの出会いが何もかも失っていたガイの心に再び安らぎを与えてくれた。今はこの平和な一時が楽しく思うガイであった。
「ねえガイさん! ガイさんもっ」
「座ってください!」
「何だこれ?」「あ、シュワシュワコーヒー」
「シュワシュワ?」「渋川さん!!」
「イタイタイタイタイタイ!!」
「また逃げようとしてぇ」「もう」
「えっ、サイダーの一種なのか?」
「まだ売ってないんだよ」
「突然SSPの前に出現した謎の巨大ロボ。
シンは平和を守るスーパーロボットだ! なぁんて騒いでいるが、果たしてこいつは敵か? 味方か?
次回ウルトラマンオーブ『暴走する正義』
闇を照らして悪を討つ!」