「NEVER SAY NEVER…できないなんて言わないで。何もしない内からできない、なんて言いたくないです。そう思う私達SSP=SAMETHING SEARCH PEOPLEはいつだって不可能に挑戦します。
いつだって好奇心が新しい世界のドアを開くんだってそう信じています。そんな私達の合言葉、それがネバー・セイ・ネバー。怪獣・UFO・幽霊などどんな不可解な出来事も私達にお任せください。今なら出張…」
「はい、カットォォ! ガイさん、もっとちゃんとカメラで追っかけてくれないとぉぉ」
「いやいやちゃんと追っかけてるよ。ほら」
「戻して! ほらここ! ズレてるじゃ~ん(´°□°`)p」
「これでか!?(;°Д°)」
「はい、もっかい!」「もっかい!?」
「もおぉ、シン君がいてくれたらこんな苦労しないのにぃぃ(;´°△°`)」
その頃、シンは知り合いが所長を務める制作所でバネの検品を手伝っていた。
「全品検査終ります」
「おお手伝ってくれてありがとよ。助かったよ」
「はい」「こっちも終ります」
「おうっ!」
「おい、あれからチェックが厳しいね」
「安全第一です。それに小船さんは単なる部品とは思ってませんから」
「バネは人間と同じだ。どんな苦難に押し潰されようともそれを跳ね除ける力がある!」
「おお!」「おおっ! ヒュッヒュウヒュウシュッ(>σ<) コフネ制作所のスプリングは軽くて丈夫。そりゃあうちのメカニックも一目置く訳ですねぇ」
「ハッハハハ八」「ウフフフフフ」
「これで全部です!」
「行きますよ。もう」
「それじゃあ行ってきまぁす」
「おう!」
「あ、ちょっと運んできまーす」
「おい、気をつけろ気をつけろぉ」
「さっ、明日から改良品の開発だな」
「またゼットビートル用のスプリングに改良を加えるんですか!?(°□°;) それよりロケットモーターの開…」
「他と同じじゃ退屈じゃないか。それにうちは今までバネ一筋でやってきてるんだ。これからもバネで勝負してくんだよ。ハッハハハ」
「その精神大好きです。この先も凄いスプリングを作り続けてください」
「うん。シン君がいつか作るって豪語している今までにない災害救助用ロボットの部品も最高のバネを用意してやるからよぉ! ハハハハハハ」
「さぁみんな納品も終ったし、いつものやるとするかぁ!」
「「ヨッシャアァァ!(ง^▽^)ง」」
「シン君」「はい」「ナオミちゃん達も呼んでも構わねえぞ」
「いいんですか?」
「どうせやるなら大勢が楽しいもんなぁ、おい!」
いつものとは、コフネ制作所恒例の焼きそばパーティーの事だった。小船所長自ら振る舞う焼きそばはとても美味で評判だ。
「さあー!食え食えー! そらぁ!」
「美味しぃぃー♪」「メッチャ旨っ♪」
「うん、旨い! おかわり!」
「よぉぉ兄ちゃん、いい食べっぷりだなぁ!」
「地球の焼きそばで一番旨い」
「やあ気に入った! よしっこの焼きそばの作り方を伝授してやろう!」
「ホントか!?」「このコテを上手ぁく使って、素早く丁寧に麺をほぐす! そして秘伝のタレぇぇ!!…やってみろ」
「はい! 熱いヤツ、頼みます! アチョォォォ!! ホチョォォチョチョチョホォチョチョチョアチョォォォ!!(°`О´°)」
「小船さんの特製焼きそばを食べるとお仕事に一区切りがついたって実感が湧いてきますねぇ♪」
「うんうんうん♪」
「景気の悪化でうちも大変だったけど、ホンットに酷かったよ。あの時VTL隊のコンペがなかったらどうなってた事か…」
「ああ、でもそのコンペよくOKしましたよね。ゼットビートルって戦闘機じゃないですか。小船さん、そういうの嫌うっていうか…」
「俺は、命を救う為に技術を提供したんだ。戦う為だけの用途だったらここが闇に染まっちまうってもんだろぉ! ハハハハハハ…」
その時、空に魔法陣のようなゲートが出現した。
「せ、先輩(;°Д°)」
そのゲートから謎のロボットが転送されてきた。
「何だこりゃ!?」「空の贈り物…これは凄いです! 見た事ない巨大ロボットですよ!」
「何なのこれ!?」
「この高貴な色、龍神って感じが最高ですぅ♪(*°▽°*)」
「じゃあさ、ギャラクシードラゴンって名前にしようよ」
「ギャラクシー!?」「うん」
「宇宙から来たとは限らないのにですか? 彼の名前はサルバトロンです。因みにイタリア語の救世主からの発想です♪」
「そのバの発音が如何にもオシャレでしょーみたいな感じ全然気に入らない(―△―)」
「見当違いのネーミングよりマシです!(°`□´°)」
「あぁ? ギャラクシードラゴンでいいじゃん!(°`Д°)」
「いっ痛いですぅ!(>□<)」
「ちょっと、どうでもいい事でケンカなんかしないでよ」
ロボットの腹部のクリスタルから音楽のような音が流れ出し、二人のケンカを仲裁した。
「歌ってんのか?」
「ほら、ロボットもケンカするなって言ってるよ」
「言い過ぎました。ゴメンなさい(´・△・`)」
「俺も…ムキになってゴメンな(´・△・`)」
「僕達のケンカを止めてくれた!?」
「こいつ、いい奴じゃん(°▽°)」
「ギャラクトロン!」「「えっ!?」」
「ギャラクシードラゴンとサルバトロンが合体した時、新たな勇者が誕生する。その名はギャラクトロン! あなたの名前はギャラクトロンだからね~♪」
「あぁ~キャップ、素手で触っちゃダメですよ! 未知のものなんですから」
「うん」「ああ、ゴメンゴメン」
ギャラクトロンは名付け親であるナオミをスキャンしてこの世界の知識を分析する。
「何かくすぐったいんだけど」
「大丈夫か!?」「うん。ちょっとビックリしただけ。気のせいかもだけど、強い意思を感じた。この世界の平和を守るって」
「じゃあもしかしたら、ギャラクトロンとオーブが仲間になって怪獣と戦って町を守るとかっていうのもありうるって事!?」
「小船さん、あのロボット僕達で調べませんか?」
「そりゃいい考えだな! 俺んとこに来たからには覚悟しろよ!」
空から謎のロボット出現を聞きつけ、出動する渋川率いるVTL隊だが…。
「あ、叔父さん」「おい、お前達何やってんだ!? 降りろ! 降りろって!」
「解析結果のデータはVTL隊に提供しますから僕達に最後まで解析をやらせて貰えませんか!」
「渋川さん!」「はいっ」
「俺からもお願いします。この通りです!」
「いやいやいやいやいやいやいやっ あの、所長にそこまでされたら許可しない訳には…」
「ありごとうございます!」
「でもねでもねでもねっ、あの最大限の安全対策はさせてもらいますよ」
こうしてVTL隊の監視下の元、シンとコフネ制作所によるギャラクトロンの解析調査が行われた。
「ああぁ全て未知の物質か。物理法則を無視したパーツがあちこちにあるぞ。こんなスゲェもん、どっから来たんだ?」
「どっから来たって…おい、宇宙からじゃねえのか?」
「あっ解析結果を見ても大気圏を突入した形跡は一切ありません。とても宇宙から来たとはぁ…考え難いです」
「別次元の文明が作った物かもな」
「その可能性も否定はできねえな。ここをよぉく見てくれ」
「成分は分からねえが、これはゲル状のバネだぞ。こんなとんでもないモン、世界中探したって誰にも作れやしねえ」
「所長、この音なんですけど…」
「特殊なソナーを使って地球の様子を探ってるんじゃないのか?」
「きっとこの星の環境を調べてるんじゃないでしょうか! 何とかコミュニケーション取る方法を見つけ出さないといけませんねぇ♪」
「師匠、準備できたぜぇ!」
「おぉし! おいみんな、来てくれ!」
「「ほいほーい」」
「これを両サイドに置いてくれ」
「はい」「芝尾は向こうだ」
「分かりました」
「田丸はこっちだ」「はい」
「頼むぞ」「「はい!」」
「はあ(°▽°)」
「僕の名前は松戸シン…って言ってみたものの、言語学習機能は備わってるんでしょうか?
何処から来て、何を目的としてるんでしょうねぇ? これ程のロボットなら災害救助でも大c活躍できそうです。でも悔しいですが、今の僕の技術じゃあこれは作れませんね…」
「俺が初めて会ったのは、小学生ロボットコンテストの審査員をやった時だったかなぁ。あいつが1年生ン時、変テコなロボット作って参加してよぉ。もちろん入選なんかできなくてよ、悔しがって泣きじゃくりながら俺に質問してきやがってよ。で、1年後…入選したよ。
いつかきっと人の役に立つ究極のロボットを作るんだって、豪語してたっけな」
「おはようございまーす(―△―)ゞ」
「おおぉぉ、いいとこに来た。さぁさぁさぁさぁ♪」
「焼きそばパンですね。昨日の残りなんですか?」
「いやぁやぁやぁやぁ、焼きたてだよ」
「!!」「音が止まった!」「何ぃ!?」
「えっ!?」「活性化してます。ギャラクトロンが動いた!」
起動したギャラクトロンは突然SSP―7ごとナオミを取り込んだ。
「キャップがあの中に!Σ(°□°;)」
「何っ!? ナオミちゃぁぁぁん!!」
「ここ、何処!?」
無数のコードに巻き付けられ、拘束されたナオミは精神をギャラクトロンに乗っ取られてしまう。
「この世界の解析は完了した。各地で起きている紛争、差別、残虐さを理解した」
「キャップの声だ」
「この世界の為に争い全てを停止させる」
「何言ってんだよ! キャップ!」
「違う。奴に精神を支配されてるんだ!」
「別の世界でもそうされたように全ての争いを止め、即ちこの世界をリセットする。それが我が使命、我が正義」
「リセットって、まさか!?Σ(°□°;)」
「おいみんな、大丈夫か!?」「はい…」
「別次元の連中、こいつに手を焼いてこっちの世界に捨てたっ事か」
「次元を超えた不法投棄って事?」
「ああ」「本部本部、こちら渋川!」
市街地に現れたギャラクトロンはプログラムされた正義を実行する為、世界のリセット=破壊活動を進める。
つーか、アンタら写メ撮ってないで早く逃げなさいってw
「お前は答えを急ぎ過ぎなんだよ! ウルトラマンさん!」
『ウルトラマン!』
「ティガさん!」『ウルトラマンティガ!』
「光の力、お借りします!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スペシウムゼぺリオン!』
オーブをスキャンしたギャラクトロンは自分と同じこの世界を守る者と理解し、オーブを見逃す。
「オーブゥゥ、キャップが中にいるんだぁ!」
だからと言ってこのままにはしておけない。オーブはギャラクトロンの内部を透視してナオミが取り込まれている腹部の赤いクリスタルを回収しようとするが、ギャラクトロンのビームに弾き飛ばされる。
これ以上の破壊行為を防ぐ為、オーブはギャラクトロンを市街地から離れた場所に移動させる。
「会社がァァ~」
「何でこんな事に…」
「スペリオン光線!」
オーブをスキャンした時に戦闘力も解析しているギャラクトロンにはスペリオン光線も効かない。
『ウルトラマンオーブ ハリケーンスラッシュ!』
「光を超えて、闇を斬る!」
「僕達は…なにか間違えたのでしょうか?」
「立つんだ…俺達は渋川さんに頼み込んで解析させてもらった責任がある! 何ができるか分からねえが、度が過ぎた正義を放っておけねえだろう!
さっ、行くぞ!」
「所長、今度は俺達が…」
「トライデントスラァァッシュ!」
スラッガーランスも弾き返され、成す術なく捕まってしまうオーブ。
ギャラクトロンの左腕に装備された剣がオーブの腹を貫く…!
「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローはこの人だ!」
『ウルトラセブン!』
「真紅のファイター、セブンさん。ウルトラマンゼロさんの親父さんなんだ。
そして、今日の怪獣は…」
『マガゼットン!』
「かつて俺が倒した光の魔王獣マガゼットン。こいつとの戦いで俺は大きな代償を払う事になったんだ…。
次回も観てくれよな!」
「地球の生態系をリセットしようとするギャラクトロン。こいつを止めるには俺があの力を使いこなすしかない。
闇と光を結びし最強の力…ナオミを助ける為に今はこれに賭ける。
次回ウルトラマンオーブ『ネバー・セイ・ネバー』」
いつだって好奇心が新しい世界のドアを開くんだってそう信じています。そんな私達の合言葉、それがネバー・セイ・ネバー。怪獣・UFO・幽霊などどんな不可解な出来事も私達にお任せください。今なら出張…」
「はい、カットォォ! ガイさん、もっとちゃんとカメラで追っかけてくれないとぉぉ」
「いやいやちゃんと追っかけてるよ。ほら」
「戻して! ほらここ! ズレてるじゃ~ん(´°□°`)p」
「これでか!?(;°Д°)」
「はい、もっかい!」「もっかい!?」
「もおぉ、シン君がいてくれたらこんな苦労しないのにぃぃ(;´°△°`)」
その頃、シンは知り合いが所長を務める制作所でバネの検品を手伝っていた。
「全品検査終ります」
「おお手伝ってくれてありがとよ。助かったよ」
「はい」「こっちも終ります」
「おうっ!」
「おい、あれからチェックが厳しいね」
「安全第一です。それに小船さんは単なる部品とは思ってませんから」
「バネは人間と同じだ。どんな苦難に押し潰されようともそれを跳ね除ける力がある!」
「おお!」「おおっ! ヒュッヒュウヒュウシュッ(>σ<) コフネ制作所のスプリングは軽くて丈夫。そりゃあうちのメカニックも一目置く訳ですねぇ」
「ハッハハハ八」「ウフフフフフ」
「これで全部です!」
「行きますよ。もう」
「それじゃあ行ってきまぁす」
「おう!」
「あ、ちょっと運んできまーす」
「おい、気をつけろ気をつけろぉ」
「さっ、明日から改良品の開発だな」
「またゼットビートル用のスプリングに改良を加えるんですか!?(°□°;) それよりロケットモーターの開…」
「他と同じじゃ退屈じゃないか。それにうちは今までバネ一筋でやってきてるんだ。これからもバネで勝負してくんだよ。ハッハハハ」
「その精神大好きです。この先も凄いスプリングを作り続けてください」
「うん。シン君がいつか作るって豪語している今までにない災害救助用ロボットの部品も最高のバネを用意してやるからよぉ! ハハハハハハ」
「さぁみんな納品も終ったし、いつものやるとするかぁ!」
「「ヨッシャアァァ!(ง^▽^)ง」」
「シン君」「はい」「ナオミちゃん達も呼んでも構わねえぞ」
「いいんですか?」
「どうせやるなら大勢が楽しいもんなぁ、おい!」
いつものとは、コフネ制作所恒例の焼きそばパーティーの事だった。小船所長自ら振る舞う焼きそばはとても美味で評判だ。
「さあー!食え食えー! そらぁ!」
「美味しぃぃー♪」「メッチャ旨っ♪」
「うん、旨い! おかわり!」
「よぉぉ兄ちゃん、いい食べっぷりだなぁ!」
「地球の焼きそばで一番旨い」
「やあ気に入った! よしっこの焼きそばの作り方を伝授してやろう!」
「ホントか!?」「このコテを上手ぁく使って、素早く丁寧に麺をほぐす! そして秘伝のタレぇぇ!!…やってみろ」
「はい! 熱いヤツ、頼みます! アチョォォォ!! ホチョォォチョチョチョホォチョチョチョアチョォォォ!!(°`О´°)」
「小船さんの特製焼きそばを食べるとお仕事に一区切りがついたって実感が湧いてきますねぇ♪」
「うんうんうん♪」
「景気の悪化でうちも大変だったけど、ホンットに酷かったよ。あの時VTL隊のコンペがなかったらどうなってた事か…」
「ああ、でもそのコンペよくOKしましたよね。ゼットビートルって戦闘機じゃないですか。小船さん、そういうの嫌うっていうか…」
「俺は、命を救う為に技術を提供したんだ。戦う為だけの用途だったらここが闇に染まっちまうってもんだろぉ! ハハハハハハ…」
その時、空に魔法陣のようなゲートが出現した。
「せ、先輩(;°Д°)」
そのゲートから謎のロボットが転送されてきた。
「何だこりゃ!?」「空の贈り物…これは凄いです! 見た事ない巨大ロボットですよ!」
「何なのこれ!?」
「この高貴な色、龍神って感じが最高ですぅ♪(*°▽°*)」
「じゃあさ、ギャラクシードラゴンって名前にしようよ」
「ギャラクシー!?」「うん」
「宇宙から来たとは限らないのにですか? 彼の名前はサルバトロンです。因みにイタリア語の救世主からの発想です♪」
「そのバの発音が如何にもオシャレでしょーみたいな感じ全然気に入らない(―△―)」
「見当違いのネーミングよりマシです!(°`□´°)」
「あぁ? ギャラクシードラゴンでいいじゃん!(°`Д°)」
「いっ痛いですぅ!(>□<)」
「ちょっと、どうでもいい事でケンカなんかしないでよ」
ロボットの腹部のクリスタルから音楽のような音が流れ出し、二人のケンカを仲裁した。
「歌ってんのか?」
「ほら、ロボットもケンカするなって言ってるよ」
「言い過ぎました。ゴメンなさい(´・△・`)」
「俺も…ムキになってゴメンな(´・△・`)」
「僕達のケンカを止めてくれた!?」
「こいつ、いい奴じゃん(°▽°)」
「ギャラクトロン!」「「えっ!?」」
「ギャラクシードラゴンとサルバトロンが合体した時、新たな勇者が誕生する。その名はギャラクトロン! あなたの名前はギャラクトロンだからね~♪」
「あぁ~キャップ、素手で触っちゃダメですよ! 未知のものなんですから」
「うん」「ああ、ゴメンゴメン」
ギャラクトロンは名付け親であるナオミをスキャンしてこの世界の知識を分析する。
「何かくすぐったいんだけど」
「大丈夫か!?」「うん。ちょっとビックリしただけ。気のせいかもだけど、強い意思を感じた。この世界の平和を守るって」
「じゃあもしかしたら、ギャラクトロンとオーブが仲間になって怪獣と戦って町を守るとかっていうのもありうるって事!?」
「小船さん、あのロボット僕達で調べませんか?」
「そりゃいい考えだな! 俺んとこに来たからには覚悟しろよ!」
空から謎のロボット出現を聞きつけ、出動する渋川率いるVTL隊だが…。
「あ、叔父さん」「おい、お前達何やってんだ!? 降りろ! 降りろって!」
「解析結果のデータはVTL隊に提供しますから僕達に最後まで解析をやらせて貰えませんか!」
「渋川さん!」「はいっ」
「俺からもお願いします。この通りです!」
「いやいやいやいやいやいやいやっ あの、所長にそこまでされたら許可しない訳には…」
「ありごとうございます!」
「でもねでもねでもねっ、あの最大限の安全対策はさせてもらいますよ」
こうしてVTL隊の監視下の元、シンとコフネ制作所によるギャラクトロンの解析調査が行われた。
「ああぁ全て未知の物質か。物理法則を無視したパーツがあちこちにあるぞ。こんなスゲェもん、どっから来たんだ?」
「どっから来たって…おい、宇宙からじゃねえのか?」
「あっ解析結果を見ても大気圏を突入した形跡は一切ありません。とても宇宙から来たとはぁ…考え難いです」
「別次元の文明が作った物かもな」
「その可能性も否定はできねえな。ここをよぉく見てくれ」
「成分は分からねえが、これはゲル状のバネだぞ。こんなとんでもないモン、世界中探したって誰にも作れやしねえ」
「所長、この音なんですけど…」
「特殊なソナーを使って地球の様子を探ってるんじゃないのか?」
「きっとこの星の環境を調べてるんじゃないでしょうか! 何とかコミュニケーション取る方法を見つけ出さないといけませんねぇ♪」
「師匠、準備できたぜぇ!」
「おぉし! おいみんな、来てくれ!」
「「ほいほーい」」
「これを両サイドに置いてくれ」
「はい」「芝尾は向こうだ」
「分かりました」
「田丸はこっちだ」「はい」
「頼むぞ」「「はい!」」
「はあ(°▽°)」
「僕の名前は松戸シン…って言ってみたものの、言語学習機能は備わってるんでしょうか?
何処から来て、何を目的としてるんでしょうねぇ? これ程のロボットなら災害救助でも大c活躍できそうです。でも悔しいですが、今の僕の技術じゃあこれは作れませんね…」
「俺が初めて会ったのは、小学生ロボットコンテストの審査員をやった時だったかなぁ。あいつが1年生ン時、変テコなロボット作って参加してよぉ。もちろん入選なんかできなくてよ、悔しがって泣きじゃくりながら俺に質問してきやがってよ。で、1年後…入選したよ。
いつかきっと人の役に立つ究極のロボットを作るんだって、豪語してたっけな」
「おはようございまーす(―△―)ゞ」
「おおぉぉ、いいとこに来た。さぁさぁさぁさぁ♪」
「焼きそばパンですね。昨日の残りなんですか?」
「いやぁやぁやぁやぁ、焼きたてだよ」
「!!」「音が止まった!」「何ぃ!?」
「えっ!?」「活性化してます。ギャラクトロンが動いた!」
起動したギャラクトロンは突然SSP―7ごとナオミを取り込んだ。
「キャップがあの中に!Σ(°□°;)」
「何っ!? ナオミちゃぁぁぁん!!」
「ここ、何処!?」
無数のコードに巻き付けられ、拘束されたナオミは精神をギャラクトロンに乗っ取られてしまう。
「この世界の解析は完了した。各地で起きている紛争、差別、残虐さを理解した」
「キャップの声だ」
「この世界の為に争い全てを停止させる」
「何言ってんだよ! キャップ!」
「違う。奴に精神を支配されてるんだ!」
「別の世界でもそうされたように全ての争いを止め、即ちこの世界をリセットする。それが我が使命、我が正義」
「リセットって、まさか!?Σ(°□°;)」
「おいみんな、大丈夫か!?」「はい…」
「別次元の連中、こいつに手を焼いてこっちの世界に捨てたっ事か」
「次元を超えた不法投棄って事?」
「ああ」「本部本部、こちら渋川!」
市街地に現れたギャラクトロンはプログラムされた正義を実行する為、世界のリセット=破壊活動を進める。
つーか、アンタら写メ撮ってないで早く逃げなさいってw
「お前は答えを急ぎ過ぎなんだよ! ウルトラマンさん!」
『ウルトラマン!』
「ティガさん!」『ウルトラマンティガ!』
「光の力、お借りします!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ スペシウムゼぺリオン!』
オーブをスキャンしたギャラクトロンは自分と同じこの世界を守る者と理解し、オーブを見逃す。
「オーブゥゥ、キャップが中にいるんだぁ!」
だからと言ってこのままにはしておけない。オーブはギャラクトロンの内部を透視してナオミが取り込まれている腹部の赤いクリスタルを回収しようとするが、ギャラクトロンのビームに弾き飛ばされる。
これ以上の破壊行為を防ぐ為、オーブはギャラクトロンを市街地から離れた場所に移動させる。
「会社がァァ~」
「何でこんな事に…」
「スペリオン光線!」
オーブをスキャンした時に戦闘力も解析しているギャラクトロンにはスペリオン光線も効かない。
『ウルトラマンオーブ ハリケーンスラッシュ!』
「光を超えて、闇を斬る!」
「僕達は…なにか間違えたのでしょうか?」
「立つんだ…俺達は渋川さんに頼み込んで解析させてもらった責任がある! 何ができるか分からねえが、度が過ぎた正義を放っておけねえだろう!
さっ、行くぞ!」
「所長、今度は俺達が…」
「トライデントスラァァッシュ!」
スラッガーランスも弾き返され、成す術なく捕まってしまうオーブ。
ギャラクトロンの左腕に装備された剣がオーブの腹を貫く…!
「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローはこの人だ!」
『ウルトラセブン!』
「真紅のファイター、セブンさん。ウルトラマンゼロさんの親父さんなんだ。
そして、今日の怪獣は…」
『マガゼットン!』
「かつて俺が倒した光の魔王獣マガゼットン。こいつとの戦いで俺は大きな代償を払う事になったんだ…。
次回も観てくれよな!」
「地球の生態系をリセットしようとするギャラクトロン。こいつを止めるには俺があの力を使いこなすしかない。
闇と光を結びし最強の力…ナオミを助ける為に今はこれに賭ける。
次回ウルトラマンオーブ『ネバー・セイ・ネバー』」