「はいちょっとすいません。ちょっと開けて、ごめんね。はいご苦労」
「ご苦労さまです」「何か分かったか?」
「放置された人工衛星に何かが衝突して、その破片が落下したんでしょうね」
「また宇宙ゴミか…。今月に入って何件目だよ」
「最近レーダーに急増している謎の飛行物体と衝突したんではないかと」
「まるでUFOが次々と地球から飛び去っているみたいだな」
「実は落下物の中に少し気になる物がありまして」
「何? ・・・コーヒー豆!?」
「それが地球には存在しない植物なんです。それと、これなんですが…」
「カフェ★ブラックスター?」
「病みつきになるコーヒーで話題のカフェだって」
「聞いた事ないわねぇ。店の住所は…新宿区黒星町一丁目零番地…」
「コースターにはそう書かれてますが、その住所は地図上には存在しません」
「存在しない?」「そう。地図にないカフェ」
「でも行った人はいるんでしょう?」
「いるんですが、もう一度行きたいと思っても二度と辿り着けないんだそうです」
「店を出ると、何故か場所が思い出せない」
「しかし、コーヒーの味は忘れられない(˘▽˘)」
「中には虜になって帰って来なかった人も…」
「時空を越える店だという説もあります♪」
「なるほどぉ」「見つけられれば、スクープだよ。キャップ」
「よぉし、SAMETHING SEARCH PEOPLE 出動!」
「「了解!!」」
「ネット情報を繋ぎ合わせると大体この辺りの筈なんですが…」
「ああ…ねぇ、ここさっきも通ったよぉぉ💧 キャップ、他探そうよぉ」
「ん〜やっぱり黒星町なんてないわねぇ💧」
「大体地図にないのに、どうやって見つけるんだよ?」
「そうか!」「ン?」「ン?」
「僕達は見えるものを探そうとしていたからダメだったんですよ!」
「は?(°д°)」
「人間は光を利用して視覚から情報を得ていますが、人間の目には見えない光もたくさん存在します。このスペクトルバイザーはそれらを含めて可視化できるマシンなのです。ウフフン♪」
「んーねぇ、ホントに見えんのぉ?💧」
「どう?」「ありました!」
「ええっ?」「何処?」「ここです!」
「ねぇ、潰れてんじゃん💧」
「うん、間違いありません。黒星町一丁目零番地…カフェ★ブラックスターです」
「本当にここ? 客が少ないんだけど」
「あ、あのぉ…ここ、カフェ★ブラックスターですよね?」
「店の名前気にするなんて、珍しい客だね」
「お邪魔しまぁす…」
「アンタらも最後の船に乗るのかい?」
「最後の船?」「・・・ああ、アンタら」
「はい?」「いや人違いだ。気にしないでくださいよ」
「ブラックコーヒー1230円!?(°д°;)」
「高っかぁ(;°д°)」
「しかも一種類のみ!(;°д°)」
「でも今日取材だから、経費で落ちるよね?」
「えっ? いやいやいやいや💦」
「じゃあブラックコーヒー3つで。あの、俺はぁミルク多めで…」
「畏まりました」
「あのぉ…新宿区黒星町って、地図にありませんよね?」
「それは妙な話ですね。ここは黒星町じゃないんですか?」
「いえ、それはそうなんですけど…」
「二度と辿り着けないという噂がありまして、この現象に心当たりありませんか?」
「さあ…リピーターの客を捕まえるのは苦労すると言いますからねぇ。アンタらコーヒーを飲みに来たんだろう?」
「ああ、あの、ミルクは?」
「・・・・(¬_¬)」
「アァハハハ…何でもないでーす💧 そう来たかぁ…まぁ何しろ、いただきます」
「美味い…(*°ロ°*)」
「こんな美味しいコーヒー初めて(*°▽°*)」
「コク・苦味・酸味…どれを分析しても今までのデータにありません! 想像を超えた美味しさです(*°Д°*)」
「あの写真はここの常連さんですか?」
「ええ、まぁ」「あれ…馬場先輩!? ここに来てたんですか!?」
「ああ、彼は戦友です。昔は相当なワルだったが、今はすっかり人が変わりました」
「もしかして、店長もヤンチャしてたんですか?」
「ええ。昔は何度敗れても夢を忘れられなかったもんですよ。でも今じゃ美味しいコーヒーを一生懸命淹れるだけのカフェの親父です」
「あの…店長の夢、聞いてもいいですかか?」
「・・・・地球侵略」「「「・・・・・」」」
「ブラックジョークです」
「「あ…アッハハハ…ハハハ」」
「そうですよねぇ(´^▽^`)」
「でも…夢って簡単に諦められないから」
「諦められないものなんて、ないんじゃないですか」
「キャップ、あれ…(;°д°)σ」
「ン?」「あんなの、いたぁ?💧 何か可愛い~♪」
「赤いてるてる坊主?…店長、何か意味があるんですか?」
「まあ、御守りみたいなもんですよ。何やってるんです?」
「今、動いた気がしたんですよ。僕の分析機で生体反応を確認…」
「お客さん! 閉店のお時間です」
「いや、まだお客さんが…」
「すいませんね、店の決まりでして」
「でも、まだ聞きたい事が…」
「ありがとうございました」
「・・・・やっぱり来たか(―△―)=з」
「アンタの知り合いでしたか」
「ま、ちょっと訳ありでね。ハァ…店長、最近あいつを見かけなかったか?」
「あいつ? ああ…ジャグラーなら来てませんよ」
「まだやり合ってるんですか?」
「噂は聞いてるんだろう」
「アンタらは光と闇…永遠に分かり合う事なんてありませんよ」
「待ちな!・・・・・」「ケンカなら外でお願いしますよ。店ン中で正義だ悪だの程度の事は言いっこなしです」
「ご馳走さん」
「うるさい奴らが帰ったわね」
「時々人間が紛れ込むんで困ったもんですよ。船が出るってのにのんびりしてていいんですか?」
「最後に店長のコーヒーが、どうしても飲みたくてね」
「よかったら、どうぞ」
「ありがと。昔は賑やかだったのにね」
「沈み欠けた地球からみんな逃げ出したか…」
「このお店、どうするつもり?」
「今日で閉めます。あなたが最後の客なんです」
「だったら、あたしの船に乗ってかない?」
「ありがとう。しかし、私には相棒がいますから…こいつと一緒に何処か別の星を見つけますよ」
「余計なお世話だったわね…忘れてちょうだい。そう言えば昨夜ダダの乗った船が宇宙ゴミにぶつかっちゃってさぁ、衝撃で店長から貰った土産のコーヒー豆落としたらしいの(´^▽^`)」
「最後の一袋だったのに、惜しい事しましたね」
「ウッフ、店長も気をつけて行きなさいよ」
「ええ。今や宇宙もゴミだらけとはね…私達は地球を侵略しに来たってのに大人しくこの地から立ち去ろうとしたら、ゴミが邪魔をして簡単に出ていけないなんて…皮肉な話ですよね」
「次はもっとマシな星を探さなきゃ。男選びと同じね」
ピット星人、まさかの彼氏募集中!?w
「これで、地球ともお別れか。さっ、そろそろ行こう…ノーバ?…ノーバ!? ノーバ!」
突然、巨大化するノーバ。
「あいつ、何やってんだ!?💧 ノーバ、戻って来い! ノーバ…お前…そうか、分かったよ。お前は何も変わっていなかったんだな!」
巨大化したノーバは地球侵略を諦めかけていた店長の心に再び侵略者としてのプライドを取り戻させた。
「ああ! あれ、カフェにいた赤いてるてる坊主だ!」
「巨大化するなんて有り得ません!💦」
有り得るんだよ、円盤生物だから。
「あの店長、絶対何か知ってる筈! SAMETHING SEARCH PEOPLE、突撃ィィ!!」
「「了解!!」」
「店長!」「アンタら…」
「あの赤いてるてる坊主の事、教えて貰えませんか?」
「あいつだけは…夢を諦めちゃいなかったんですよ!」
「夢って、まさか…!?(°ロ°;)」
「私達の夢を叶えるチャンスはこれが最後…あいつ1人で戦わす訳にはいかんのですよ!! 待たせたなノーバ! 地球侵略の夢、今共に叶えようぞ!!」
「あぁ、てるてる坊主が!!Σ(°ロ°;)💦」
「いや違う、店長が!!Σ(°ロ°;)💦」
「てるてる坊主に吸い込まれたァァΣ(°ロ°;)💦」
「ハイ! 私がブラック司令です!」
「さあノーバよ、思いっきり暴れるがよい!」
「何故こんな事を…! タロウさん!」
『ウルトラマンタロウ!』
「メビウスさん!」『ウルトラマンメビウス!』
「熱いヤツ、頼みます!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ バーンマイト!』
「紅に燃えるぜ! Σ(ง°д°;)ว」
「待ってましたよ、オーブさん!」
ノーバの悪意のない徴発的な動きに油断するオーブ。
「ノーバ!!」
「あいつ、見かけに寄らず強いじゃん!💦」
「てるてる坊主なのにねぇ」
だから円盤生物だってばw
「シンプル・イズ・ザ・ベスト。最近の怪獣はゴチャゴチャしてていかん」
「ストビュゥゥムダイナマイトォォ!!」
必殺の自爆技もノーバの不可視能力で無効化してしまう。
「もうやめるんだ、店長!!」
「私はもう店長ではない!」
「店長、やめてぇぇ~!!(´°ロ°`;)💦」
「「店長ォォォ!!(´°ロ°`;)💦」」
「だーかーらぁ、店長と言うなぁ!!💧」
できれば戦いたくないオーブだが、店長=ブラック司令とノーバの地球侵略に賭ける思いと執念に圧倒されていく。
『覚醒せよ、オーブオリジン!』
「オーブカリバー! 銀河の光が我を呼ぶ!」
「やっと本気を出してきましたね」
『解き放て、オーブの力!』
「オーブスプリウムカリバァァー!!」
「ノーバ…!💦」
ノーバは空高く上昇して、打ち上げ花火の如く消滅した。
「お疲れさんです」
「いい夢を…見させて貰いました。大切な相棒を失った私には…もう何も残っていませんよ」
「そんな…アンタのコーヒーを美味しいって言った奴らがいるじゃないか」
自分のコーヒーを褒めてくれる人達がいる…それだけでも嬉しかった店長は、カフェ★ブラックスターの看板を残して姿を消した。
「このコーヒーじゃ…」「何か…」
「物足りないんだよなぁ…(´△`)」
「ワアァァオオォォ!! ハハァーイ…あれ? 何みんな、何だよぉぉお前もテンション低いなぁぁおい(´^▽^`)」
「ちょ、ちょっ…💦」「元気出せよ!」
「こぼれます💦」「元気出せよ!」
「こぼれます💦 あぁももも💦」
「ねえねえねえナオミちゃん、ちょっと調べて欲しい事があるんだけど」
「依頼なら、ちゃんと依頼料払ってください」
「そんな堅い事言うなよぉぉ。ナオミちゅわん♡」
「公私混同はよくないです」
「ヘイユー、ユー、ユー、住所調べるだけだよ」
「そんなの自分で調べてくださいよぉ💧」
「ジェッタ、ジェッタ♪ それがよぉ病みつきになる美味しいラーメン食べたんだけどぉ、店の場所がね…どぉぉしても、どぉぉぉしても分かんねぇんだよ」
「「「!!!」」」
「えーとね、店の名前は…ラーメン★ブラックスター。聞いた事ない?」
「「「ブラックスター!?Σ(°д°;)」」」
「えっ、何?何? えっ、あるのかよ。おい?おい? おいおいおいっガイ君ガイ君ガイ君、ラーメン★ブラックスターってさ、ねっねっ」
「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローは、この人だ!」
『ウルトラマンレオ!』
「獅子座L77星の戦士 ウルトラマンレオさん。宇宙拳法を使いこなし、数多くの悪を打ち倒してきたんだ。
そして、今日の怪獣は…」
『ゼットン!』
「宇宙恐竜ゼットン。かつてウルトラマンさんを苦しめた強敵だ。火球の温度はなんと一兆度もあるんだ。
次回も観てくれよな!」
「俺とジャグラーの運命…それを断ち切る邪悪な刃が研ぎ澄まされる。
俺に対する憎しみと膨れ上がった闇のエネルギーが奴の剣を、身体をより強固なものへと変えていく。
次回ウルトラマンオーブ『闇の刃』
銀河の光が我を呼ぶ!」
「ご苦労さまです」「何か分かったか?」
「放置された人工衛星に何かが衝突して、その破片が落下したんでしょうね」
「また宇宙ゴミか…。今月に入って何件目だよ」
「最近レーダーに急増している謎の飛行物体と衝突したんではないかと」
「まるでUFOが次々と地球から飛び去っているみたいだな」
「実は落下物の中に少し気になる物がありまして」
「何? ・・・コーヒー豆!?」
「それが地球には存在しない植物なんです。それと、これなんですが…」
「カフェ★ブラックスター?」
「病みつきになるコーヒーで話題のカフェだって」
「聞いた事ないわねぇ。店の住所は…新宿区黒星町一丁目零番地…」
「コースターにはそう書かれてますが、その住所は地図上には存在しません」
「存在しない?」「そう。地図にないカフェ」
「でも行った人はいるんでしょう?」
「いるんですが、もう一度行きたいと思っても二度と辿り着けないんだそうです」
「店を出ると、何故か場所が思い出せない」
「しかし、コーヒーの味は忘れられない(˘▽˘)」
「中には虜になって帰って来なかった人も…」
「時空を越える店だという説もあります♪」
「なるほどぉ」「見つけられれば、スクープだよ。キャップ」
「よぉし、SAMETHING SEARCH PEOPLE 出動!」
「「了解!!」」
「ネット情報を繋ぎ合わせると大体この辺りの筈なんですが…」
「ああ…ねぇ、ここさっきも通ったよぉぉ💧 キャップ、他探そうよぉ」
「ん〜やっぱり黒星町なんてないわねぇ💧」
「大体地図にないのに、どうやって見つけるんだよ?」
「そうか!」「ン?」「ン?」
「僕達は見えるものを探そうとしていたからダメだったんですよ!」
「は?(°д°)」
「人間は光を利用して視覚から情報を得ていますが、人間の目には見えない光もたくさん存在します。このスペクトルバイザーはそれらを含めて可視化できるマシンなのです。ウフフン♪」
「んーねぇ、ホントに見えんのぉ?💧」
「どう?」「ありました!」
「ええっ?」「何処?」「ここです!」
「ねぇ、潰れてんじゃん💧」
「うん、間違いありません。黒星町一丁目零番地…カフェ★ブラックスターです」
「本当にここ? 客が少ないんだけど」
「あ、あのぉ…ここ、カフェ★ブラックスターですよね?」
「店の名前気にするなんて、珍しい客だね」
「お邪魔しまぁす…」
「アンタらも最後の船に乗るのかい?」
「最後の船?」「・・・ああ、アンタら」
「はい?」「いや人違いだ。気にしないでくださいよ」
「ブラックコーヒー1230円!?(°д°;)」
「高っかぁ(;°д°)」
「しかも一種類のみ!(;°д°)」
「でも今日取材だから、経費で落ちるよね?」
「えっ? いやいやいやいや💦」
「じゃあブラックコーヒー3つで。あの、俺はぁミルク多めで…」
「畏まりました」
「あのぉ…新宿区黒星町って、地図にありませんよね?」
「それは妙な話ですね。ここは黒星町じゃないんですか?」
「いえ、それはそうなんですけど…」
「二度と辿り着けないという噂がありまして、この現象に心当たりありませんか?」
「さあ…リピーターの客を捕まえるのは苦労すると言いますからねぇ。アンタらコーヒーを飲みに来たんだろう?」
「ああ、あの、ミルクは?」
「・・・・(¬_¬)」
「アァハハハ…何でもないでーす💧 そう来たかぁ…まぁ何しろ、いただきます」
「美味い…(*°ロ°*)」
「こんな美味しいコーヒー初めて(*°▽°*)」
「コク・苦味・酸味…どれを分析しても今までのデータにありません! 想像を超えた美味しさです(*°Д°*)」
「あの写真はここの常連さんですか?」
「ええ、まぁ」「あれ…馬場先輩!? ここに来てたんですか!?」
「ああ、彼は戦友です。昔は相当なワルだったが、今はすっかり人が変わりました」
「もしかして、店長もヤンチャしてたんですか?」
「ええ。昔は何度敗れても夢を忘れられなかったもんですよ。でも今じゃ美味しいコーヒーを一生懸命淹れるだけのカフェの親父です」
「あの…店長の夢、聞いてもいいですかか?」
「・・・・地球侵略」「「「・・・・・」」」
「ブラックジョークです」
「「あ…アッハハハ…ハハハ」」
「そうですよねぇ(´^▽^`)」
「でも…夢って簡単に諦められないから」
「諦められないものなんて、ないんじゃないですか」
「キャップ、あれ…(;°д°)σ」
「ン?」「あんなの、いたぁ?💧 何か可愛い~♪」
「赤いてるてる坊主?…店長、何か意味があるんですか?」
「まあ、御守りみたいなもんですよ。何やってるんです?」
「今、動いた気がしたんですよ。僕の分析機で生体反応を確認…」
「お客さん! 閉店のお時間です」
「いや、まだお客さんが…」
「すいませんね、店の決まりでして」
「でも、まだ聞きたい事が…」
「ありがとうございました」
「・・・・やっぱり来たか(―△―)=з」
「アンタの知り合いでしたか」
「ま、ちょっと訳ありでね。ハァ…店長、最近あいつを見かけなかったか?」
「あいつ? ああ…ジャグラーなら来てませんよ」
「まだやり合ってるんですか?」
「噂は聞いてるんだろう」
「アンタらは光と闇…永遠に分かり合う事なんてありませんよ」
「待ちな!・・・・・」「ケンカなら外でお願いしますよ。店ン中で正義だ悪だの程度の事は言いっこなしです」
「ご馳走さん」
「うるさい奴らが帰ったわね」
「時々人間が紛れ込むんで困ったもんですよ。船が出るってのにのんびりしてていいんですか?」
「最後に店長のコーヒーが、どうしても飲みたくてね」
「よかったら、どうぞ」
「ありがと。昔は賑やかだったのにね」
「沈み欠けた地球からみんな逃げ出したか…」
「このお店、どうするつもり?」
「今日で閉めます。あなたが最後の客なんです」
「だったら、あたしの船に乗ってかない?」
「ありがとう。しかし、私には相棒がいますから…こいつと一緒に何処か別の星を見つけますよ」
「余計なお世話だったわね…忘れてちょうだい。そう言えば昨夜ダダの乗った船が宇宙ゴミにぶつかっちゃってさぁ、衝撃で店長から貰った土産のコーヒー豆落としたらしいの(´^▽^`)」
「最後の一袋だったのに、惜しい事しましたね」
「ウッフ、店長も気をつけて行きなさいよ」
「ええ。今や宇宙もゴミだらけとはね…私達は地球を侵略しに来たってのに大人しくこの地から立ち去ろうとしたら、ゴミが邪魔をして簡単に出ていけないなんて…皮肉な話ですよね」
「次はもっとマシな星を探さなきゃ。男選びと同じね」
ピット星人、まさかの彼氏募集中!?w
「これで、地球ともお別れか。さっ、そろそろ行こう…ノーバ?…ノーバ!? ノーバ!」
突然、巨大化するノーバ。
「あいつ、何やってんだ!?💧 ノーバ、戻って来い! ノーバ…お前…そうか、分かったよ。お前は何も変わっていなかったんだな!」
巨大化したノーバは地球侵略を諦めかけていた店長の心に再び侵略者としてのプライドを取り戻させた。
「ああ! あれ、カフェにいた赤いてるてる坊主だ!」
「巨大化するなんて有り得ません!💦」
有り得るんだよ、円盤生物だから。
「あの店長、絶対何か知ってる筈! SAMETHING SEARCH PEOPLE、突撃ィィ!!」
「「了解!!」」
「店長!」「アンタら…」
「あの赤いてるてる坊主の事、教えて貰えませんか?」
「あいつだけは…夢を諦めちゃいなかったんですよ!」
「夢って、まさか…!?(°ロ°;)」
「私達の夢を叶えるチャンスはこれが最後…あいつ1人で戦わす訳にはいかんのですよ!! 待たせたなノーバ! 地球侵略の夢、今共に叶えようぞ!!」
「あぁ、てるてる坊主が!!Σ(°ロ°;)💦」
「いや違う、店長が!!Σ(°ロ°;)💦」
「てるてる坊主に吸い込まれたァァΣ(°ロ°;)💦」
「ハイ! 私がブラック司令です!」
「さあノーバよ、思いっきり暴れるがよい!」
「何故こんな事を…! タロウさん!」
『ウルトラマンタロウ!』
「メビウスさん!」『ウルトラマンメビウス!』
「熱いヤツ、頼みます!」
『フュージョンアップ! ウルトラマンオーブ バーンマイト!』
「紅に燃えるぜ! Σ(ง°д°;)ว」
「待ってましたよ、オーブさん!」
ノーバの悪意のない徴発的な動きに油断するオーブ。
「ノーバ!!」
「あいつ、見かけに寄らず強いじゃん!💦」
「てるてる坊主なのにねぇ」
だから円盤生物だってばw
「シンプル・イズ・ザ・ベスト。最近の怪獣はゴチャゴチャしてていかん」
「ストビュゥゥムダイナマイトォォ!!」
必殺の自爆技もノーバの不可視能力で無効化してしまう。
「もうやめるんだ、店長!!」
「私はもう店長ではない!」
「店長、やめてぇぇ~!!(´°ロ°`;)💦」
「「店長ォォォ!!(´°ロ°`;)💦」」
「だーかーらぁ、店長と言うなぁ!!💧」
できれば戦いたくないオーブだが、店長=ブラック司令とノーバの地球侵略に賭ける思いと執念に圧倒されていく。
『覚醒せよ、オーブオリジン!』
「オーブカリバー! 銀河の光が我を呼ぶ!」
「やっと本気を出してきましたね」
『解き放て、オーブの力!』
「オーブスプリウムカリバァァー!!」
「ノーバ…!💦」
ノーバは空高く上昇して、打ち上げ花火の如く消滅した。
「お疲れさんです」
「いい夢を…見させて貰いました。大切な相棒を失った私には…もう何も残っていませんよ」
「そんな…アンタのコーヒーを美味しいって言った奴らがいるじゃないか」
自分のコーヒーを褒めてくれる人達がいる…それだけでも嬉しかった店長は、カフェ★ブラックスターの看板を残して姿を消した。
「このコーヒーじゃ…」「何か…」
「物足りないんだよなぁ…(´△`)」
「ワアァァオオォォ!! ハハァーイ…あれ? 何みんな、何だよぉぉお前もテンション低いなぁぁおい(´^▽^`)」
「ちょ、ちょっ…💦」「元気出せよ!」
「こぼれます💦」「元気出せよ!」
「こぼれます💦 あぁももも💦」
「ねえねえねえナオミちゃん、ちょっと調べて欲しい事があるんだけど」
「依頼なら、ちゃんと依頼料払ってください」
「そんな堅い事言うなよぉぉ。ナオミちゅわん♡」
「公私混同はよくないです」
「ヘイユー、ユー、ユー、住所調べるだけだよ」
「そんなの自分で調べてくださいよぉ💧」
「ジェッタ、ジェッタ♪ それがよぉ病みつきになる美味しいラーメン食べたんだけどぉ、店の場所がね…どぉぉしても、どぉぉぉしても分かんねぇんだよ」
「「「!!!」」」
「えーとね、店の名前は…ラーメン★ブラックスター。聞いた事ない?」
「「「ブラックスター!?Σ(°д°;)」」」
「えっ、何?何? えっ、あるのかよ。おい?おい? おいおいおいっガイ君ガイ君ガイ君、ラーメン★ブラックスターってさ、ねっねっ」
「ウルトラヒーロー大研究! 今日のヒーローは、この人だ!」
『ウルトラマンレオ!』
「獅子座L77星の戦士 ウルトラマンレオさん。宇宙拳法を使いこなし、数多くの悪を打ち倒してきたんだ。
そして、今日の怪獣は…」
『ゼットン!』
「宇宙恐竜ゼットン。かつてウルトラマンさんを苦しめた強敵だ。火球の温度はなんと一兆度もあるんだ。
次回も観てくれよな!」
「俺とジャグラーの運命…それを断ち切る邪悪な刃が研ぎ澄まされる。
俺に対する憎しみと膨れ上がった闇のエネルギーが奴の剣を、身体をより強固なものへと変えていく。
次回ウルトラマンオーブ『闇の刃』
銀河の光が我を呼ぶ!」